僕が小学生の頃には、毎週日曜日にテレビで「ミッチと歌おう」という番組があり、アメリカの「ミッチ・ミラー合唱団」(アメリカ映画の「史上最大の作戦」のテーマ曲などで有名な男声合唱団)をよく聞いていた。長く続いたが、その番組が終了してからは、毎週合唱が聞けるテレビ番組はなくなったように思う。合唱が聞けるとすれば、時々演奏されるベートーベンの「第九」やオペラの中の合唱、そして年に一度の「NHK全国学校音楽コンクール」ぐらいだった。しかし今、BSで二つの番組で毎週合唱が聞ける。一つは、BS日テレの「BS日本・こころの歌」で、もう一つはBS-TBSの「日本名曲アルバム」だ。前者は「FORESTA」というプロの混声コーラスグループが演奏し、後者は、主に音楽系の大学で声楽を学んでいる学生が結成した合唱団や若いOG、OBの合唱団が演奏している。両者共、それこそ北原白秋作詞、中山晋平作曲のような古い歌から現代の歌まで幅広く聞かせてくれる(この前の放送では「FORESTA」は日本の民謡を演奏していた)。だから年配の方には人気のある番組ではないかと思う。両者共声楽の基礎がしっかりしているので、楽しめる番組だ。