昨夜 、「SONGS~辻井伸行」を見た。彼の生い立ちや成長の過程の映像を織り込みながら、スタジオ・ライブを見せてくれた。そして、番組の後半にEXILEのボーカリストのATSUSHIをスペシャル・ゲストに招いて、辻井のピアノを伴奏にATSUSIが歌う「それでも、生きてゆく」を聞かせてくれた。東日本大震災の被災地に思いをはせて辻井が作曲した曲に、ATSUSHIが作詞したということだ。曲も詩も、またピアノも歌も良かった。辻井伸行といえば、僕はN響と協演した、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の演奏を聞いたことが思い出される。この協奏曲は難曲らしい。辻井の実力は知ってはいたが、そうは言っても盲目のピアニストが、果たしてミス無く弾けるのか、演奏を聞く前は正直心配だった。しかしそれはあくまで杞憂に過ぎなかった。彼はみごとにこの曲を弾きこなした。彼はインタビューに、「この曲は、僕は得意なんです。」と答えたそうだ。僕は、以前母との会話で、ついつい「生き神様という言葉があるが、辻井伸行のような人間のことを言うんだろうなあ。」と言ったことがある。