先日、プラハ交響楽団のコンサートに行ってきた。お目当ては、千住真理子がストラディバリウスを弾く、メンデレスゾーンの「バイオリン協奏曲」だった。ストラディバリウスはよく鳴っていた。普通のバイオリンより一回り大きいのではないかと錯覚するほどだった。弦の振動が楽器本体と良く共鳴しているのであろう。音に幅があり、低音などは時として荒々しく響いてきた。また千住真理子の演奏は期待通りのものだった。僕はついつい「ブラボー」と声をかけてしまった。プラハ交響楽団はミスのない堅実な演奏を聞かせてくれた。またこんなハプニングもあった.コンサート終了後、ホールの裏で、バスに乗り込もうとする若き首席トランペット奏者とばったり出くわしたのだ。彼の演奏が素晴らしかったので、僕はトランペットを吹く格好をして、彼に握手を求めた。彼は快く応じてくれた。その時また僕は、「ブラボー」と声をかけてしまった。