僕の妻は、結婚する前から太極拳のインストラクターをしていたので、中国武術に関心があったようだ。結婚して二人である映画を見に行った時、「少林寺」の予告映像が始まった。ブルース・リーやジャッキー・チェンでお馴染の香港のカンフー映画ではなく、中国本土の本格的な武術映画のようであった。封切られてすぐ二人で見に行った。主演は、中国本土の武術大会で5回連続総合優勝を成し遂げたジェット・リー(当時はまだリー・リンチェイと名乗っていた)で、他のキャストも名だたる本物の武術家をそろえていた。皆初めての映画出演なわけだ。「少林寺」はちゃんとストーリーもあり、武術家達は演技をしながら、武術も披露してくれる。この映画によって中国本土の武術が初めてそのベールを脱いだと表現してもよいのではないかと思う。