「チュニジアの夜(A Night in Tunisia)」は、チャーリー・パーカーらとともに、「ビ・バップ」の立役者であったトランペット奏者のディジー・ガレスピーが、1942年に、ピアニストのフランク・パパレリとの共作で作曲した楽曲である。「ビ・バップ」とは、1940年代初期に成立したとされる。マンネリ化したスウィング・ジャズに飽きた、あるいは本来即興演奏が好きなジャズメンたちが、ライヴハウスや演奏主体の飲食店の閉店後に、ジャム・セッションをしていてそこから発展して生まれたとされる。「ビ・バップ」の時代には和声が極限まで拡張されることとなった。具体的には、原曲のコード進行をさまざまな代理和音を用いてリハーモナイズしたり、頻繁な内部転調を行う、あるいはテンションノートが積極的にもちいられるなどである。また、コード進行がフレーズから聞き取れるようなフレーズづくりも「ビ・バップ」の特徴である(ウィキペディア)。「ビ・バップ」の説明ばかりが長くなってしまったが、ガレスピーの「チュニジアの夜」のアドリブ・ソロを聞く時などは、こちらは、「ビ・バップ」の真髄をなんとか理解しようとして聞くのである。