かつてアメリカの第17回モンタレー・ジャズ・フェスティバルに、日本のビッグ・バンドである「宮間利之とニューハード」が出演し、圧倒的成功を収めたことがある。その時に演奏されたナンバーに「ドナ・リー」が入っていた。「ドナ・リー」は、チャーリー・パーカーの自作の曲だが、前田憲男がビッグ・バンド用にアレンジした。この譜面は、日本の多くのビッグ・バンドが、一度は演奏したことがあるのではないかと思う。最初にテーマを演奏し、次にトロンボーンとトランペットが1コーラスずつアドリブ・ソロを行う。それが終わると次に、チャーリー・パーカーのアドリブ・ソロのフレーズをそのままサックス・ソリにアレンジしたものを演奏する。そして最後にディキシー・ランド風にもう一度テーマを演奏して、曲が終わる。この様に前田のアレンジは、おもしろくこったものだ。チャリー・パーカーの「ドナ・リー」は、You Tubeでも色んな演奏が楽しめるが、もちろんアドリブ・ソロは、その時々で違った演奏になっている。