ジャズを演奏する楽器奏者であっても、ジャズ・ヴォーカルは聞かなければいけないと、よく先輩から言われたものだ。「歌心」を身に付けるためには、ジャズ・ボーカルを聞く必要があるということだ。確かにジャズ・ヴォーカルのビブラートは、独特なものがある。僕が持っている「サラボーン/ミスティ  コレクション」は、サラ・ヴォーンが、マーキュリー・レコードに残した数多くの傑作アルバムの中からポピュラー曲、代表曲を12曲ほどピックアップして作られたものだ。「LULLABY OF BIRDLAND」、、「TEA FOR TWO」、「MY FUNNY VALENTINE」、「A LOVER’S CONCERTO」、ビートルズの「YESTERDAY」、「MISTY」、「STARDUST」などの曲が入っている。サラヴォーンの声は、少しハスキーであるが大変深みがある。また、低い声から、高い声までの音域が大変広い、どんなジャンルの曲であっても、豪快に歌い飛ばす並はずれた歌唱力の持ち主である。