「ゲゲゲの女房」があまりにも高視聴率を取ったので、「てっぱん」はその反動で苦戦するのではないかと、心配していたが、健闘しているのではないだろうか?主役の女の子はかわいいし、ストーリーもおもしろい。しかし「お婆ちゃん」役の富士純子(ふじすみこ)の存在は、大きいと思う。富士純子は元々映画の東映の看板女優で、当時の芸名は藤純子(ふじじゅんこ)だったが、NHKの大河ドラマ「源義経」(1966年)で歌舞伎俳優の四代目尾上菊之助(現・人間国宝七代目尾上菊五郎)と静御前役で共演した。それが縁となり菊之助と結婚した。夫婦の二人のお子さんは、女優の寺島しのぶと歌舞伎俳優の五代目尾上菊之助だ。本来なら、富士純子は立場上、仕事を選んで、おしとやかな御婦人の役でも 演じているところだと思うのだが、彼女の「女優魂」が、それを許さないのだろう。 余談になるが、この「ドラマ」で広島の人は、当然喜んでいると思う。郷土の宣伝になることは、勿論だが、「広島弁」が「全国区」になったことで、東京や大阪などの大都会で、たとえ自分達が喋っている「広島弁」が周りの人に気付かれたとしても、説明しなくても、自分達がどこの出身かが分かってもらえる。