僕もビッグ・バンドの一員としてそのステージで演奏したことがあるのだが、今から30年位前、僕の地域では夏になると、毎年一回「オールナイト・ジャズ・フェスティバル」をやっていた。高原の広い平地に特設ステージを造って、土曜日の夕方から次の日の夜明け前まで、ぶっとおしで、プロのジャズ・プレイヤーの演奏が聞けた。一つのグループがだいたい一時間位演奏する。観客は、御座を敷いて座ったり、寝転んだりし、好きな物を摘まんで、ビールを飲んだりして、一晩中ジャズに浸った。何年も続いたので、渡辺貞夫(As)、渡辺香津美Gt)、日野皓正(Tp)、山下洋輔(P)、ジョージ川口(Ds)、原信夫とシャープス&フラッツなどの、ほとんどの当時の主だったジャズメンの演奏が聞けた。海外からも招待していたので、カーティス・フラー(Tb)、ボビー・ハッチャーソン(Vib)、スコット・ハミルトン(Ts)、ローランド・ハナ(P)などの演奏が聞けた。日本のフュージョン・グループの「カシオペア」の時などは、こちらも乗りまくって、ステージの横で踊ったりした。懐かしい思い出だ。