リムスキー・コルサコフの交響組曲「シェエラザード」から第三楽章、ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」、チャイコフスキーの交響曲やバレー曲など、ボロディンの歌劇「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊りと合唱」などの中の「バラード」を聞いていると、ロシアの作曲家が醸し出すメロディーは、大変美しいと思う。「ダッタン人の踊りと合唱」の女性の踊りのバックに流れるメロディーなどは、聞いていると、体がとろけそうになるくらいだ。ロシアは、広大な国で、古来より多くの民族と接し、他の民族の音楽とロシアの音楽が結びつき、それが、ロシアの作曲家のDNAに刻まれているのであろうか?確かにエキゾティックな雰囲気のものも多い。またロシアは、西ヨーロッパと比べると音楽の発展が遅れたらしい。形式も重視する西ヨーロッパと異なり、ロシアの作曲家は、素直にメロディーを歌い上げたのかもしれない。