出だしのオーボエのソロは、北欧の空気を感じさせる。このシンフォニーの透き通った響きに触れていると、まるでその地で呼吸をしている様な気持ちになってくる。第一楽章は穏やかで明るい世界が表現されているが、第二楽章で暗い陰鬱な世界に迷い込んでしまう。しかしそこには、わずかに希望の光がさしている。そして第三楽章から第四楽章に進むにつれて、まぶしい雄大な海と、大空と大地の世界が広がってくる。この様にこの作品は、詩情にあふれ、随所に出てくるオーケストラの最強音は、北欧の自然の厳しさや美しさを聞く者に教えてくれる。