ベートベンの「英雄」の思い出シュターツカペレ・ドレスデンを聞きに行った時、最後の曲、ベートーベン作曲交響曲第三番「英雄」の第二楽章が、悲しくおごそかに始まった。僕は聞き入っていて、ふと我に帰って周りを見ると、しんと静まりかえっていた。オーケストラと観客が一つになった瞬間だ。