先日偶然見つけた小原ブラス氏の『6歳で日本へ移住、初めて乗った日本の飛行機でCAはニコニコ…「これが資本主義か!」少年が感じたロシアとの“サービスの差”』(文春オンライン)の記事を読みました。

記事の中で『子どもながらに感じた、日本とロシアの“差”』に、始終笑顔のキャビンアテンダントと機内サービスに触れていて

ロシアでは笑顔は心を開いた人にしか見せるべきではないという考え方がある。いくらサービス業といえど、初対面の人に笑顔を見せることはむしろ失礼。何がおかしいんだ、と思われる。笑うのは本当に面白いときだけ、という文化だ

とあり、とっさにかつての英語クラスのクラスメート(ポーランド人)が同じような事を言っていたことを思い出しました。

その人は子供が3人いるんですが、アイルランドで生まれ育ったためなのか笑顔多めなんだとか。それがどうも不思議だったらしいです。汗

他のポーランド人の親御さんたちも似たりよったりで、はじめの頃は皆怖かったです。あぁ、ポーランド人の店員さんたちも一様にして笑顔少なめで怖い。泣き笑い

もちろん今は慣れましたけどね。それにポーランド人以外の店員さん達でも営業スマイルがない人が多いです。

 

さて、パートナーとポールと出会った時、話しかけてきたのはむこうからなんですが、最初から笑顔だったのでポーランド人だと知ったときは失礼なくらい驚きました。で、驚いたついでに「え?本当にポーランド人なの?だって笑顔だし・・・」と言ってしまった。不安

アイルランドに移住した当初は、やはり他人には笑顔は見せなかったそうですが、何かしらがあって、笑顔を見せるように練習したんだとか。

どんな練習かというと、棒状のものを咥えて口角を上げる練習をしたそうです。あんぐり

 

営業スマイル、スマイル0円なんてのは日本ぐらいなのかなぁ。

私が所属する浄土真宗では『和顔愛語』というのがありまして、「和顔」はやわらかな顔、「愛語」はやさしい言葉。 文字通り、笑顔で愛情のこもった言葉で話すことというのがあります。これは元々『無財の七施』の「和顔施」からだと思います。「笑う門には福来る」という言葉もありますしね。

日本開国後の訪日外国人の記録にも「日本人はよく笑う」と記したものが多くあるので、日本人は昔から笑顔多めの民族だったようですよね。

だからこそ“笑わない人”と接するのが怖かったです。アイルランドに来た当初は。ネガティブ

 

歴史、文化、宗教その他諸々の背景を知るとさもありなん。

仏頂面で塩対応な店員に当たったときは「まぁ、そんなもんだ」と達観しております。凝視

 

 

 


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