5月20日(土)午前10時30分、コーク市のノース・カセードラルでFirst Holy Communion(聖体拝領)が執り行われました。
午前10時5分くらいには教会に着き、中に入ると既に息子の担任の先生とクラスメート数名がいて、下のリーフレットをもらいました。
式次第、式中の司祭の言葉や、子供たちがいう言葉、使徒の手紙・・・まぁ、台本です。
息子は指定された席に座り、私と夫はそこから3列ほど後ろの席に座りました。
学校側から式開始の15分前までに教会に集合と言われていましたが、開始時間のギリギリに到着する子供たちもいて、「あぁ、アイルランドだな。」と思いました。
さて、時間になり、まず讃美歌からスタート。司祭の挨拶、聖体拝領の意味等を述べられ、祈りの言葉、使徒の手紙の朗読、子供たちによる詩編の朗読、聖餐式の祈りと続き、聖餐(聖体拝領)と厳かに進められていきました。
何度も書きましたが、異教徒の私にはキリスト教の儀式はすべて新鮮に感じます。
この式に参加する子供、特に女の子は皆純白のドレスを着て、頭にはティアラをのせてたり、ベールをつけていたりと、いわば「花嫁」さんです。
※Google Imagesより拝借
男子は学校のクレストが入ったブレザーを着て、さしずめ「花婿」さんです。(学校側の指定がない場合はスーツを着るようです。)
そしてそんな我が子の晴れの日を見守る親、兄弟姉妹、ゴッドファーザーやゴッドマザー、じいちゃん、ばあちゃん、親戚のおじさん、おばさんが一同に会します。
私は仏教徒(僧侶)ですので、聖体(パン)はもらいにいきませんが、ミサの途中途中に跪いたり、起立したり、隣や前後の参列者と握手したりしました。
そんな感じで約1時間の式が済み、参加者個々の記念撮影大会が始まりました。
もちろん、うちも写真撮りましたよ。熊本の祖父ちゃん、祖母ちゃん、従兄妹家族に写真をおくらなぁいかんので!
ほんとはもっとにこやかにできたら良かったんですが、タイミング外してむっつりしてます、私。
体の向きも微妙に斜めってるし・・・
でも私らだけでここを占領するわけにもいかないので、ちゃっちゃと写真撮って、息子の晴れ姿を見にキンセールから駆けつけてくれた友人夫妻に挨拶して、昼食会会場のパブに移動。
昼食会は余裕を見て午後1時から始めることにしていました。
ただ、集合時間近くになって横殴りの雨。
車で来る人はすぐそばのショッピングセンターの駐車場に停められるとはいえ、パブまでの移動中にずぶ濡れは必至。
それでも私サイドは比較的早く集まってくれたんですが、主人の妹夫婦はなんと1時間を有に越えて参上。
午後2時を回りやっと昼食会へ突入。
なお、一番の“ツワモノ”は一番下の義弟で、昼食会に参加するともしないとも返事をしなかったのに、いつの間にかその場にいました。彼の長男と一緒に・・・
さて、日本であれば席に着いたところで挨拶なり、お礼の一言でも述べて食事会開始となりますが、ここはアイルランド。
主人は挨拶どころか、各自で食べたいものを選びにいってくれ、飲み物は俺が頼むからと説明して、ゆる~い“おもてなし”になりました。お開きにしても締めの挨拶もなく、それぞれが三々五々に帰るといった感じ・・・。
アイリッシュにとっては当たり前のようですが、日本人から見たら「ホストとしてありえんだろう」です。
ホテルですればもう少しきっちりしたものになったと思いますが、主人も主人の親族・友人たちの重要項目は『飲み』の方ですので・・・
まぁ、何のかんのいっても何事もなく、無事に子供の聖体拝領が済み安心しました。
親族や友人へのお披露目をして、祝ってもらえましたし、緩すぎる食事会でしたけど、楽しいお喋りもできたから良かったと思います。
あ、着物も好評でした。
クラスメートのお母さん、通学時に私と息子を見かけるというお年を召したご婦人、夫の兄弟姉妹たち、他いろんな方から着物姿を褒めてもらいました。
角だし結びを潰さないように、ずーっと姿勢よく座っているのはしんどかったですけどね。
はぁ~ 燃え尽きました。