先週水曜日(2月8日)の虎ノ門ニュースで、【「慰安婦の碑文は事実に基づく」とサンフランシスコ市が返信】が取り上げられたんですが、そこでケント・ギルバートさんが「(歴史学者は)全員が歴史修正主義者じゃないとダメだと思う。もっと確かな情報が出てきた時に、それに切り替えられないとダメ。宗教じゃないんだから、歴史というものは!」と憤りながら仰っておられまして、「その通り!そーだそーだ うんうん」と洗い物しながら叫んでしまいました。
 
間違ってたと気づいたら訂正するのは当たり前ですよね。
これまでも間違った情報をもとに、間違った答えを導いてきたものは少なくありませんし、修正されたものも多いのです。
一つ例を挙げますと、西洋では長い歴史の中で「いつ天使創造(地球の誕生)されたのか?」が研究されていたんですが、例えば8世紀のイギリスのキリスト教聖職者ベーダ・ヴェネラビリスはBC3952だといい、17世紀のアイルランド、アーマーの司教ジェームズ・アッシャーはBC4004だといい、ユダヤ教の聖職者はBC3761だといい、カトリック教会(たぶんバチカン)はBC5199と言っていたそうです。
“情報源”であり、彼らにとって旧約聖書は疑ってはならない“真実”ですので、彼らはそれに基づいて答えを導いてきたわけです。まぁ、致し方ありませんよね。苦笑い
で、現在地球の誕生は約46億年前だと周知の事実で、それに対して「修正主義者!」などという人はいません。
 
余談ですが、17世紀のイタリア人哲学者で思想家のLucilio Vaniniはチャールズ・ダーウィンに先駆けて「人はサルから進化した」と唱えた人で、その後どうなったかというと・・・
舌を切り取られて、火あぶりの刑に処せられました。ひぇ~
 
 
さて、歴史学者や考古学者が否が応でも新説に切り替えざるを得ない時代がやってきました。
炭素年代測定やDNA鑑定などの科学的な新技術の登場です。
なお、炭素年代測定が発見、開発され、それによってそれまでの定説が覆され、ショックからか自ら命をたった学者もいたようです。
この炭素年代測定により、縄文式土器は現存する世界最古の土器だとわかり、DNA鑑定により朱塗りの漆工芸に使われた漆は日本産で、大陸との交易が始まる前から日本では漆工芸があったとわかりました。
現在どのように歴史の授業がすすめられているかわかりませんが、私は小・中・高の歴史の授業で「日本の文化は、ほとんど大陸から伝えられた」と習った記憶があります。
ということは、私は“嘘の歴史”を習い、一生懸命覚えたわけです。ショボーン
 
さて、ご存知の通り私は南京大虐殺を否定してますし、慰安婦は性奴隷ではなかったし、強制連行はなかった(あり得ない)と、ブログで何度も書いています。
南京事件、慰安婦を性奴隷と信じて疑わない人からみれば「歴史修正主義者」認定間違いないでしょうし、彼らのいう歴史修正主義者とは“ホロコーストを否定するようなとんでもない奴”扱いなのだろうと思っています。
ただ、私が言いたいのは、それまで肯定されていたことでも、間違いだとわかった時点で訂正していきましょう、という事です。+いろんな側面から物事を見て、検証して、客観的に評価をしていきましょう、という事です。
 
こんなことが言える時代になったのもネットのお陰ですね。にっこり
 
歴史修正主義者とか、右翼とかレッテル貼られるとたじろぎますし、いい気はしません。
でもね、事実(一時資料やデータ、科学的な検証)をもとに導かれた答えが最終的に支持される時がくると信じています。
本来の言葉の意味も知らずに、自分の都合でレッテルはりをしてる輩にビビる必要はありません。
こちらも間違いを指摘して、何度でも、何度でも真実を訴えてまいりましょう。きらーん
 
 
 

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