火曜日、やっとBBCへの苦情の手紙を投函して「さぁて、何かブログネタになりそうなニュースないかなぁ」とネットサーフィンしていたら、アパホテルがチャイナ外務省に非難されて云々のニュースを見つけました。
≪アパホテルを中国外務省が批判 客室の書籍「南京大虐殺」を否定≫
【北京=西見由章】日本のビジネスホテルチェーン大手のアパグループが運営するアパホテルの客室に、「南京大虐殺」や「慰安婦の強制連行」を否定した書籍が備えられていることに対し、中国外務省の華春瑩報道官は17日、「日本国内の一部勢力は歴史を正視しようとしない。正しい歴史観を国民に教育し、実際の行動でアジアの隣国の信頼を得るよう促す」と述べた。中国外務省が日本の民間の言論にまで批判の矛先を向けるのは異例だ。
華氏は「強制連行された慰安婦と南京大虐殺は、国際社会が認める歴史的事実であり、確実な証拠が多くある」と主張した。
この問題はアパホテルに宿泊した中国人と米国人の男女が12日、中国版ツイッター・微博で書籍について指摘し、中国国内のネット上で非難の声が上がっていた。中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は、日本で営業している中国の旅行社がアパホテルの取り扱いを中止したと報じた。
産経新聞: http://www.sankei.com/politics/news/170118/plt1701180004-n1.html
これに対するアパホテルの対応はこちらをご覧ください。
アパホテル、強気です。本気です。真剣です。
「やだ、素敵 これからホテル泊まるならアパホテルだわ」とすぐさま思いました。
アパグループが懸賞論文を主催していたことは知ってたんですが、書籍も出してたんですねぇ。
で、ホームページ見たら、人材育成を目的とした勝兵塾なるものも設立されていてビックリ。
「真相深入り!虎ノ門ニュース」で上念司さんが「商売に政治信条を持ち込むのはどうかと思いますけどね。杉田水脈さんのような人が増えるように人材育成をされた方が良いんじゃないかと・・・」とコメントしてましたが、既に塾を作っていたという・・・
※ちなみに上念さんは、今回問題になった書籍内容に関して賛成の立場です。
上念さんのコメントも一理あるんですが、アパの元谷代表はやれることをやってる、その内の一つが表にでてきたということなんでしょう。
ただ今回の一件でやっと“日の目”を見たということは、ちょっと宣伝力不足だったということでしょうか・・・。
で、チャイナの外務省。
日本の一企業の行為に批判て・・・。
よそのブロガーさんが「こういうのを“ケツの穴が小さい”って言うんだ」と。
確かに!と思う反面、たとえ外国の一企業相手でも国が批判してくれるって「いいな」とも思いました。
というのも、忘れもしない2011年5月。アイルランドの国営テレビで『ジョン・ラーべ 南京のシンドラー』というドイツ制作のドキュメンタリーに英語ナレーションや字幕をつけて放送されたんです。
そこでジョン・ラーベは南京攻略戦の際、中国人20万人を救った正義の人で、日本兵がいかに残酷だったかをフランク・キャプラの「ザ・バトル・オブ・チャイナ」のシーンや犠牲者の写真、生存者と言われる人たちのインタビュー、元日本兵だという爺さん3人の証言を織り交ぜて構成されていました。
いやぁ、ひどいもんでしたよ。
速攻で在愛日本大使館にメールしました。テレビ局に抗議してもらえないかと。でも返ってきた答えは「大使館内でその番組を見た者がおらず、判断が難しい。また南京事件での犠牲者数については諸説あるが、(市民の)犠牲者が0というのもあり得ないだろうというのが日本の見解です。」とやんわり断られたことがあるんです。
結局下手くそな英語を駆使して、テレビ局に抗議メールしました。で、テレビ局から「今後は慎重に検討して放送するようにします」と返事があり、その後その手の番組は今のところ流れていないと思います。
今回の件で「ほらね、チャイナは躍起になって批判してくれるけど、日本の外務省や大使館はなーんもしてくれんのよ」と思った次第です。
日本政府、外務省。こういう姿勢をちょっとでいいから見習ってほしいわ。
ホテル客室に設置された「話題の本」買おうかしら。英訳付きらしいですね。
日本語で反論できても、英語ではまだまだなので。
そして里帰り帰国して、戻りの飛行機を利用する時は必ず博多に一泊するので、時期や価格、混み具合もありますが、なるべくアパホテルを利用しようと思っています。
「泊まるならアパホテル!」ですよ、皆さま
ネット情報ではアパホテルで売られているカレーも美味しいそうですよ。