我が家というか、多くのアイリッシュのご家庭は日曜日のお昼にディナーを食べます。
これがSunday Dinnerといわれるものです。
コークに住み始めたころのある日曜日。主人から「あれ?ディナーは?まだできてないの?」と。
時間は午後1時頃だったでしょうか。
そこで私は「え?ディナーはいつも6時くらいでしょ。だからまだ作ってないよ。」と答えました。
そしてサンデーディナーはお昼ごろに食べるんだと主人から教えてもらいました。
そう、ディナー=夕飯とか晩餐と思い込んでいたんですが、一日のなかで主要な食事、大きな食事がDinnerなんですよね。
主要な食事が夕方の場合、お昼の食事がランチになり、主要な食事がお昼の場合、夕方の食事はサパーになるとコークに住んでやっと理解しました。
さて、軽い夕食のことを一般的に「サパー」といいますが、別の呼び方もあり、「Tea」とか「Tea time」という人もいます。
はじめ「えTeaだけ?何か食べないの?」なんてちょっと思ってしまいました。
妊娠中ちょっと出血して用心のためと検査のために4日ほど入院したときに、ミッドワイフから「今日のディナーは何がいい?」と毎朝確認してくれるんですが、その時に「じゃあティーは?」と聞かれまして。
「え?ティー?」と頭の中が少し混乱している最中にミッドワイフが「チキンサンドイッチかツナサンドイッチか・・・」と“ティータイム”に何が出されるかを教えてくれました。
そう、お茶の時間に一緒に食べる軽食、それらをひっくるめて「Tea」と言うのだとその時知りました。
今ではちゃんとわかっているんですが、つい先日主人が遅く帰ってきたときに「ティーでいい」と言うからミルクティーだけを作ったんです。そしたら「あれ?これだけ?」と言うので「だってティーでいいって言ったじゃない」というとちょっと不満げな顔の旦那様。
そう、ティーと軽食の意味だったんだと後でわかりました。
なーんかややこしいと思いません?
さて、余談ですが私が食したコークの病院食をご紹介いたしましょう。
日本で入院したことがないので日本の病院食がどんなものか目の当たりにしたことはないのですが、ここコークでは妊娠中と出産時と2回入院しました。
で、そこでの病院食(ディナー)はこんな感じ・・・
上の写真はグーグルから拝借したものですが、色合いはいつもこんな感じです。
茶色の部分がチキンだったり、サーモンだったり、フィッシュフィンガーだったりで、マッシュドポテトとくたっとした煮たニンジンが定番の付け合せでした。
ちなみにフィッシュフィンガーとはこちら↓
もう6年も前のことなので細かいことまで覚えていないんですが、それでもこちらの病院食をみて思ったのが「緑がない・・・」この一点。
せめてグリーンピースくらいつけてほしかった・・・。
とはいえ、無料だから文句言えませんね。しかも通常出産後二日や三日で退院していくからメニューなんてあってないものなんでしょう。
そもそも食材の数が少ないアイルランド料理にいろいろ求める方が間違いなのかも・・・。
まぁ、しばらくは病院ディナーを食べる日はやってこないと思いますので、精々野菜多目の自宅ディナーを楽しみたいと思います。
(Mrs. G)