保守系サイトで見つけました。

日本には凄いというか偉い社長さんがいらっしゃるものです。


<引用ここから>


日本のトイレはもはや排泄するだけの場所ではない。日本人の「清潔好き」と「技術力の高さ」が相互にトイレ環境を磨き上げ、独自の発展を遂げ、かつてない高みに到達している。この特集では、日本のトイレ文化が世界にもたらす未来について、5日連続で紹介していく。2日目は、イエローハット創業者の鍵山秀三郎さんにトイレ掃除の効用と世界のトイレ事情を伺う。

  1日目「日本のトイレは排泄するだけの場所じゃない!」はこちら。

 ──イエローハットを創業された昭和36(1961)年、28歳のときに社内のトイレ掃除を独りで始められたと聞きました。以来、トイレ掃除の活動を53年間も継続されています。きっかけは何だったのですか。

 鍵山:いろいろな理由がありますが、大きな理由としては、ちょうど高度成長期に差しかかった頃で、社員の心が荒れていたんですね。カネを稼げばいい、今さえよければいい、自分だけよければいい、という風潮に世の中全体が急速に変わってきた。

 創業間もない会社だったため、採用面接に応募してくるのは、履歴書に書き切れないぐらいたくさんの会社を渡り歩いてきた方が多く、心がすさみきっていたというのもあります。

 こうした社員の心を穏やかにするためには、まず職場環境をきれいにすることが大事だと思いました。汚い環境の中で、彼らに「ちゃんとしろ」と言ったってできるわけがない。まず私が環境をきれいにしてから、伝えるべきことを伝えていこう、と。その第1番がトイレ掃除であり、社屋の掃除でした。社屋といってもバラックでしたけども(笑)。

 まず社内を掃除して、やがて近隣周辺、取引先のお店の周囲やトイレ掃除をさせていただくようになりました。本当は社員にもやってもらいたかったけれど、誰もやりたがらないでしょうから独りで始めました。

 ──命令はしなかったのですね。

 鍵山:命令したってやるもんじゃないですよ。また命令されてやることは、絶対に本物にならない。規則で決めたり、当番制にしたりしてもダメ。心からそうしようと思わないと身に付きません。

 ──社員の方々の反応は?

 「掃除なんかしても無駄だ」「うちの社長は掃除しかできない」と陰で批判する者もいましたし、私がトイレ掃除をしている横で用を足していく者もいました。最初の10年間は私独りで掃除をしていて、手伝おうという社員は1人もいませんでした。

 ──よく続けられましたね。

 鍵山:哲学者のショーペン・ハウエルがこう言っています。物事が成功するまでには3段階ある。第1段階は「嘲笑される」。なんだ、トイレ掃除なんかして、と。これが始まり。第2段階は「反対される」。誰もやれと言っていないのに抵抗するのです。その段階でバカバカしくなり、やめてしまう。こんなことやったってしょうがないという気持ちになる。

 でも、そこを乗り越えると、第3段階は、笑いものにしたり、反対したりしていた人がいつの間にか「同調する」。そんなこと、とっくにわかっているよ、と。そうして初めて物事は成功するとショーペン・ハウエルは言っています。

 ──社員の方々がトイレ掃除をするようになったのですか。

 鍵山:はい。10年を過ぎた頃から、社員が1人、2人と手伝うようになりました。ただし、今日やったと思ったら明日はもうやらないという感じで波はあります。

 それがだんだんと浸透していって、20年を過ぎた頃には、大方の社員が掃除をやるようになった。社内だけでなく、近所の道路など広い範囲で掃除するようになりました。

 ──掃除が社内に根付いていって、ビジネスの面で何か効果はありましたか。

 鍵山:お客様からの信頼が絶大になりました。よその会社の社員とは全然違うというふうに、お客様が見るようになった。たとえば、うちが商品をお客様に納める際に、普通は商品と伝票に記載された数が合っているかをお客様がチェックするのですが、うちはノーチェックです。うちの社員はごまかしたりしないという信頼があるからです。

 みんなが掃除をやるようになってからは、外部の会社から「掃除の仕方を教えてほしい」と依頼が来るようになりました。最初は中小零細企業が多かったのですが、だんだん1部上場会社の社長が幹部社員を連れて来るようになった。


<引用ここまで>


 
皆様、お掃除好きですか?

私は掃除好きではありませんが、汚いのが嫌いだから掃除するといった感じです。かといって毎日一生懸命掃除するわけでもありません。おいおい


私がこの記事を読んだとき、すぐお釈迦様の弟子 周梨槃特(しゅりはんどく)尊者の話を思い出しました。


心の塵を払う


この方は非常に物覚えが悪い方で、四ヶ月たっても偈文の一つも覚えられず、それを見かねた同じくお釈迦様の弟子だった実兄に還俗するように勧められました。それを聞いたお釈迦さまが一本の箒(一枚の布とも)を周梨槃特に渡し、箒を掃くときに「塵や垢を除け」と唱えるように言われました。

周梨槃特はそれを実直に努め、ついに「掃除をして身の回りをきれいにすることは、心を清浄にすることと同じ」と悟り、阿羅漢になった。というお話です。


イエローハット創業者の鍵山さんも掃除を通じて、社員の心の塵を払ってこられたんですね。


我が家の掃除人は私で、主人と息子は散らかし、汚し担当です。あはは…

息子は5歳ですので散らかしたり、汚したりは当たり前ですが、主人が5歳児同様散らかしたり、汚したりすると「あー、もう!もうっ2 イラッ」とちょっと嫌味な感じで掃除してしまいます。反省

主人はゴメンと言ってくれますが、悔い改める感じもなく、結局今でも散らかし屋で、汚し屋です。

今回改めてこのイエローハット創業者の話を読み返して、まずは私が黙々と掃除をし続ければ、いつか主人の心の塵も払えるかもと思いました。

ただ、イエローハットの社員たちが自発的に掃除をするようになるのに10年以上かかってますし、主人はどうかなぁ、10年もしくは20年かかるかも・・・。いや、その前にお迎えがくるかも。不摂生してるからなぁこのとおりですなんて考えてしまいました。コラ

まぁ、とにかく心を入れ替えて掃除に取り組もうと思います。


まずは自分の心の塵・垢を除くために日々精進でございます。にこ。

                                                        (Mrs. G)


   引用元:81歳創業者はなぜトイレを素手で磨くのか? イエローハット、世界のトイレ掃除に挑む!                  

     



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