ブログで度々「歴史」を語っておりますが、改めて「何故、私が歴史にこだわり、歴史を勉強するのか?」を考えてみました。


まずは、単純に『歴史が好き!好』です。

以前書きましたが「昔の人がどんな物を食べて、どんなものを着て、どんなとろこに住んだのか?結婚は?子育て、教育、どんな一生だったのか?社会の仕組みは?どんな風に仕事をして、どんな娯楽があって、戦う時はどうしたのか?どんな文化があったのか?etc.」これを考えるだけでもワクワクします。


そう、2年ほど前でしたか、イギリスのとある教会の駐車場で男性の白骨が見つかったんです。言い伝えでは「その教会にリチャード3世が埋葬された」とあり、DNA鑑定でリチャード3世のものと確定され、復元された顔は肖像画によく似ていたのを覚えています。(修正された肖像画もありますからね汗

こんなニュースを聞くと萌えます!顔 (←そして友達にドン引きされます顔文字


こんな私ですが、知識のアップデートをしていなかったために“古い情報のまま”のものも結構ありました。

色々とありますが、一番ビックリしたのが「縄文時代」です。

初めて授業で歴史を習ったのは小学6年の時でしたが、その時の縄文時代のイメージは原始人と対して変わらないものでした。「髪はぼさぼさで、毛皮をまとって、狩猟生活のため動物を追って生活をしていた。」今から何千年前とかは覚えていなかったんですが、精々4~5000年前ぐらいなかと。

ところがどっこい!アップデートした時はたまげました!

「今から約1万6,500年前から約3,000年前!1万年ちょっと“縄文時代”だったんだ!ええ!!

「現存する土器で縄文式土器が世界最古!マジ・・・・?

「約9,000年前から漆器を作っていた!(Θ_Θ)

「BC5,000年ごろには糸魚川産翡翠の勾玉が製造され、国内で交易が行われていた。また後年には朝鮮半島にも伝播している!ほぉ


自問自答:何故、私は歴史の勉強をするのか?

「縄文時代草創期から半定住が始まっていて、植林栽培をしていたし、縄文時代後期から晩期にかけて稲作が始まっている。wow!」等々・・・。


弥生時代までは原始人みたいな暮らしとしか思っていなかったのに、もはや文明といっても過言ではない生活を送っていたと知った時は驚きました。

髪ぼさぼさどころか、漆塗りの櫛を使い、髪を結い、勾玉や骨などで作ったアクセサリーを身につけて着飾っていたというのにもビックリです。お洒落だったんですね。縄文時代の人は。ニコ

ちなみに、この一件で「アップデート」していかないと駄目だと思った次第です。


それから、次が重要。ポイント

わが子に日本の歴史を教えること!


たぶんこのまま息子はアイルランドで育っていきますし、いつか歴史の授業を受けるときがきますが、日本が出てくるのはおそらく第二次世界大戦でしょう。

そして、これまで経験した中で感じたのは「原爆にたいしては同情してくれるけど、基本的な認識は枢軸国だった日本は悪」だということ。ガーン

アイルランドはWWⅡの時は中立の立場をとりましたが、義勇兵として英国軍に参加したアイリッシュもいましたし、国としてもさりげなく連合国側に配慮していました。百科事典や戦前日本を扱ったドキュメンタリーは単純に枢軸国日本=悪ですし、イメージとしては「領土的野心があって、死を恐れない。ファナティックもしくはサイコな民族」といった感じです。がくっ

「アイルランドでは英雄でも英国ではテロリスト」これが歴史ですので、『戦前日本=悪いことをした国』としてみられるのは仕方ないこととはいえ、日本人の血を引く息子には日本の視点からみた歴史も理解して欲しいし、それを機会があるときに発信して欲しいのです。

そのためには母たる私がちゃんと歴史を勉強して、理解して、それを息子に教える義務があるし、これは私にしか出来ないことだと思います。


今年は終戦70周年の節目に年に当たりますし、天皇陛下は元旦に「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なこと」と宮内庁を通して文書で発表されました。

お恥ずかしいことに左巻きだったころの私は日中戦争を侵略戦争だと思っていましたし、太平洋戦争は真珠湾攻撃から突然始まったと思っていました。不良の喧嘩じゃあるまいし冷や汗 なんて浅知恵。恥


陛下のお言葉に反論するようで恐れ多いのですが、確かに満州事変が先の戦争の発端になったと言えますが、そこに至るまでの経緯も見なくては判断を見誤ります。またどのように日本が西洋諸国の仲間入りをして、弾かれていったかも見なくてはなりません。というのも、開国するまで日本は海外進出など全く考えていなかった国だったのに、アメリカから無理やり開国を迫られ、西洋社会的発展を求められたんですから。それに応えたら可で、拒否した場合は「野蛮で未開な国」で植民地になっていたことでしょう。


このたびの天皇陛下のお言葉を「安倍首相の憲法改正への意欲や集団的自衛権解釈に対しての牽制だ」と捉えているメディアもあるようですが、今までの同様「日本は悪いことをした。アジア諸国に迷惑をかけたから謝罪をしなくてはならない」と十年一日念仏を唱えるが如く同じことを言わないで欲しいですし、メディアこそ情報を“アップデート”して欲しいものです。…

そしてネットを使う人は新聞、テレビに頼らず、とりあえずWikipediaなどでペリーの黒船来航あたりから近代史を調べてください。そこからそれ以前の日本と違う日本が始まったんですから。


そうそう、息子にはどうしてもしっかり理解して欲しいことがあります。それは・・・

「原爆や都市への空襲は立派な戦争犯罪で、人道に対する罪」だということ!

日本が悪いことをしたから、日本がいつまでも戦争を止めようとしなかったから、“仕方なかった”は言い訳にもならないという事です。

アメリカは慰安婦のことや、南京のことを持ち出し、日本に“人道に対する罪”を突きつけてきたりしますが、彼らこそ“人道に対する罪”“時効のない罪”があります。中国やロシアも同様です。非戦闘員の日本人に対しての残虐行為がありました。

この世の中、映画のような『完全無欠なヒーローや善人』は存在しません。



下の政府広報、ご存知の方もいらっしゃると思いますが・・・。


自問自答:何故、私が歴史の勉強をするのか?


子育てしておられる方もそうでない方も、どう思われますか?

残念ながら一部の先生は「日本人は昔悪い事をした。罪を償っていかなくてはならない。」と学校で教えています。朝日や毎日新聞、沖縄の新聞、赤旗、他の日本の新聞、テレビでもいまだに「日本は昔悪いことをした。アジア諸国に迷惑をかけた。謝罪、賠償をしなくてはならない。アジア諸国の人たちに良くしないといけない。」と繰り返し報道しています。(戦後補償は国際法上総て終わっています)

戦後一貫して日本人は「戦前アジアに悪いことをした。反省しなくてはならない。」とか「日本は駄目だ。」で育ってきました。これで日本人として誇りが持てますか?自信が持てますか?


息子には自分の中に流れる日本人の血を誇って欲しいのです。

侍の血と、“日本の田畑には雑草が生えないと思わせた”と訪日外国人に言わしめた勤勉な農民の血が受け継がれていることを誇って欲しいのです。

貧しいことを恥とせず、名誉を何よりも大事とし、美しいものを愛し、誇り高く生きた先祖たちに恥じない生き方ができる人になって欲しいのです。


そんな大人になって欲しいと思い、それを教え伝えたいがために私は歴史を勉強し直しています。

                                                        (Mrs.G)



※日本のお隣の国の“千年女王”のように「千年恨む」とか一方的に「正しい歴史認識を」と他国の人の歴史感を批判したり、注文をつけたりはしません。しかし、自分(国)のことを棚において日本を責める輩にはしっかり反論します。こちらにも言い分があることを相手に理解してもらわなくてはなりません。

海外において、反論しないことは認めたことになりますので。うーん



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