封筒に書かれた「親展」の意味
宛名面に「親展」と書かれた封筒。
会社や家庭で、誰でも受け取ったことがあるはずです。
自分宛のものなら深く考えずに開封する人も多いかもしれませんが、もし同僚や家族宛のものだとしたら?
もちろん、勝手に開封してはいけませんよね。
なぜでしょうか。
「何か自分の親に関係する内容?」
「親と一緒に来てほしい展示会?」
「親が開封するべきという意味?」
「親」と書かれているため、初めはこう思った人もいるかもしれません。
しかし、ここでの「親」には、そんな意味はありません。
「親展」とは「送った相手に自分で開封してほしい」という意味
辞書で調べると、「親展」には次のような意味があります。
「親」と「展」。ぞれぞれの意味も調べてみましょう。
下線を引いた部分で分かるように、「親」には「自分で直に。自ら」という意味、「展」には「開く」という意味があります。
「親展」と書かれた封筒の中身
以上のことから、「親展」とは「名宛人自身が開封して読んでほしい」という意味です。
ちなみに、表に「親展」と書く場合、その中身はどのようなものが考えられるでしょうか? 本人しか開けてはいけないのですから、かなりプライバシー性が高いものと考えるのが普通ですね。
例えば次のような内容です。
自分宛でない場合には、勝手に開封してはいけません。もし勝手に開封すると、「信書開封罪」に問われる可能性があります。
開封せず、そのまま宛名の人物に渡すようにしましょう。