無人コンビニと人生 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

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ワクワク人生研究所所長・兼実験室室長、小未来のブログ

無人コンビニと人生

20171121



JR東日本は20日、

大宮駅(さいたま市)に設けた

コンビニエンスストアで

無人店舗の実証実験を始めた。


※日本経済新聞より



▼ICタグはもう古い?

一昔前、無人店舗と言えば

商品1つひとつに無線通信が可能な

“ICタグ”が付いていて、


「出入り口のゲートを通過する」

或いは

「専用のカゴに商品を入れる」

ことで決済するイメージだった。


ところが近年、米Amazonが

ICタグに頼らない無人決済の仕組みを

社内の従業員用店舗に導入したことで

上述のイメージが覆されるつある。



▼画像解析

つまりそういうことだ。


「商品を手に取る」

「出口へ向かう」


その一部始終を

店内に設置されたカメラが捉える。


出口の手前には

電子マネーの読み取り機があり、


来店客は手に持った商品の合計金額が

表示されたディスプレイを確認し、

自動改札と同じ要領で

「ピピッ」とタッチするだけ。


(Amazonの場合は

 スマホのバーコードと

 人感センサーで実現している)


人ではなくコンピューターが

店内の誰がどの商品を取り上げて

出口に向かったかすべて把握している、

ということだ。


恐らくは人よりも、正確に…



▼レジのストレス

特に朝の通勤時間帯。

オフィス街のコンビニのレジの前は

例外なく長蛇の列が出来る。


僕はこの時間がどうも苦手だ。


並ぶというストレスだけでなく、

接客する店員さんの感じの良しあしで

一日の始まりの気分が左右される。


なので最近は比較的空いていて

店員さんとのやり取りを介さない

セルフレジを積極的に利用している。


ところがセルフレジを併設する

コンビニは限られているので、

僕は数百メートル遠回りしてまで

当該コンビニを経由して出勤するが


このセルフレジ自体も近年

混雑が目立ち始めたから、

僕としては1日でも早く

冒頭のような完全無人店舗が

街にあふれる日を心待ちにしている。



▼無人コンビニと人生

もちろん無人にしたところで

出口の決済ゲートに人が殺到して

混在することは充分ありうるだろう。


今回の店舗もあくま数日間限定の

実証実験、ということもあり、

実用性などの検証はこれからの段階。


店舗内の写真を見ても

商品陳列の棚の数は限られており

その一列一列には

商品を大きく遮るように

カメラが設置されている。


これでは近未来感どころか

購買意欲の低下にもつながりかねない。


一方、同様のサービス展開を目論む

米Amazonの「Amazon Go」は

カメラだけでなく音や振動等を

総合してAIが解析することで、

カメラの存在を感じさせにくい

配慮がなされている。


このままだと所謂

"Amazonエフェクト" が

リアルシーンにまで及びそうな予感。。