新型プロペラ機と人生

国内の地方路線で活躍する
100席未満の小型機に
“新顔”が登場している。
ジェット排気でプロペラを回す
「ターボプロップ(新型プロペラ)」
旅客機だ。
※sankeibiz.jpより
▼意外性
なぜならジェット機に比べ
プロペラ機は古い飛行機だから。
熱心な航空機ファンでもない限り、
多くの人はそう認識している。
事実、世界中の中小型旅客機は
リージョナルジェット(RJ)が
シェアを伸ばしており
プロペラ機の数は相対的に減っている。
ではなぜこの期に及んで
プロペラ機の導入が相次いでいるのか。
▼経済的
つまりそういうことだ。
三菱航空機が近い将来
リリースを予定している
MRJをはじめ、
近年の中小型ジェット機は
以前のそれと比べ
燃費などの経済性に優れている。
とはいえ
前述のプロペラ機には遠く及ばない。
確かに低周波の騒音や乗り心地、
速達性においては
ジェット機に軍配が上がるとの
見方が多い。
ところが現在のプロペラ機の主流である
ターボプロップエンジンを採用した
航空機材は年々改良が施されており
騒音性や乗り心地は向上、
日本国内でも離島から主要都市など
数百キロ圏内であれば
数十分余計に掛かっても、
プロペラ機を選択する乗客が多い
(滑走路の長さの問題も含め)
との経営判断を下す航空会社が
増えているようだ。
僕個人も
ローテクなイメージが残る
一方で活躍の場を広げている
新型プロペラ機には興味津々だ。
▼プロペラ機とジェット機
僕は物心つく頃から
ありとあらゆる乗り物に目がなかった。
特に飛行機に関しては
全ての乗り物の頂点に位置するものとして
最も強い憧れの対象となった。
当時家にあった子供向けの飛行機図鑑を
飽くことなく眺め続けた僕は
「プロペラ機」と
「ジェット機」と比較して
明確に後者の方が
格上の存在として認識していた。
“速いのはこっち”
“格好いいのもこっち”
そして「ジェット」という
言葉の響きも相まって、
僕は圧倒的に「ジェット機」押しの
子どもとして育ち、大人になった。
▼新型プロペラ機と人生
「離陸はゆっくりと、上昇する印象」
「(ジェット機に比べ)
飛行高度が低いので景色が楽しめる」
「(飛行高度が低いため)
気圧の変化も穏やか」
冒頭の新型プロペラ機に搭乗した
記者のコメントが、
一層プロペラ機への興味を引き立てる。
確かに巡航速度はジェット機に比べ
2/3かそれ以下(今回取材対象となった
機材は500km/h台)だ。
それでも今回の搭乗会の対象となった
鹿児島-沖永良部間を
およそ560キロの距離を
1時間20分程度で結ぶのだから
僕としては必要充分に感じる。
何より
一般的なプロペラ機のイメージを
根底から覆すような
「拍子抜けするほど静かな離陸だった。」
の感想のせいで更にワクワク増し…笑