新型タクシーと人生

TOYOTAは、新型車
JPN TAXI(ジャパンタクシー)を開発し、
全国のトヨタ店、トヨペット店を通じて
10月23日に発売した。
※トヨタグローバルニュースルームより
▼引っかかる
2017年度グッドデザイン受賞だそうだ。
日本の“おもてなしの心”を反映し、
お子様、高齢者、車いす使用者、
外国からの観光客など、
様々な人に優しく
快適なタクシー専用車として
開発した、という今回の車両。
乗降しやすい低床フラットフロア
大開口のリヤ電動スライドドア、
車いすでの乗車も可能な構造など、
一目で特別仕様なのだな、ということが
分かるようなデザインになっている。
けどなぜか、僕の心は煮え切らない。
▼あくまでタクシー
つまりそういうことだ。
個人的には10数年前に流行った
コンパクトタイプのステーションワゴンを
思い起こさずにはいられない外観。
確かに実用性には優れていそうだし、
ドライバーも運転しやすそう。
とは言え同社の5ナンバーサイズミニバン
「シエンタ」をベースに開発され、
価格は327万円から、と言われれば
どうしても割高感は否めない。
しかしながら今回の車両には
新開発の「LPGハイブリッドシステム」
を採用。
スムーズな加減速を実現するだけでなく
燃費はなんと先代のおよそ倍。
試しに計算してみたら…
その差は一目瞭然。
少しだけ悔しいが前述の
「煮え切らない」は撤回したいと思う。
▼タクシーのワクワク感
僕は子供の頃、
車が大好きな少年だった。
7、8歳くらいまでは
「速いクルマ」にあこがれたが、
年齢が上がっていくにつれ、
「乗り心地の良いクルマ」に
憧れの的はシフトしていった。
そんな当時、
家のテレビを何気なく見ていると
某お笑いグループのコントに
僕の目はくぎ付けになった。
題材はズバリ“タクシー”なのだが
そのタクシーがありえない位
“豪華”なのだ。
天井には家と同じ蛍光灯の照明。
高級なカクテル等が完備された冷蔵庫。
さらには椅子がそのままベッドになり
快適に睡眠がとれるなど、
僕はコントを見終わるや否や、
そのタクシーがどうしても欲しくて
DIYで実際に作れるかどうか
本気で思案に明け暮れた。
▼新型タクシーと人生
豊田章男社長は同日の出発式で
こう述べた。
「(小学生の頃の夢が
タクシードライバーだったので)
トヨタという会社にとっても
個人にとっても
タクシーは非常に大きな存在」
内外デザインは勿論のこと、
新開発のパワートレインである
“LNGハイブリッド”は
先代から100万円程度高い水準となった
車両価格を補って余りあるほどの
ポテンシャルを秘めている。
一般財団法人
日本エネルギー経済研究所が発表した
2017年9月10日現在における
LNGの一般掛売り価格は
東京域内で税込み75円。
Yahoo知恵袋を覗いてみると、
タクシーの車両の平均的な寿命は
総走行距離は50万キロとあるから
仮に先代のクラウンコンフォート
(2014年4月改良版)の燃費である
9.8km/Lを前提に
“一台当たりの総燃費”を
算出してみると…
クラウンコンフォートは380万円。
対してJPNタクシーは
その約半額の、190万円。
即ち200万円近くもの差になる、
ということだ。
あとは車両価格に見合った
高級感さえバッチリ決まってくれれば。。