VRサミットと人生

東京・有明の東京ビッグサイトで
仮想現実(VR)関連のカンファレンス
「Japan VR Summit 3」が
10月13日までの日程で開催されている。
※各種ニュースより
▼VR元年
去年のIT絡みの話題で
忘れてはならないのが
“VR”に関するサービスが
本格的にスタートした点。
「Oculus Rift」
「HTC Vive」
「PlayStation VR」
上記は何れも
去年の春から秋にかけて
発売されたHMD
(ヘッドマウントディスプレイ)
の製品名である。
僕も
「PlayStation VR」は
発売当時から欲しくて
公式サイトで再販のアナウンスが
ある度に販売ページ駆けつけるが
ただの1度も購入決定ボタンに
辿り着くことなく
発売から丸一年を迎えた今日、
未だに自宅での
VR体験を済ませられていない。
▼だからこそ
VRはすごいよ、来るよ、
とニュースで騒がれても、
ピンとこないどころか、
業界に対し怒りしか沸いてこない。笑
「VRは今後必ず普及するデバイス。
今は普及後に起きる事象に備えて
準備することが大切。」と
カンファレンスの挨拶にもある通り
VR元年の翌年にあたる、現在。
まだ我々の生活にVRが溶け込んだとは
到底言える状況ではなく、
コンテンツ制作会社をはじめ、
前述のVR関連機器を
どのように生かしていくかが
これからの普及期に向けて
業界全体での大きな課題となっている。
今回のカンファレンスは
そういった今後の市場の変化や
VRを生かした新たな可能性について
有識者が議論を交わすことがメインであり
我々一般消費者が直接体験することで
世の中のワクワク感を共に
盛り上げていくような性格は
基本的に持ち合わせていない。
そう認識した瞬間、
急激に興味の泉が枯れていくのは
僕の性格だから仕方ないことか…
▼没入感のワクワク感
VR関連と呼べるか分からないが
僕が「没入感」の凄さで虜となったのが
中学生か高校生の頃に
近くのゲームセンターに置いてあった
とある“レーシングゲーム専用機”だ。
当時としては画期的だった
3Dグラフィックを売りにしたゲームで
街中や高速道路、トンネルなど、
実写と見間違えるほどに
リアリティに溢れたコースの風景。
そして最大の特徴が
前面に人間の平均身長を超える幅の
超大型スクリーンを従え
縦横2,3メートル四方を
仕切りで囲われた、筺体。
その真ん中にあるシートに腰を掛け
ハンドルを握り、
スタートの合図が流れた瞬間の衝撃は
今でも鮮明に覚えている。
アクセルを踏み込み加速していくと
グラフィックのリアルさも去ることながら
あたかもコースに入り込んだかのような
没入感に僕は強烈なワクワク感を抱いた。
▼VRサミットと人生
その点、去年発売された
各社のHMDを用いれば、
今や、タタミ一畳分のスペースでも
当時と同様の没入感を味わえるんだから
本当に良い時代になったと思う。
「VRやAR,MRが融合することにより,
これまで人類が縛られてきた
時間と空間の制約がなくなる。
そうなったとき,
人としてのあり方と
世界に対する認知が変わるだろう」
「その意味で,
VRやAR,MRがもたらすインパクトは,
これまでのテクノロジーがもたらした
それを超えるものになる
可能性がある」
上述のメインスピーカーの言葉通り、
今の我々が想像もつかないような
巨大なワクワク感を掻き立てる
新しい体験を強く求む一方で、
そんなことしたら
“引きこもり人口”は急上昇し
国力の維持に深刻な影響を与えそうで
怖くも、ある。。