近未来ハイスクールと人生

「働くこと」や「生きること」を
一緒に考えようと、
高校生らと社会とを橋渡しする
学校外の民間プロジェクト
「近未来ハイスクール」が
じわりと広がりつつある。
※日本経済新聞より
▼何の学校?
コンセプトは素晴らしいと思う。
けどなぜだろう。
「近未来」
「ハイスクルール」
双方の言葉をくっつけた
当該プロジェクト名を耳にして
一体何をするところなのか
全く実感が湧かない。
まず、近未来。
小説や映画などのイメージや
「近未来研究」のように
特定の個人や自身と向き合うような
性質の場面とは結びつきづらいし
そこに「高等学校」を
米国英語に置き換えた
“ハイスクール”が加わる。
場合によっては
最先端テクノロジーに強い
グローバル人材を育成する
行政の教育プログラムとも
受け取れなくも無い。
▼人生学校
つまりそういうことだ。
多くの高校生が
「大学受験」より
「就職」を不安に感じており
高校教員の9割以上が
進路指導を「難しい」と感じている。
ならば双方の問題を
一挙に解決できる場所を提供しよう、
そうして今年3月に初めて
「近未来ハイスクール」が
開催された。
大学受験は
その人の人生のゴールではないし、
高校の教員は
あくまで高校生に必要な勉強を
教えることが主であり
生徒の将来を
指導する専門家ではない。
だが進学よりも就職のほうが
その後の人生に占めるウェイトは
ずっと大きい。
言うなれば生徒の
“人生の学校”のような存在が
必要とされているのだ。
▼適正診断
僕が高校生の頃、
学校側の進路指導の一環で
専門機関か
これに順ずる民間がが実施する
適正診断を受けたことがる。
1時間程度をかけて
「礼儀正しいほうだと思う」
「好奇心が強いほうだと思う」
「困っている人を放っておけない」
などの設問に答えていく。
そうして数週間後、
僕の手元に届いた結果がこれだ。
あなたの向いている進路は
「芸術分野」「学問分野」でしょう。
当時音楽好きが高じて
ミュージシャンか、
音楽を研究する分野に進みたい、
と考えていた僕にとって、
これとない満足度の高い結果だった。
▼近未来ハイスクールと人生
主催者によれば
「学校でカバーできない
仕事の現場と学校をつなぐ場」
と当プロジェクトについて説明している。
プロジェクト名と引き換え
約30人の社会人と
「正しい仕事の選び方」について
語り合う、と目的も明確だ。
そんな僕も
多くの人生の先輩方と
仕事や将来について
真剣に対話した結果、今がある。
人の将来は最終的には人で決まる。
であれば上記のような交流は
もっと積極的に広まればと感じるし、
「人生学校」の名を冠した教育機関が
1つや2つくらいあってもいいと思う。笑