単独世界一周と人生 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

「最近ワクワクしたのいつだっけ…」
そんな人生に一石を投じるべく、
日々、研究活動と思考実験に勤しむ
ワクワク人生研究所所長・兼実験室室長、小未来のブログ

単独世界一周と人生

20170827



単独無寄港で

ヨットによる世界一周を果たした

立尾征男(たておいくお)さん(76)

=静岡市駿河区=が26日、

長年、母港にしてきた

堺市の堺出島漁港に戻って来た。


※朝日新聞より



▼2度目

僕が最も目を見張ったのは

本人にとって2001年以来、

2度目の世界一周であること。


2001年ということは

今から16年前、60歳のときの出来事。


60歳でも充分に偉業の域だが、今回

70歳後半の高齢で、当時より難しい

向かい風の多い西回りコースを選択。


途中でサメが船尾にぶつかり

部品が壊れたものの、

ありあわせの部品で修理し、

東回りに航路を変更することで

航海を続行。


それだけではない。



▼食料

つまりそういうことだ。


東回りに航路を変更したものの

今度は嵐に遭遇。

マストを支えるワイヤが切れ、

世界一周計画はさらに遅延。


当初積んでた食料はおよそ1年分。


「1か月分、足りない。」


ところがそこで航海は終わらず、

疑似餌でマグロを釣って食べて

凌いだ、という。


「大きさは80センチ級。

 1匹で5日はもった」と話し

計25匹釣ったというから

もはや驚くよりほかはない。



▼船で暮らすことのワクワク感

僕が子供の頃、当時読んでいた

冒険ものの著書などの影響で

船で暮らしながら航海することを

夢見た時期があった。


船内には寝泊りできる設備と

航海に必要な沢山の食糧。


他には何もない。


船外に出れば海と空が

水平線の彼方へ広がるのみ。


誰にも邪魔されることなく、

好きなだけ海と空を眺め続け、

おなかがすいたら

船内の食糧を口にする。


僕は登下校の数十分間、

その船で暮らすところを

船の内装や素材の一つ一つの

カタチやにおい、触り心地まで

事細かに想像しては

架空の旅路を楽しんだ。



▼単独世界一周と人生

約5万5千キロ、

394日間に及ぶ航海は

冒頭のとおり波乱の連続。


僕が子供の頃想像したような

生易しいものでは決してない。


南インド洋で食料が尽きかけ

「コンビニでパンを買う夢ばかり見た」

と話す立尾さんの第一声は


「一言で言うと疲れました」


だが別の談では

「できればもう一回挑戦したい」

とのこと。


幾多の苦難を乗り越え

達成した人にしか分からない

境地というものがそこには

存在するのだろう。