海離れと人生

海のない“ビーチ”が
都内に相次いで登場している。
※読売新聞より
▼ザ・リゾート
例えばタヒチと入力して
画像検索してほしい。
するとどうだろう。
一面のヤシの木に
エメラルドグリーンの海。
水上コテージに熱帯魚の群れ。
そんな誰もが羨むような
南国リゾートに東京都心から
1時間程度で行けたなら…
▼SNS映え
つまりそういうことだ。
「タチヒ(立飛)ビーチに
行ってきた」
と白い砂浜に青い海を背景に
自撮り写真をアップすれば
話題づくりに事欠かない。
東京都立川市にかつて存在した
立川飛行機の略称が「立飛」で
その跡地に出来た自然体験施設
のことだ。
名前の巧妙さもさることながら
アクセスの良さ、
入場料の安さ(ワンドリンク付きで
大人一人300円)
さらに食材を自ら持ち込み
その場で設備をレンタルして
バーベキューも出来る。
そういった手軽さもさることながら
当該施設の人気には
若者の海離れも関係しているのでは、と。
なんでも現在の10代の約4割が
「海に入ることが好きだ」の問いに
「あてはまらない」と答えているのだ。
▼夏の海のワクワク感
僕は海が好きだ。
けど好きなのは
海の見える景色だったり、
波の音だったり、
きれいな魚やサンゴ礁を
鑑賞することで、
「海水浴をしたいから」
海が好き、ではない。
なぜなら用心しないと
日焼けで肌が痛くなるし、
海水でベタベタになるからだ。
であれば、
本物の海には入れないけど
景色や音を体感できる
当該施設がにぎわうのも
僕としては理解できなくもない。
▼海離れと人生
日本財団が今年行った
該当の調査によれば
海に親しみを感じるかどうかを
尋ねたところ、
10代では「あてはまらない」が
42.5%にも達した
(「あてはまる」は27.5%)。
一方、60代では
「あてはまらない」は
20.1%にとどまった、とのこと。
所謂思い出補正もさることながら
現在の60代に海の醍醐味を
存分に聞き出してみたいものだ。