空気圧電池と人生 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

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空気圧電池と人生

20170702



空気を使って電気を大量にためる。

こんなアイデアを生かした

電力貯蔵技術の開発が進んでいる。


※日本経済新聞より



▼地球環境に優しいけど

風力発電や太陽光発電等の

再生可能エネルギーは


天候や時間帯により

出力が大きく変動するため

安定供給には向いていない。


雨の日や風の弱い日は火力など

既存の発電設備の発電量を上げて

賄うなどの工夫で乗り切るが

それも限界がある。


「余った電気は貯めて、

 必要な時に使うことができれば…」


そういった再生エネに対する

蓄電技術の開発は世界各地で

年々活発化している。



▼空気圧

今回個人的に面白いと感じたのは

空気の圧力差で蓄電する技術。


仕組みは簡単で

風力や太陽光で発電された電気を使い

モーターを回し空気を圧縮させ

タンクに貯蔵する。


電気が必要になった時に

圧縮・貯蔵された空気を取り出し、

その時の空気の圧力で発電機を

回すことで電力を発生させる。


実質空気と水しか排出しないため

地球環境にも優しい仕組みだ。



▼30年以上前から

実は海外では30年以上前から

空気による電力貯蔵を実施している。


ドイツのフランクフルト発電所では

1978年より原子力発電所で発電された

夜間の余剰な電力を貯めており


同方式は1991年に米国の

石炭火力発電所でも導入されている。


但し何れの事例も空気だけでなく、

ガスタービン発電機を組み合わせて

動く仕組み。


仕組みこそシンプルだが、

リチウムイオン電池や

鉛蓄電池等と比べ

充放電効率が劣るなど


まだまだ解決すべき課題が

多く残された分野なのだ。



▼空気圧電池と人生

こうした課題を乗り越えようと

世界各地でユニークな取り組みが

行われている。


例えばカナダの電力ベンチャー、

ハイドロストー社は、

海に風船を沈めて圧縮空気を入れて

膨らませる技術を開発。


海底の水圧を用いて

空気を圧縮させるというアイディアだ。


具体的には海沿いの陸地から

近くの海底までをパイプで繋げ

陸地側から空気を送り、

パイプの先の風船を膨らますことで


圧縮タンクなどの特別な設備を用いず

より安価に空気を貯蔵するスペースが

確保できる。


同社によればすでにトロント郊外で

出力700キロワットの設備を稼働した、

とのこと。


700キロワットといえば

200世帯強程度の電力量に過ぎないが


引き続き今後の技術動向に

注目するとともに

世界各国の革新的なアイディアによる

ブレイクスルーに期待したい。