チバニアンと人生

何の変哲もない崖が
世界から注目されそうだ。
千葉県の地層を
国際標準模式地の候補に申請した。
現生人類誕生への時期が
チバニアン(千葉時代)と
呼ばれることを期待したい。
※東京新聞より
▼実感がわかない
何せ77万年前からの
約55万年という途方もない
期間に対する命名である。
初めて文字が発明されたのは
およそ6千年前。
我々の生きるこの地球上において
文字が成立し、文献資料によって
歴史事象を検証することが可能な
「有史時代」は
上記の説明に従えば
まだ1万年にも満たないのだ。
▼地質時代
「有史時代」以前のことを
我々は「地質時代」と呼ぶ。
地球が誕生したのは
約46億年前だから、
地球の年齢からすれば
有史時代と地質時代の割合は
“100万:1”
即ち、100万の内
99万9999は
「地質時代」が占めるのだ。
そう考えれば…
尚更、よく分からなくなってくる 笑
▼1億年前の石
僕が小学生の頃、
どこかの博物館か何かで行われていた
恐竜に関する展示を
家族で見に行った時の話だ。
「来場者全員プレゼント」
と表して、
“1億年前の石”が
会場の入り口付近で配られた。
大きさはちょうど
人差し指の指先程度。
僕は1億という数字に
一定の興味を抱いたものの、
それ以上の
ワクワクする気持ちは
これっぽっちも生まれなかった。
なぜなら1億年前、という
時間の重みが殆ど理解できなかった
からだ。
▼チバニアンと人生
今回申請したのは
茨城大や国立極地研究所のチーム。
一方で千葉県以外にも
イタリア南部の2か所も
候補地として挙がっているとのことで
最終的には各々の時代の境界を
“研究しやすい”地層が
選ばれる、とのこと。
早ければ年内にも決まる、
とのことだが、
恐竜で有名なジュラ紀は
ヨーロッパのジュラ山脈に由来する等
欧州にちなんだ年代名が多いし、
約3400万年前以降の大半は
イタリアが命名している。
アジア圏では
中国の名称が複数認定されているから
そろそろ我が国の地名が
世界の教科書に載っても
いいような気がしなくも、ない。笑