有人潜水調査船と人生 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

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ワクワク人生研究所所長・兼実験室室長、小未来のブログ

有人潜水調査船と人生

20170504



レアメタルなどの海底資源を巡り、

各国が有人潜水調査船の技術開発に

しのぎを削っている。


※毎日新聞より



▼しんかい6500

日本で有人潜水調査船と言えば

「しんかい6500」を

思い浮かべる人が多いだろう。


1989年の進水式

(初めて水に触れる)を経て、

同年8月の試験潜航で

最大深度6,527mを達成、


以来、

運用中の有人潜水調査船としては

“世界一”深く潜れる潜水船として

長らく任務を遂行してきたが、


2012年、

中国の「蛟竜号」が

マリアナ海溝で7,020mを記録し


現在は“世界2番目”の

有人潜水調査船となっている。



▼10メートルで1気圧

潜れる深さに限界がある理由は

「水圧」であるが、


普段水圧を体感することのない

我々からすればその大変さは

容易に推し量れるものではない。


一般的によく用いられる単位は

「気圧」であり、


海抜0メートル付近での

縦横1センチの面に受ける圧力が

1キログラム=1気圧。


これに対し水深の世界では

たった10メートルで

“倍”になるというもの。


20メートルで3倍、

30メートルで4倍、

となれば


水深6500メートルの

凄まじさはただ事ではないことが

小学生でも理解できるだろう。



▼深海のワクワク感

水深200メートルより深い領域は

一般的に「深海」と呼ばれる。


厳密言えば別の用法・区分も

存在するが、

「200メートル」は

特に生物学に基づいて設定された

数値であるようだ。


具体的にはプランクトンが

光合成可能な範囲が

およそ200メートルまでで


この深さにおいては

可視光線はほぼ遮断され、

暗黒の世界となるそうだ。


但しわずかな光は最大で

1000メートルまで届くとのことだが

人間では到底感知できない。


そこからさらに数倍の深さとなれば

もはやどれだけ凄いのかが分からない。


前述のとおり10メートルごとに

1気圧上昇する水圧と相まって


多くの人々のロマンを掻き立てる

未知の世界がそこには広がっている。



▼有人潜水調査船と人生

しんかい6500の

操縦歴22年の松本恵太船長は

「誰も見たことのない

 生物に出合えるかもしれない。

 わくわくする」

と深海調査の魅力を話す。


20年以上調査に携わる

現場の第一線の方が未だ

「わくわくする」と口にするのだから

その魅惑の度合いは並ではない。


一方で完成から約30年経過する

現在のしんかいに代わり、


1万2000メートルまで潜れる

「しんかい12000」の建造を

検討しているが、コスト面で

乗り越えるべき課題があるとのこと。


ぜひそのコスト面の課題を乗り切り

20年経過しても減退することのない

ワクワク感に満ちた世界の

さらにその先を見てみたい。