人工知能住宅と人生 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

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人工知能住宅と人生

20170414



システム開発のワールドブレインズは

このほど、住宅設備に人工知能

を組みこんだモデルハウスを公開した。


※日本経済新聞より



▼モデルハウスマニア

かつて住宅関係の仕事に就いていて

住宅展示場巡りを繰り返しては


最新設備の数々にワクワクしていた

僕からすれば、

今回のニュースは放っておけない。


現代において

ありとあらゆるテクノロジーの

最先端を代表する言葉、

と言っても過言ではない


“人工知能”


を売りにした、家――


とは言っても

同じようなコンセプトの家は

もう何十年も前から提唱されている

のだが…



▼スマートハウス

今から30年ほど前、

NAHB(全米ホームビルダー協会)が

主体となり実施された、


「スマートハウス」の

実証プロジェクト。


Wikipediaによれば

「スマートハウス」は


1980年代にアメリカで提唱された

住宅の概念で


「家電や設備機器を

 情報化配線等で接続し

 最適制御を行うことで、


 生活者のニーズに応じた

 様々なサービスを

 提供しようとするものである」


とある。


その後も1990年代では

“インテリジェントハウス”


2000年代では

“IT住宅”

“ユビキタス住宅”


と名称こそ変化しているものの

基本的な内容は変わらない。



▼電脳住宅

日本でも30年ほど前に

同様のプロジェクトが立ち上がり、

様々な実証実験が行われた。


特に有名なのは

1989年に六本木に誕生した

「TRON(トロン)電脳住宅」。


大手ハウスメーカーをはじめ

情報通信企業から電機メーカー、

建材メーカー、電力会社に至るまで


国内の延べ18社が参加する

一大プロジェクトとして

世界中から多くの人々の注目を集めた。


生活シーンに合わせて切り替わる照明、

植物に自動的に水をやるシステム、


風が吹くとセンサーが感知して、

最も効率よく風を通すように

設定された窓。


「住んでいる人が

 いかに快適に過ごせるか」

に主眼を置いて開発された当該住宅は

およそ5年間運営され


人間だけではなく

植物も大きな木が青々と育った、

と当時のプロジェクトの主要メンバー

である坂村さんは述べている。



▼人工知能住宅と人生

では今回の

「人工知能住宅」は

当時のスマートハウスや

電脳住宅とは何が違うのか。


それは言葉のとおり

システム(家)自体が

まるで生き物のように

“学習し、変化する”ことに

最も注力した点。


住みはじめの当初は

照明やエアコンの温度、

テレビ番組などを手動で設定する。


すると操作された時間や内容を

コンピュータが逐一記録していき

住む人の基本的な操作パターンを

学習していくのだ。


すると、例えば、朝

シャッターを開ける時刻が

季節や曜日などに応じて変わったり


洗面台の鏡では

子どもなら学校の時間割、


大人ならニュースや交通情報を

映す、とのこと。


確かにとても便利そうで魅力的。


特に朝の忙しい時間、

鏡で身支度をしようとした瞬間に

自分の顔が自動認識され


最寄りの駅から目的地までの

電車の運行状況などを、


両手がふさがっている状態で

その場で確認できるのは

個人的に相当に魅力的だ。


けど何でもかんでも機械任せにして

時間に追われるような生活自体、

“快適”とは程遠いと言われれば

それまでですが。。