赤気と人生

平安・鎌倉時代の歌人、
藤原定家(1162~1241年)が
日記「明月記」に書き残した
「赤気(せっき)」という現象は、
太陽の異常な活発化によって
京都の夜空に連続して現れた
オーロラだった可能性が高いと、
国立極地研究所や
国文学研究資料館などのチームが
米地球物理学連合の学術誌に
発表した。
※毎日新聞より
▼北緯35度
僕のワクワク感は俄かに高まった。
京都ほどの低緯度でも
オーロラが見られるかもしれない。
京都といえば、およそ北緯35度。
北緯35度といえば、東京もそうだし
本州の太平洋側より北であれば
35度以上となる。
半数以上の国民が自宅にいながら
オーロラ観測に熱狂する。
…
しばらくは無理かな。。
▼過去200年で最小
というのも現在の太陽活動は
過去200年の中で最も小さい
と言われているからだ。
太陽活動には
11年を1単位とする周期があり
1755年から始まった周期を
“第1周期”とする
通し番号が付けられており
2008年1月からは
第24周期に入っている。
太陽活動を定量的に観測する場面で
しばしば「黒点の数」が使われるが
第24周期に関しては
これまでの平均(1 - 23周期)を
ほぼ軒並み下回っており
さらにモスクワ国立大学の
ヘレン・ポポワ教授らの
国際研究グループによれば
次の周期(25周期)は
「さらに太陽活動が弱くなる」
とのこと。
▼イエローナイフ
人間なら誰しも一生に一度は
「オーロラ鑑賞」を夢見るだろう。
ただし地球上で観測するとなると
場所は限られるし、
例えまとまった休暇を確保できて
かつ見えやすいと言われる場所に
十数時間以上かけて出向いたとしても
天候不順等で見られないかもしれない。
ところが最近
旅行ファンの間で話題になっている
オーロラ鑑賞スポットがある。
それがカナダの
「イエローナイフ」という町だ。
ネット情報サイトの
AllAboutによれば
3泊して1回でも見られる確率が
およそ95%。
特筆すべきは
確率が高いだけではなく、
質も第一級品、という点。
オーロラと一口に言っても、
単色のぼやっとしたものから
空に漂うカーテン状のものなど
様々なパターンがある中で
イエローナイフは
「ブレイクアップ」と呼ばれる
最上級クラスのオーロラが
月に数回見られるのだ。
空の四方八方に、
黄色、オレンジ、紫などの
色とりどりの光の幕が
うねるように現れては消える。
…
何が何でも行くしかない。笑
▼赤気と人生
冒頭の「明月記」によれば
「山の向こうに起きた火事のようで、
重ね重ね恐ろしい」と
当時のオーロラの様子を記している。
もし仮に、当時と同程度の
巨大な太陽活動による磁気嵐が
地球を襲ったとしたら
真っ赤に燃えるようなオーロラが
各地で観測できるのかもしれない。
ただ、どうせ同じオーロラであれば
緑や水色等のカラフルなものを
この目で見たいし、
当時(平安・鎌倉時代)と違って
ありとあらゆる電子機器が
影響を受けることでの
世界的な大混乱は免れない。
…
太陽の偉大さに
改めて敬意を示したい。笑