いのちの授業と人生 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

「最近ワクワクしたのいつだっけ…」
そんな人生に一石を投じるべく、
日々、研究活動と思考実験に勤しむ
ワクワク人生研究所所長・兼実験室室長、小未来のブログ

いのちの授業と人生

20170304



教科書に縛られず

身の回りの生きものや

自然現象などを通して、


いのちの大切さを教え続けてきた

金沢市の元小学校教諭で大学教授、

金森俊朗さん(70)が

今春、退職する。


※朝日新聞より



▼給食も授業

金森さんは小学校教諭時代、

「いのちの授業」と呼ばれる実践を

続けてきた。


例えば、給食。


「米は稲の何?」と問う。


子どもたちが

「稲の赤ちゃん」と読み解くと、

実際に稲を育てて収穫し、食べる。


さらに学級で育てたニワトリを

解体して食べたり、


障害者や妊婦、死と向き合う

末期がん患者らを教室に招いて

話をしてもらったりした。



▼きっかけは身近な死

金森さんがいのちの授業を

本格的に始めたのは

1980年代。


きっかけは身近な死だった。


20代のころ、

2人の子どもを妻の体内の

切迫早産で失った。


さらに中学に進学した

教え子2人を自殺と事故死で

亡くした。


「自分のいのちを

 大切に考えるようになる

 教育をしようと心に決めた」



▼二度と会えない

僕がこれまで30年あまりの人生で

命に関わることで

もっとも辛かった思い出と言えば、


生まれて初めて飼った

ペットの死だった。


小学校低学年の時に飼い始め、

2、3年ほどでその生涯を閉じた。


僕にとってはありふれた日常だった。


つい2、3日前までは

赴くままあちこち歩き回っては

エサを美味しそうに食べていた。


けど命を失った今、

もう二度とその姿を

見ることはできない。


その事実が辛くて仕方なかった。


泣きはらした目と

泣きしゃっくりで

数日間、何もすることができなかった。



▼いのちの授業と人生

近年同様の名称で

命の大切さを説く授業が

あちこちで行われているのを

僕もマスメディア等で見聞きする。


金森さんのいのちの授業は

自他の命を尊重する。


「つながり合って
 
 ハッピーに生きようぜ」


そんな合言葉に裏打ちされた

「手紙ノート」という取り組みが

印象的だ。


10数年前に担任したクラスで

祖母を亡くした男子児童が思いを書いた。


それを聞いた女子児童は

3歳の時に父を過労死で

亡くした経験を綴り


涙ながらに初めて心情を

打ち明けたことがあったのだという。


金森さんはこう振り返る。


「この仲間たちなら、

 自分の悲しみを受け止めてくれる

 と信じられたんでしょうね」



▼辛い時はひとりじゃない。

金森学級のクラスメート然り、

ひいては家族、親戚、地域、社会…


人は何かしらの縁で生きている。


であれば、その縁を大切にし、

上述の言葉をそっと示してあげられる


そんな人間になりたいと僕は思う。