宅配ボックスと人生

インターネット通販の拡大で
深刻化する物流業者の人手不足や
交通渋滞を解消するため、
官民が受取人の不在時にも
荷物を預けられる宅配ボックス
の普及に取り組む。
※日本経済新聞より
▼7億個以上
国土交通省によれば
2015年度の小口荷物の輸送量は
37億個。
近年のネット通販の普及により
同輸送量は年々増えており、
5年前と比べても1割増えている。
一方で
指定時間に荷物を受け取れない
世帯も増加しており、
輸送量の2割は再配達に回る。
僕自身配達指定を受けない限り
不在配達が当たり前なので、
思ったより少ないイメージだが
実際の数字に置き換えてみれば
「7億個以上」
実に日本の人口の6倍以上の量の荷物が、
無駄な移動を強いられている。
▼百害あって一利なし
つまりそういうことだ。
物流業界においても
人手不足は深刻さを増している中、
7億以上の再配達荷物のために
年9万人もの労働力が費やされている。
さらに
ドライバー9万人分のトラックが
無駄に街中を走行する事での
交通渋滞、駐車場不足、
化石燃料の消費、
温室効果ガスの排出、
そして何より
購入者本人のストレス。
「不在伝票」は
誰にとっても嬉しいものではない。
▼通販嫌い
僕は通販は嫌いだ。
なぜならば
注文して届くまでに
時間がかかるから。
「あ、これ欲しい!」
と思った次の瞬間
“その場で手に入れたい”のだ。
ましてや通販どころか
店頭での取り寄せなんて以ての外。
わざわざ時間をかけて
お店に足を運んだのに
「目当ての商品が手に入らない」
だなんて。。
そんな僕だから
基本「欲しい!」と思ったら
その場で最寄りのお店に電話をして、
取り置きをお願いしたうえで
出かけることにしている。
ところがネット上でしか
手に入らないものもあるから
「止む無く」利用することはあるが
月曜日に注文して、
受け取れるのが最短でも
「次の休日の午前中」
そうイメージするだけで
購買意欲は急激に低下。
極め付きはわざわざ指定配達したのに
何らかの手違いで
「不在配達」扱いされること。
インターホンの不具合や
トイレの時などの
“どうしてもすぐに出られない”など
あらゆる不慮の事態を想定する度
僕の購買意欲は益々低下の一途を辿る。
▼宅配ボックスと人生
故に次の引っ越し先は
宅配ボックスつきの物件にしよう
と決めているが
「満杯でふさがっていて使えない」
等といった既存住民の意見を耳にする度
躊躇する気持ちを抑えられない。
今回の宅配ボックスの件は
そんな僕のような悩みを抱えている
人々には朗報になるに違いないが、
そもそも僕自身、
言うほどに物欲の強い人間ではない。
…
あれだけ不満たれといてそれかい。笑