高齢者再定義と人生 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

「最近ワクワクしたのいつだっけ…」
そんな人生に一石を投じるべく、
日々、研究活動と思考実験に勤しむ
ワクワク人生研究所所長・兼実験室室長、小未来のブログ

高齢者再定義と人生

20170106



日本老年学会などは

医療や介護などで

「65歳以上」

とされている高齢者の定義を

「75歳以上」に見直すべきだとする

提言を発表した。


※毎日新聞より



▼60年以上同じ

今から遡ること60年以上前

1956年の国連の報告書で

高齢者は「65歳以上」と定義された。


以降、日本においては

法律で明文化されたわけではないが

医療制度や人口統計などで

「65歳以上=高齢者」が定着している。


ところがその後60年以上を経た

2017年現在においても定義は見直されず

「4人に1人以上が高齢者」

と度々ニュースで騒がれている。



▼高齢社会

つまりそういうことだ。


1950年代の高齢者人口は

およそ500万人。

割合では5 - 6%であり

10人に1人にも満たない。


その後右肩上がりに増え

「高齢化社会」の言葉が生まれ、

1995年には

「高齢社会対策基本法」が成立。


高齢社会対策を総合的に推進し、

経済社会の健全な発展及び

国民生活の安定向上を図ることが

国全体での重要課題として認識された。


医療保険などの社会保障費は

年々兆単位で膨れ上がっており、

国民の負担増を正当化する意味でも

「高齢社会」の言葉は何かと便利なのだ。



▼おじいちゃんおばあちゃん

僕が子供のころ、

1年で楽しみにしていた

家族行事の一つが

「おじいちゃんおばあちゃん」

に会うことだった。


今でも鮮明に覚えている。


おじいちゃんおばあちゃんに

「いまなんさい?」と聞くと


「63さいだよ」と

ゆっくりとした口調で

やさしく教えてくれたことを。


以降、僕の中では

60さいを超えたら、おとしより、

の意識が定着した。


おじいちゃんおばあちゃん家は農家で

当時は2人とも毎日のように

農作業に出かけ元気そのものだったが


当時「定年」の言葉も知らなかった

僕からすれば、

仕事をしようがしまいが

「おじいちゃんおばあちゃんは

 お年寄り」

であることには変わりなかった。



▼高齢者再定義と人生

冒頭の学会が発表した内容によると

現在の65歳以上75歳未満は

「准高齢者」

75歳以上90歳未満は

「高齢者」

90歳以上を

「超高齢者」としている。


社会保障などの制度設計上は

便利なのかもしれないが、

「准」だの「超」だの

いちいち区別されることでの

当人らの気分は決して良いものでは

ないと思う。


段階的措置と捉えれば

止む無しなのかもしれないが

「高齢者=65歳」が

平均寿命が60歳台だった当時(1956年)

の定義であることを考えれば


「高齢者=80歳」が妥当だし、

したらば定年も70歳以上が自然と

定着するのではないかと感じるが、


「健康寿命」の壁はそう簡単には

突破できないか…