トナカイと人生

地球温暖化の影響が、
サンタクロースのそりの引き手にも
忍び寄っている。
気温上昇で北極圏のトナカイが
エサを取れずに餓死したり、
やせ細ったりしている
という論文が相次いで報告された。
※朝日新聞より
▼絶滅危惧種
今回の論文を受け
国際自然保護連合(IUCN)は
トナカイを絶滅危惧種に指定。
想像以上に事態は深刻のようだ。
人類が最も古く家畜化した動物の
一つとも言われているだけに、
我々人間の身勝手さに改めて胸が痛む。
この20数年間だけでも
個体数がおよそ40%現象した、
というのだ。
▼食べ物
トナカイの生息する北極圏では
気温が上昇して雨が降ると
地面の草が氷に覆われてしまい、
肝心の餌が確保困難になる。
一方、我々人間はどうだろう。
食べ物に困り果て、
人口の40%が減少、と言われたら。
前述のIUCNが
全世界の生物を対象に
種の保全状況を評価した
「レッドリスト」によれば
ヒトは最も絶滅の可能性の低い
カテゴリーに所属する。
(スズメやハツカネズミと同じ)
今回のトナカイの場合は
その上の準絶滅危惧、
危急種を越えて、
「絶滅危惧種」に指定された。
人類の繁栄、つまり
我々の身勝手により生み出された
地球温暖化の影響によって。
▼嘘つき鼻
僕が子供の頃
トナカイといえば
「架空の動物」
と思い込んでいた時期があった。
何せ、羽が生えているわけでもなく
飛べる要素など皆無なのに
空を滑るように移動し、
挙句の果てに、
真っ赤な鼻で行く先を照らす、と。
「あれは絵本の物語」
と子供心ながらに認識する一方
小学校低学年の頃までは
「サンタさん」の存在は
ちゃっかり信じていた。笑
まあ、煙突も無い日本家屋なのに
空から侵入は不可能だし…
けど25日の朝、
まくらの隣には必ず
華やかな包装紙で彩られた
プレゼントが置いていある。
嘘つきのトナカイと違い、
有言実行のサンタは
子供ながらに信用できるお方
と心から敬愛の念を抱いていた。笑
▼トナカイと人生
ところで本物のトナカイは
鼻は赤くないが
顔の大きさをも凌駕する
長いツノと強靭な移動力を併せ持つ。
走行時のスピードは
一般道の自動車の法定速度を超える
時速80キロにも及ぶ。
北極圏においては
人間と生活を共にする相棒的存在だが
あんな複雑な形をしたツノが
時速80キロで迫ってきたら
さすがにビビる。笑