WLTPと人生 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

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ワクワク人生研究所所長・兼実験室室長、小未来のブログ

WLTPと人生

20161129



自動車の燃費表示が、

2018年度から新しくなる。


※朝日新聞デジタルより



▼カタログ値

CMなどでおなじみの

「燃費○○キロ!」


そんな売り文句を耳にする度

げんなりするのは

決して僕だけではなかろう。


「だって、カタログ値でしょ」


僕の経験からだと

車種によって乖離幅は異なるが

ひどい例だと実燃費が

3分の2にも満たないもの少なくない。


特に

「低燃費」を謳う車種ほど

その度合いが高まる印象。



▼試験のための燃費性能

つまりそういうことだ。


現在国内で採用されている

燃費測定方法である

「JC08モード」は

走行面は平坦でまっすぐ、

エアコンもつけない。


さらに

実際道路を走るわけではなく、

屋内の走行用ローラーの上で

タイヤが回転することで測定。


車種重量毎に

負荷重量は変化させるものの、


屋内であるがゆえに

気温や雨、風などの影響も受けず、


挙句の果てに

「発進」「加速」「停止」が

機械的にパターン化されているので、


極端な話

この走行パターンに最適化された

燃費消費効率を追求すれば

カタログ上の数値はより高くなるのだ。



▼マニュアルのワクワク感

僕は過去に数回、

カタログ値を上回る燃費を

叩き出したことがある。


但し、同じ車種でのみだ。


前述のとおり、

車種によって実燃費のかい離率が

異なるうえに、

当該車種はトランスミッションが

マニュアルであったことが大きい。


近年、マニュアルとオートマの

機構の違いによる燃費ロスは

ほぼなくなってきたが、


それでも当日のエンジンの具合、

気象条件、走行条件により

より効率のよい変速段数を

任意に選択できる点は大きい。


一般的に高速道路でないと

入れることのない5速(最高段)

を一般道でも多用することで、

何度かカタログ値を上回ったが、


それでも

「信号の少ない道路」

「極端なアップダウンもない」

「暑くもなく、寒くもない」

「風も少ない」

「連続走行2時間以上」

「エアコンもつけない」

と様々な好条件が揃わないと

達成は難しかった。



▼WLTPと人生

日本自動車工業会は

公式パンフレットで

「実燃費はカタログより

 平均2割悪くなる」と説明。


公的機関でさえ、このありさま。


実情を知らずに購入した消費者から

「騙された」と訴えられても

決しておかしくない状況なのだ。


そうして再来年導入される

新燃費基準(WLTP)は

一昨年に日本も含めた

国連の作業部会が取りまとめた

国際基準。


より高速域での走行や

エアコン使用時の燃費計測も

検討されているとのことだが、

議論はこれからとのこと。


将来、エアコンも一切つけず、

平坦な高速道路を一定速度で

走っても新基準の燃費の方が勝るなら

僕はWLTPとやらを一切認めない。笑