54年ぶり雪と人生

日本の上空にこの時期としては
異例の寒気が南下する影響で、
関東地方では雪が降る。
都心では1962年11月22日以来、
54年ぶりの11月の雪となる。
▼6時15分
気象庁によれば
6時15分頃、
東京で初雪を観測、とのこと。
これで54年ぶりの記録が
確実となった。
あとは、観測至上初の
「11月の積雪」が
達成されるかどうか。
一部のメディアでは
「積雪の見込み」と
かなり思い切った予測を立てているが
実際のところはどうだろうか。
▼きわどい
つまりそういうことだ。
ポイントは850hpa(上空1500m付近)の
気温の分布。
気象庁が昨日発表した図では
雨雪の境の一つの目安となる
マイナス3度の線が
ちょうど東京の都心を横切っている。
しかも夜中の12時、昼の12時ともに
ほぼ同じ分布。
予測を立てる側も非常に難しい状況。
なぜなら
これだけ微妙な分布だと
風向き一つで
趨勢は大きく変わるからだ。
だが
我々の生活を守るのも
気象予報者の務め。
判定が微妙であれば思い切って
「積もる」と断言しておいたほうが
こちらとしても心構えができるし、
「積もらない」と言って積もったよりは
「積もった」と言って積もらなかった方が
総じて反感も買いづらい。
▼降雪のワクワク感
僕は生まれも育ちも
関東地方の平野部(首都圏)。
だからこそ降雪・積雪には
並々ならぬ興味関心を抱いていた。
冬型の気圧配置の時、
当該地域は決まって冬晴れ。
「寒気の南下」
「太平洋沿岸を進む低気圧」
基本的にこの2つが揃わないと
雪は降らない。
故に目で確認できる降雪は
年に数回程度だし、
「積雪」となればさらに少ない。
天気予報で自分が住んでいる場所に
雪のマークが表示される。
それだけで大騒ぎだった。
「今夜は雪が降るでしょう」
そうして迎える朝までの間には
決まって「雪」に関する夢を見る。
その位、
僕の頭の中は雪のことしかなかった。
▼54年ぶり雪と人生
午前11時。
東京の都心において
うっすらと雪が積もったのが確認され、
11月としては観測至上初めての
積雪観測となった。
ちなみに現在の気象庁が
正式に観測を開始したのは明治8年。
140年以上もの間、
この月の積雪記録は無かったのだ。
…
もし今の僕が
小学生くらいの歳だったら
騒ぐどころの騒ぎでは
無かっただろう。笑