SOSミニレターと人生 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

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ワクワク人生研究所所長・兼実験室室長、小未来のブログ

SOSミニレターと人生

20161110



全国の小中学校の児童生徒に

手紙で悩みを相談してもらう

法務省の

「子どもの人権SOSミニレター」が

発足から10年を迎えた。


※日本経済新聞 社会2面より



▼SOSミニレターって?

子どもたちが学校で

いじめ受けたり等で悩んでいる場合に、

内容を記述しポストに投函する

手紙のことだ。


発行元の東京法務局・

東京都人権擁護委員連合会が

児童生徒向けに配布している資料には


「ともだちからいじめられている」

「ぼうりょくをうけてなやんでいる」

「ネットなどでわるぐちをいわれた」

「がっこうやいえなどでなやみがある」


そんなときは

この「SOSミニレター」に書いて

送ろう!


と記載されている。



▼必ず返事をくれる

さらには

「あなたの悩みを、

 あなたの力になってくれる人が

 読んで必ず返事をくれる手紙」

の説明とともに


「気軽に送ってね。」

「悩んでいるキミの力になるよ」

「切手はいらないよ!」


と悩む子供たちの背中を後押しすべく

励ましの言葉が続く。


さらには

「いじめられてもがまんして

 悩んでいたけど、

 返事をもらって勇気が出来ました。」


「いつもひとりで悩んでいたけど

 SOSミニレターを書いて、

 もうひとりじゃないって

 思えるようになりました。」


との紹介文に


「さあ、困ったり悩んだりしているみんな、

 まずは手紙を書いてみて!」


と、何処かのセールスレターの

テンプレートのような

非常に手の込んだ仕上がり様である。



▼やめとけ

僕が小学生の頃、

似たような人権擁護の資料が

教室内で配られた記憶がある。


「いじめはよくない」

の言葉とともに


「人がいやがることはやめよう」


さらには


「いじめられている人を見たら

 見て見ぬふりをせず

 みんなでとめよう」


のような趣旨の言葉が

綴られているだけだった。


早速資料が配られた翌日から、

教室内で誰かが揶揄われてたら


「やめとけ。


 って、

 おれは言ったからな。」


なんて冗談半分のような

掛け声が教室内で流行ったことがあった。


僕は子ども心ながらに思った。


「こいつら世の中をなめているな」

と。笑



▼SOSミニレターと人生

この10年間で寄せられた

ミニレターの相談件数は

延べ18万5千件に上った、

とのこと。


発足から年々増え、

2010年度をピークに

近年は年2万件前後が届く。とも。


そんな法務省の統計資料で

特に興味深かったのは、


学年別相談受理件数で

中学生よりも小学生の方が

相談件数が多めであること、


小学生の中では

小学3年生が一番多く、


次に

小学4年生、5年生と

続いている点。


さらに

相談内容の90%以上は

「いじめ」で


内容に関しては

「へんなあだ名をつけられる」

「ふくをよごされた」

と軽微に思えるようなものも多い。


一瞬

「たかがそんなことで」

と心のなかで呟きそうになるが


そう言った

「他者が抱く嫌な思い」に対する

“無関心”こそが


人間社会における諸問題の中核を

形成していることを忘れてはならない、

と僕は思う。