契約理論と人生

今年のノーベル経済学賞に
米ハーバード大学の
オリバー・ハート教授と
米マサチューセッツ工科大学の
ベント・ホルムストローム教授が
それぞれ選ばれた。
▼基礎と応用
今回の経済学賞は
2人同時受賞となった。
「2人同時受賞」
まあ、わりとよくある話だ。
端的に言えば
ハート教授が基礎部分、
ホルムストローム教授が応用部分で
それぞれ多大な功績を残した、
とのこと。
▼最大利益の追求
多大な功績。
その内容を纏めるなら
「最大利益の追求」
この一言に尽きると思う。
今回の2人の受賞理由。
勿論、経済学の話であるから、
金銭的利益は言うまでもない。
ただ今回は
「契約」の言葉が示す通り、
経済活動だけでなく、
法的枠組みの設計や制定
果ては政治構成に至るまで、
各国の政策決定の知的基礎を
確立したことが、
多くの関係者の関心を寄せているようだ。
▼最も関心のない分野
10代の頃の僕にとって
最も興味のない言葉の一つが
「経済」だった。
なぜなら、
よく分からないから。
受験生のときも
進路指導の先生の言われるままに
進学先や学部を選んだが、
唯一、自分の意思で避けたのが
「経済学部」だった。
さらに当時、実家では
複数の新聞を購読していたのだが、
その中でも取り分け意味不明な存在が
「日本経済新聞」だった。
テレビ欄が表になかったり、
株価や企業短信など、
無味乾燥な数字がズラリと並んだ紙面は
それだけで僕にとっては
単なる "かさばるゴミ" だった。
▼契約理論と人生
そんな新聞が、
もうかれこれ10年来の
僕の愛読紙の一つになっているから
人生は何が起きるか分からない。
けど、未だに
「ノーベル経済学賞」だけは
他のノーベル賞に比べ、
いまいち興味がそそられない。
冒頭で
「ハート教授が基礎部分、
ホルムストローム教授が応用部分」
と表現したのも、
僕の勝手な意味づけに過ぎず…
具体的にはハート教授は
契約理論の2大理論
「情報の不完全性」
「契約の不完備性」のうち
後者の事例に取り組み
"最適な契約書の作成" について、
ホルムストローム教授は
労使関係がより良好になるような
"契約の結び方" について、
それぞれの考え方の基礎となる
理論を提唱、とのことだが、
やっぱり僕は、どうしても
その理論とやらにワクワクしない。笑