ボランティアの役割
どこのコミュニティーFMも人件費は、かなり財政を圧迫します。そこで「放送ボランティア」に協力していただく
ことになりますが、幾つかの事例を挙げます。
1.放送局で実際にアナウンサーをしていたが、退職後、パートタイム的に「ボランティア」をしてみたい人。
2.大学のゼミやサークルなどで、放送の仕事や「放送研究会」などである程度放送が理解できている人。
3.特殊技術(技能)を持ち、「地域の市民活動等」に参加している人。
4.身体にハンディがあるが、同じ仲間と共に何かやってみたい->社会参加してみたい。
5.普通の社会人だが「放送に興味がある」人。
このようなカテゴリーがあると思いますが、1.については、交通費等を支給することで参加してもらえるか依頼する。
ここの場合、「協定文または承諾書」などで、お互いの意志を確認して、期間ごとに更新する。
2.これは、ぜひ広げてもらいたいのです。大都市近郊なら、必ず大学が近くにありますから、誘ってみる事が必要です。
その際、ミキサーやディレクター等も一緒に参加してもらい、一つだけ「条件」をつけます。それは、「身内話」をしないこ
とです。学内の話ではなくて、市内の情報や、県内の情報なども集めてもらって、「リスナーが望んでいるような情報を
放送してもらう」事です。また、ゼミの先生などにも話をしてもらい、「ゲストとして参加してもらう」事も薦めてください。
3.特殊技能や、技術を持つ方は、まず「市民のレベルのサークルか、市民参加活動の集いなど」に参加してもらい、その
中で、番組作りに参加するように依頼します。例えば植木、ガーデニングの得意な人には「家庭菜園や、花木の手入
れのしかた」などの、5分から10分のコーナー番組を作ってもらい、それは「ライブラリー」として保存することです。そう
することによって、季節の時々の放送は繰り返し使えます。新しい品種などを取り入れると、バリエーションがひろが
ります。日曜大工など家庭の主婦が「ちょっと困っている」ことの解決マンになっていただきます。
4.各市の、「社会福祉協議会」や市の「福祉担当課」と話し合いを持ち、社会参加の一環として、できるだけ多くの人や
組織体に参加を呼びかけます。高齢化が進むほど、社会から取り残されやすいので、「ラジオを通じて」同じ悩みや
地域の助け合いによるサポートを受けられるようにする必要があります。番組は、機材を一式貸し出す方式で、MDか
CDにして、持参してもらうことも良いですし、メールに「音楽添付」することで、MP3などの素材で送ることも可能です。
5.この人たちは、「自分が地域の中で何か役立つ事をしたい」と思っていますから、 時間をかけて「育てていく」ことが必
要になります。まずは、集まった人たちを、「組織化して、オブサーバーやアドバイザーをつけて」訓練することになりま
す。大切な事は「放送とは、地域の活性化や街の人々の生活に潤いをもたらす、災害発生時には手助けする人が参
集できようなシステム作りも必要になります。
注意すべき事は、「継続して参加」することに意味があり、地域の情報を「いかに細かく収集する」のかが問われるのです。地域の「特性」を全体で把握することが重要で、この事をまずは「製作スタッフ」が知っていることが大切なのです。地震なども、歴史を勉強していた人や、地質学を勉強していた人は良く知っていますが、その人たちの「マンパワー」
が「いざ」というときに役立つように常に、「セミナー」や「耐震化講習会」などを開く必要もあります。こういう仕事もコミュニティーFMにとっては重要な仕事になります。