ワァアアアアアアア!!
(大歓声があがる五稜闘技場の外にセッティングしてある無数の煙火筒のそばから上を見上げるナルガネコに向かって花火玉を「運搬スタイル」で運んでいく花火職人な格好をしたネコ達)


エズガダのアイルー「盛り上がってきましたニャ」うんしょ、うんしょ(彼らの背後には荷台に積まれた、たくさんの花火玉が見える)


ニャ太郎「動きがあったようだな」がぽん(アイルーと共に踏み台に乗り、花火玉をでっかい筒の中に入れ込む隣では、同じく別のネコ達が筒に火をつけ、派手に花火を打ち上げている)


ぴょーんぴょーんぴょーんぴょーん!!(闘技場のゲートより、同じく花火職人に扮したメラルーが一目散に「四足走行」で走ってくる)


エズガダのメラルー「発表がありやしたニャ!!セフィティス・ファルザームとデスカーブーです!!」パパァ~~~~ン(花火のライトに照らされながら)

ニャ太郎「予定通り・・例の玉を」

エズガダのアイルー「これですニャ!」へぇ~しょ、へぇ~しょ(と運搬スタイルで、真っ赤な花火玉を運んでくる)


よいしょっとな・・がぽんダッシュ(それをニャ太郎と共に慎重に筒の中に入れ込む)


エズガダのアイルー「セット!!」

エズガダのメラルー「ファイヤー!!」ふぉっ炎(火がついた小枝を筒の中に放り込む)


シュドーーーーーーーーン!!
(筒の中より勢いよく上空に飛んでいく花火玉)


エズガダのメラルー「いけいけいけ!!」

エズガダのアイルー「頼むニャ・・」(祈りながら)



ドニャーーーーーーーーーん!!
(上空にネコ顔の花火が豪快にあがる)







~エル・ディアラ・サンドリア外周エリア....

ドニャーーーーーーーーーん!!
(断崖に掘られた居住用洞穴の中より、上空にあがるネコ顔花火を見上げている「二人のザザミネコ」)



一也「合図だニャ!鉄平!」


鉄平「しっかり敵視を稼げよ・・カーブー・・!」


一也「グライダーを出すニャ!」てってってってっ(猫脚立たせながら洞穴の奥へ入っていくザザミネコ鉄平&一也)


へぇ~しょ、へぇ~しょ、ズルズル・・ズルズル・・(洞穴の奥よりハンググライダーをそれぞれザザミネコバサミではさみながら引きずってくるザザミネコ鉄平&一也)



鉄平&一也「そんだらテイクオフだ(ニャ)!!」ザザミぃ~~~ん!!






「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights






~デスタミッタ・ジャマラン、北塔....

ア~~~ッア~~~ッ!!ア~~~ッア~~~ッ!!
(黒龍の角のように鋭い漆黒の屋根を持つ尖塔の内部より、赤ちゃんの鳴き声が聞こえる)


ジャス「ア~ッア~ッ!!ア~ッア~ッ!!」(女中の胸の中で「よいよい」されながら泣いている、なんだか「ロマンティックなお面」を被っている奇面族と思しき赤ちゃん(毛布にくるまれ状態))

女中「どうしたの、今日はアセアセ」あ~よちよち


ドニャーーーーーーーーーん・・・・
(クロス格子が内側につけられた窓の外に張り付いている猟虫サイズのオオナナホシの背後に、ど派手なネコ顔花火があがっている)


ジャス「・・・・・・・・・・・・・・」じーーーー

女中「あら・・なんの音かしら・・」

ジャス「ニャンニャン」


ぬう(石造りな塔の室内の天井に空いている穴(梯子が立てかけられている)から赤装束の男が顔を覗かせてくる)


赤装束の男「外を見てみろよ。花火があがってるぜ」

女中「え?ジャス、花火だって。見てみましょう」あ~よちよち

ジャス「イ~~~~ッ!!イ~~~~ッ!!ブーーーッ!!ブーーーッ!!」じたばたじたばた(毛布くるまれ状態から脱出しようと試みる。中は「ゆめかわなむちむちロンパース」を着ているようだ)

女中「だめみたい」あ~よちよち

赤装束の男「最近、イェル・ミナ様も来なくなったからな。困ったもんだぜ」やれやれ

ジャス「イ~~~~ッ!!」ぶんっダッシュ(天井に向かって「なんだかイガイガなボールのおもちゃ」を投げる)

赤装束の男「いてぇ」こちぃ~~~んハッ(顔面にクリーンヒット)

ジャス「ブーー!ブーー!」






~アンガイブ・ゲバトリム....

ワァアアアアアアア!!
(歓声を受けながらVIP席の階段を淡々と下りていくセフィティス)


コズンダ「心配か?」ヒュウウウウ・・(花火が上がる中)

イェル・ミナ「いえ。これが天下分け目の大勝負ではないと思っているので」ドドーーーーン!



シオン「相手は強敵よ。しっかりね」ガチャガチャ(衛兵達に手枷足枷を外してもらっているカーブーに向かって)

$あたちのモンハン日記
カーブー「ウッス。乾坤一擲。やれるだけやってみます」パシンハッ(左の手のひらを右拳で打って気合を入れる)



ヒュウウウウ・・



ドパァ~~~~~~~ン・・・・
(美しいしだれ柳タイプの花火を見上げるカーブー)


カーブー「頼んだぞ。みんな」




バチバチバチバチバチ!!(洞穴の奥、小タル爆弾の導火線に火がつく。そしてそのすぐ後ろには大タル爆弾×4の姿も)


鉄平「着火したぞ!!」タタタタタタダッシュ(火がついた松明を投げ捨て、カニ風な「ザザミネコ手」を両方上げながら二足歩行で大袈裟に走ってくる)

一也「早くするニャ!!」(洞穴の縁にて、外向きになったハンググライダーの持つところ(コントロールバー)をしっかと、こちらもカニ風なお手で握りながらテイクオフ準備体勢。また、グライダーの両翼下には、それぞれ中心より順に、青、黄色、赤に塗られた3つの「つぼ」がヒモでぶら下がっている)

鉄平「うしっ。いいぞ!」バッダッシュ(グライダーの向かって左側、一也に密着しながら同じバーを握る)

一也「くるニャ~~!!」(洞穴の奥を振り返りながら)



キュリキュリキュリキュリ・・・・(いつものように崖下で「空の古びた肉焼きセット」の「持つ所」をオンボロ木椅子に座りながら回している、上半身裸な浅黒い細翁)


細翁「くっちゃらくっちゃら・・」キュリキュリ・・・・(死んだような目で口を開けながら)



ボガああああああああん!!



細翁「んあ?」



ヒョオオオオオオオオオ!!
(見上げる断崖絶壁から勢いよく飛んでいくハンググライダー&二人のザザミネコ)



細翁「こりゃまた元気じゃのぉ~」こちん(上から落ちてきた小石が頭に)


鉄平「フォーーーーーッ!!大成功だぜ!!」ビュオオオオオオ!!

一也「崩落しないかニャ!?」ビュオオオオオオ!!(風に乗りながら後ろを振り返る)

鉄平「壁はあれくらいじゃ、びくともしねぇよ!!穴は塞がっちまったかもしれねぇが、気にすんな!!空室が一つ減っただけだ!!」ビュオオオオオオ!!

一也「外周エリア通過ニャ!!」ビュオオオオオオ!!(見下ろす景色がバラック群からマーケットエリアへと変わっていく)

鉄平「はえ~な・・・って、目標確認!!」



ビュオオオオオオ!!
(灰色の町並みの向こう側、都市の中心に見える台形ピラミッドの上に建つ漆黒のドーム型大宮殿)



鉄平「赤ん坊の居場所は・・・」



ビュオオオオオオ!!
(大宮殿を中心にその周囲、五芒星の位置には、それぞれ上空を突き刺すように伸び切った黒龍の角のように鋭い漆黒の屋根を持つ尖塔が中心の主を護るように聳え立っている)



一也「北の塔だニャ!!」ビュオオオオオオ!!

鉄平「よっしゃ!!高度を上げるぞ!!」スッ(鉄平は左ザザミネコ手でバーを挟み握りながら、同じ右手で背中に納刀しているザザミネコバサミを右手に装着。対し、一也もまた右ザザミネコ手でバーを握りながら、同じ左手で鉄平同様、ザザミネコバサミを左手に装着する)

一也「うまくいくかニャタラー」ハラハラ(向かって右側、翼の下から一番近くにぶら下がっている青色のつぼを見ながら)

鉄平「俺の作ったネコ式火薬を信じろ!!いいか!?おもいっきり、やるんだ!!いくぞ!!い~ち、に~の、さぁ~~ん!!」


フォッ!!
(鉄平と一也は、それぞれ両翼下にぶら下がっている青いつぼ目掛け、ザザミネコバサミをそれぞれ振りかざす)



バキャアアアアアアン!!
バキャアアアアアアン!!

(空中で二人によって、つぼが割られた次の瞬間...)




ドッカァ~~~~~~~ン!!
(グライダーの両翼から、向かって左側には、目つきの悪いネコの青い花火が、右側からは、目がクリクリしたネコの青い花火が派手にあがる)




ラインハルト「ふぅ・・・なんだかこっちが緊張してきますね・・」ワァアアアアア!!(闘技場のグラウンドの中央にゆっくりと向かっていくカーブーを見下ろしながら)

ミサキ「あれを」ドド~~~ン(闘技場の周囲では、引き続き花火があがっている)

ラインハルト「ん・・」



パパァ~~~~~~~ん・・・
(闘技場の外からあがる花火に紛れ、遠くの方にも「2つの青いニャン花火」があがっているのが遠目に確認できる)



ラインハルト「!!」チャッ(すかさず手持ちの双眼鏡を両目にあてる)



フオオオオオオオオ・・・(双眼鏡視点。花火の爆風によって垂直に上昇していくハンググライダー&そのバーにしっかとしがみつく二人のザザミネコの奮闘劇が)



ラインハルト「がんばれ・・!!」ワァアアアアア!!(こちらの熱狂はグラウンドのハンター達に向けられているのだろう)



フオオオオオオ・・・くりんうずまき
(ザザミネコ二人がぶら下がっているグライダーは、おぼつかない感じで宙を逆さに一回転してしまう)



ラインハルト「ああ・・アセアセ」ひやひや



バタバタバタバタダッシュ
フォオオオオオオオオ!!

(宙に浮かぶザザミネコ二人は必死に両足を前後に振りながら、グライダーを元通りに戻すと、その勢いを利用して、頼もしい角度と共に青空を突っ切っていく。もちろんザザミネコ二人の顔も頼もしく見える)



ラインハルト「はぁ・・タラー」ホッ・・

ミサキ「ご覧ください」ワァアアアアアア!!(歓声がひときわ大きくなる)

ラインハルト「今度は何・・?」ワァアアアアアア!!


ちんまり・・(うつ伏せ棒状態のまま、赤土のグラウンドに埋もれているドボルヘルムの囚人)


ラインハルト「え・・・」ワァアアアアアア!!



To Be Continued





みんなのザザミな一票でしっかり応援してくれよな♪

次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」

第201話 「ホニョレ??」

1/25(木)0時更新予定

ようやくストーリーモードの方にもザザミネコを着た俺達のバナーを登場させる時が来たぜ!!
やっぱり一也と二人揃ってのザザミネコじゃないとな!今後の活躍にも期待してくれよな!
そんだらば!!
次回も見よう!!読も見よう!!

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