ワァアアアアアアアア!!
(大歓声と黒煙があがる五稜闘技場の星型グラウンドの中央で眠たそうに身を屈める棘竜を庇うように全身を燃え上がらせた奇面族が立ち塞がる)


アジャリナ「さぁ!!正々堂々かかってくるね!!」ボオオオオオオオ!!


イェル・ミナ「族長が言っていたことは本当だったのね」(右腕に掴まる猟虫サイズのオオナナホシの相棒に向かって)

クク「一番びっくりしてるのはあっちよ」ちら・・


カトゥッロ「まさか・・・本当にドスパパヴェルで・・」ワァアアアアアア!!

コズンダ「セフィティス。お前なら克服できるか?」ワァアアアアアア!!

セフィティス・ファルザーム「俺に、これ以上の毒は必要ありません」フッ・・



シオン「い・い・ぞ♪い・い・ぞ♪アッジャ~リナ~!!」

$あたちのモンハン日記
カーブー「さぁ、みんな!!シオンさんの合唱に続け!!馬鹿野郎!!」(観客席側に向かって両手を広げて煽る。その横ではシオンが「バカって言わなくても・・」と)


い・い・ぞ♪い・い・ぞ♪アッジャ~リナ~!!
い・い・ぞ♪い・い・ぞ♪アッジャ~リナ~!!

(星型アリーナに身を揺るがすような応援コールが反響する)



ミオン「い・い・ぞ♪い・い・ぞ♪アッジャ~リナ~!!」


マリク「だから俺は嫌だったんだ・・・こんな戦い・・・」い・い・ぞ♪い・い・ぞ♪アッジャ~リナ~!!

ゴジャランダ「マリクの野郎・・あんな曲芸に怖気づきやがって・・・・マリク!!アジャリナ目掛けて狙い撃ちだ!!」

アジャリナ「アホめが!!聞こえとるぞ!!」ボオオオオオオオ!!

ゴジャランダ「避ければ相棒に当たるぞ!?」ドオオオオオオン!!(大砲発射)

マリク「クソぉおおおお!!」トシューーーーーン!!(バリスタ発射)

カーブー「卑怯者め!!」ブーーーーーー!!(彼の背後より怒涛のブーイング)


ヒョウウウウウウウウ
ビュオオオオオオオ!!

(向かって2時、10時の方向より弧を描きながら落下してくる大砲の玉&鋭く飛翔してくる大矢がそれぞれ炎に包まれた奇面族に襲いかかる)


アジャリナ「アホめが!!そんなもんこわくないね!!アイヤーーーーー!!!!」グボオオオオオ!!(全身発火の火力を更に上げる)



ドガアアアアアアアアン!!
(激しく燃え上がるアジャリナに衝突した大砲の玉が爆発をみせると同時に飛んできた大矢が爆炎により弾き返される)


ゲンス・ゴンス「い~~~っ!?アブねぇアセアセ」ズサッハッ(フェンス際で観戦している彼の足元に再びそれが突き刺さる)


シオン&カーブー「い・い・ぞ♪い・い・ぞ♪アッジャ~リナ~!!」ワァアアアアアア!!


アジャリナ「何発撃ってきても同じね!!」グボオオオオオオ!!

ゴジャランダ「マリク!!拘束弾だ!!」

マリク「あ・・そうか!!」ガシャンハッ(叩きつけるように別の矢をバリスタにセットする)

アジャリナ「浅知恵の悪巧みしようてか!?アホめが!!」

マリク「喰らえ!!」トシューーーーーーン!!


ヒョオオオオオオオ!!
(大矢がロープの軌跡を描きながら飛翔してくる)


アジャリナ「だからアホめが!!」グボオオオオオオ!!(ジャンプしながら燃え立つ両腕を振り上げる)


ダギャアアアアアアアン!!
(ファイヤーダブルスレッジハンマーで拘束弾を引火させながら赤土のグラウンドに叩き落とすアジャリナ)


ボオオオオオオオオオ!!
(拘束弾のロープに燃え移った炎が猛スピードでバリスタ目掛け、燃え進んでいく)


マリク「なっ!?」ボオオオオオオオ!!



ボワアアアアアアアアン!!
(瞬く間にバリスタを包み込んでいく爆炎から逃れるように緊急ダイブするマリク)



い・い・ぞ♪い・い・ぞ♪アッジャ~リナ~!!
い・い・ぞ♪い・い・ぞ♪アッジャ~リナ~!!
ワァアアアアアアアアアア!!

(感極まる五稜闘技場)


アジャリナ「おひょひょひょひょ!!おかしいね!!」グボオオオオオオ!!

カーブー「えらい上機嫌だが・・・もう一人は・・?」きょろきょろ

イェル・ミナ「コズンダ様の下」


ゴジャランダ「はぁ・・はぁ・・!」ダッ(VIP席下の星型コーナーの地面に設置してあるハッチに到着する)


カーブー「大砲が駄目だったからって、もう次にいくのか」ブーブー!!

シオン「あの人、モテないでしょうね」ププッ(とイェル・ミナ)


ゴジャランダ「はぁ・・はぁ・・・・」ちら・・(それとなく真上の客席を見上げる)

カトゥッロ「・・・・・・・・・・・・・」ふりふり(ちいちゃく首を左右に振る)

ゴジャランダ「・・・・・・・・・・・・」ちら・・(その意向を汲んだのか、今度は後ろを振り返る)

アジャリナ「アホめが!!どんな兵器だろうがおそろしないね!!アホめが!!アホめが!!アホめがぁああああ!!」い・い・ぞ♪い・い・ぞ♪アッジャ~リナ~!!

ゴジャランダ「だったら、お前が使ってみろ!!それとも、奇面族に人間が作った兵器は使えないてか!?ああ!?」ブーブー!!

アジャリナ「アホめが!!馬鹿にするなね!!」ダッダッダッダッダッ

ゴジャランダ「フッ・・せいぜい楽しめ」ダッ(別の角に向かって走る)


シオン「2つは使えるって言ったわよね?」

カーブー「あっちのはまずい・・・アジャリナ!!戻るんだ!!」


アジャリナ「今度はあたいが驚かせて・・・」バガン!!(地面の蓋を勢いよく開ける)


ドスーーーーーーン!!
(蓋ごと豪快に落とし穴に落ちるアジャリナ)


アジャリナ「ぎぃ~~~~っ!!出せぇ~~~~!!」ボオオオオオオ(地面より燃え上がる首から上をきれいに突き出しながら)


イェル・ミナ「!!」

カーブー「ああん!!言わんこっちゃない!!」あちゃ~(隣でおでこを叩くシオン)


ゴジャランダ「マリク!!大砲へ行け!!」ダッダッダッダッ(指示を出しながら最後の蓋が待つ星型コーナーに到着)


シオン「ちなみに最後のは?」

カーブー「うううん・・・たぶん・・鳥竜種かな・・」


ゴジャランダ「どうだ!?」バガン!!


ワッシャア~~~~~~~!!
(と蓋の中より垂直に勢いよく飛び出してくる小柄なフロギィ)


シオン「当たり。今度は毒狗竜」やれやれ


ゴジャランダ「クソッ!!役に立たないものばかり!!」ゴイン!!(赤いガンランスを抜刀しながらバックステップで距離を空ける)

アジャリナ「今度は子供を・・・なんて奴等ね・・!」


シャアアアアア・・・・・(威嚇しながら迫りくる、まだ小さいフロギィ)


ゴジャランダ「いいぜ。来いよ?」ちょいちょい(砲身で挑発)


シャアアアアアア!!
(飛びかかっていくフロギィ)


ゴジャランダ「オラァ!!」ガシッ!!(盾と砲身でフロギィを挟み込むように首を締める)

アジャリナ「やめるね!!ん~~~~~っ!!」グググググ!!(地面から出ようと試みる)

ゴジャランダ「動くな!!そこから出れば、こいつを殺す!!」ググググググ!!(羽交い締めにしたフロギィの首を砲身で締め付ける)


カーブー「やっぱり卑怯者だ」

イェル・ミナ「同感。ゲ・アゲルゾンの恥ね」

シオン「恥ずかしくないわけ!?」そうだそうだ!!(背後の観客席が声が飛ぶ)


カトゥッロ「チッ・・小娘。余計なことを・・」ブーブー!!(玉座にふんぞり返る新王はこの状況を愉しむように不敵に微笑みながらグラウンドを見下ろしている)


ゴジャランダ「マリク!!今のうちに化け物を仕留めろ!!」ググググ・・!!

マリク「え・・・・」(大砲の後ろで構えながら)

アジャリナ「やめるね!!また罪を重ねる気か!?」

マリク「・・・・・・・・・・・・・・」ブーブー!!

ゴジャランダ「やれ!!マリク!!ここで勝てば、見張りなんてしなくて済む!!やるんだ!!」ググググ・・!!

マリク「・・・・・許せ・・・アジャリナ・・」グッ(大砲の砲身を少し上げ、照準を合わせる)


ドウーーーーーーーーン!!
(大砲の玉が弧を描きながら、グラウンドの中央ですっかり眠ってしまっている棘竜に向かって飛んでいく)


アジャリナ「ひとでなし共めが!!!!」



ボガアアアアアアアアン!!
(大砲の玉が棘竜の頭部にヒットし爆発する)




モワモワモワモワ・・・ん~~~~~・・・
(黒煙の中より、ちょっと顎を地面に引きずらせながら眠り続ける棘竜ドム)



アジャリナ「ふぅ~~~~~~・・・ドム!!起きるね!!」

ゴジャランダ「もっと撃て!!死ぬまで撃つんだよ!!」ググググ!!

マリク「やればいいんだろ!?」ドウーーーーーーン!!



ボガアアアアアアアアン!!
(無防備な棘竜の背中に落下した大砲の玉が爆発すると同時に歓声があがる)



アジャリナ「ドーーーーーーム!!!!」


シオン「何が決闘裁判よ。やめさせるわよ」ドウーーーーーン!!

カーブー「ウッス」ボガアアアアアアン!!

イェル・ミナ「待って!二人とも!」


ゴジャランダ「ハッハッハッハッ!!もっと撃て!!」

アジャリナ「アホめが」フィ~~~~~~イッ!!(高周波の歯笛を鳴らす)


バッ!!ひょっ!!
(ゴジャランダのすきを見て、彼の腹部を蹴り飛ばしながら、その勢いで脱出に成功するフロギィ)


スタタタタタタ!!(生き埋めになっているアジャリナのもとに走っていくフロギィ)


アジャリナ「いい子ね」ザッザッザッザッザッ!!(急いで地面を鋭い爪で掘り返していくフロギィ)

ゴジャランダ「させるか!!」ダッダッダッダッダッ(ガンスを収納し、慌てて走っていく)

アジャリナ「アホめが!!大陸の生命、冒涜した罪!!思い知るね!!」バビョーン!!(地面より燃え上がりながらジャンプするように飛び出す)


シオン「気付くことなく安住に障りしものあれば、やがて知ることになろう」

カーブー「??」


マリク「クソぉ!!玉切れだ!!」ガーーーン!!(大砲を叩く)


ン~~~~~~~・・・・ズルズル・・
(少し黒焦げになった棘竜が首を左右に振りながら、むっくりと目覚める)



・・・・・ギロッ(マリクに向けて敵視を向ける)


マリク「え・・・」


シオン「それが命で贖わねばならぬ、過ちということを」




ボギャアアアアアアアア!!



ゴジャランダ「一対一なら負けるかぁ!!」

アジャリナ「アホめが!!今は一対二ね!!いけ!!」シャアアアアアア!!(飛びかかっていくフロギィ)

ゴジャランダ「どけぇえええええ!!」ダオオオオン!!(砲撃を交わすフロギィ)

アジャリナ「隙だらけよ!!アイヤーーーーー!!!!!」バオオオオオオン!!(全身から漲る炎を放出させる)



ドシューーーーーン!!
ズドドドドドドドドド!!

(炎の弾丸となったアジャリナが頭から左方向よりゴジャランダの腹部に突き刺さるように激突する向こう側では、右側より爆走してきたエスピナスがあっけなくマリクを弾き飛ばしながら相棒と再会するように交差する)



アジャリナ「お手柄ね!!ドム!!」ビュオオオオオ!!シュタッ(爆炎の火力を利用しながら飛び上がり、相棒の頭の上に乗る)


ンモ~~~~~~~~
(と寝ぼけ眼で返事をする棘竜ドムの足元に抱きつくように飛びつくフロギィの姿も)





「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights





カーブー「勝負あり。っすね」グッ(ちいちゃいガッツポーズ)

シオン「百倍にして返したわね。フフッ」ワァアアアアアアアア!!!!(大歓声のアリーナ。やれやれとホッと一息つくイェル・ミナ)


To Be Continued


  



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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」

第169話「ウスね」

9/25(月)0時更新予定

最近、作者は「アクションゲーム疲れ時期」に突入したため、Switchでソリティアをやったりしているぞ


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