ムーア「ほいだらさ、あたちとボワコフさんは王都にちょっくら行ってくるから、あんた達は適当にモンスターがいそうな場所を探索してきなさいな」しっしっ

モーガン「適当にって・・このだだっ広いヒンメルン全域を探れっつーのか?」

ムーア「どうせ暇なんでしょ?キャンプセット持っていっていいから、泊まりでやってきなさいな」よいしょっ(と、まだまるまっているアポロンの首に乗ろうとするも...)


ぐおんDASH!
ずでぇ~~~~~んハッ

(火竜が拒否するように長い首をあげるもんだから背中から落下してしまう視点主)


ムーア「いてえアセアセあにすんのよ!!こにょもにょめ!!」きぃ~~~~ムカムカ


アポロン「東側でも探索してみるか。乗りな」スッ・・(とモーガンと李俊に向かって首を下ろす)

李俊「アポロンと一緒なら心強い」

モーガン「ああ。こいつと一緒なら移動も早いし、何より頼りになる。得物がない、どこかの誰かさんよりもな」ぶわぁ~~はっはっはっはっはっ(とアポロンもおそろしい大口開けて)

ムーア「コロス!!まとめて鼻もぎって口ん中に突っ込んでやる!!」ガバッDASH!(咄嗟に抑えるボワコフさん)

アポロン「モフモフ軍師と仲良く交渉でもしてこいや。難しい狩猟は俺たちに任せな」よっ(と、背中に乗り込むモーガンと李俊)

ムーア「きっ~~~~~~!!!!!きき~~~~~~~っ!!!!!!!」抑えるでアリマス

アポロン「ん・・・・・・・・・・・・・」(黒棘生える顎を上げ、空を見上げる)

李俊「どうした?アポロン」

ムーア「ハハン!!やっぱり「あたちが恋しく」なったろうに!?ああん!?」よすでアリマス

アポロン「・・いや・・・・・・さっきまで月が見えたんだけど・・・・」

ムーア「かぁ~~~っ!!ほれみろ!!「あたち離れ」から早くも感傷的になっちゃってまぁ~!?可愛らしいことだこと!!」よすでアリマス

李俊「月の位置を見て飛んでいるのか?」

アポロン「ないよりはマシってだけ。光は感じるし、別に飛べないわけじゃないし」バサッ(翼を広げると、その風圧で再び「ころん」と尻もちをつく視点主)

ムーア「いてえアセアセこっから飛ぶのはやめてよね!!お花畑のお花を一輪でもふっ飛ばしてみなさい!?流刑よ!!島流しにしてやるんだから!!」

モーガン「あ、そうだ。島流しっていえば、この前、とっ捕まえた奇面王や傭兵どもがその後、どうなったか聞いてこいや」

アポロン「そいじゃな」フリフリ(と翼を)


ドスンドスン・・
バッDASH!
ガシッガシッガシッガシッハッ
ブワッDASH!
ビョオオオオオオオオ!!

(まずはお花畑から離れるように小走りし、神殿を囲んでいる崖に向かって飛び上がると、「ほぼ壁」な険しい急斜面を二本脚で勢いよく駆け上がりながら助走をつけ、斜面を蹴るように反動を利用して、一気に大空へ羽ばたいていくリオレウス)


ムーア「ちっ・・・・・・」ビュオオオオオオオオ(上空で逆光になっている火竜のシルエットを見上げながら)


ボワコフ「まぁまぁ。分断作業ということで。自分達は下山するでアリマス。イノみゃん殿!」ぴぃ~~~~いっ♪(と指笛を鳴らす)


ズドドドドドドドドドドドDASH!
(馬小屋の中より、藁を突貫しながら猪突猛進してくる「リボン付きのファンゴ(二つ名・♀)」)


ムーア「はいやぁ~~~!!」バッDASH!(走ってきたイノみゃんにボワコフさんと共に飛び乗る)


すとんハッ(ファンゴのモフモフ背中の上に、前席ボワコフさん、後ろ席に視点主というフォームできれいに着席)


ムーア「目指すは王都!!陥落させる勢いで突進せよ~~~!!」ブヒヒィ~~~~んDASH!(視界に映る構図から察するに「サン=ベルナール峠を越えるボナパルト」みたいなポーズをとっているのであろう。実にしょうもない)






Recollection No.5_152







ガタガタガタガタガタガタ・・(馬車の小窓より今日も賑わう王都の町並みを見つめている)


ガタガタガタガタガタガタ・・(行き交う人々の中にはフロックコートを纏ったアイルー科の住民(もちろんパンツは穿いていない)の姿もチラホラ確認できる)


??「移住されてきた方々ですわ」ちら・・(と、その「麗しきお声」の方に首を傾けると...)


ドラグラリぃ~~~~~~~ん!!
(四人ボックスタイプの馬車の中、進行方向側の席にちんまりと腰を下ろしながら、今日も天使の微笑で見るものを惹きつけてやまない若き王女様(本日のお召し物はパステルなライトグリーンを基調としたワンカラースタイルなコート&中はワンピース。靴は手持ちの黒のレザーバッグに合わせた同じく黒のホースビット)の姿が)


ムーア「え~ちて、あ~ちて、こにょっ」(おそらくその輝かしい姿に圧倒されたのか、一瞬、頭がおかしくなる視点主。それをキョトンと見つめるプリム女王)

プリム「ああ・・どうして彼らが移住されてきたのかお聞きしているのですね?彼らの多くはミナガルデやドンドルマ出身です。事業拡大の為、一時的に居住しているのですよ」にこ(と微笑むと同時に、清楚系ストレートなドラグライトカラーの頭上にある「いつものアホ毛」がぴょこんと揺れる)

ムーア「あれがまた憎らしいほどキュートなのよね・・・」(と彼女の揺れるアホ毛を見つめながら)

プリム「各都市では人間と獣人が台頭な立場で協力し合って、そしてお互いに尊重しながら、各々の特性を活かしつつ労働を分配して都市の経済発展に貢献しています。近年ではハンター社会にも彼らの存在は欠かせないともお聞きします。そんな彼らの類まれな才能を顧みず、隷属化させていたヴェルドは先王の指導を仰ぎ、国家としての発展にこそ成功しましたが、そこで貢献した名家の権威は増長し、やがて金権政治を軸とした寡頭制に溺れてしまいました。今のヴェルドはまだまだ失敗と反省を鑑みる歴史に浅く、そして民主制の見識にも乏しいのです。だからこそ、外部から移住してきてくださった彼らの指導が必要なのです」ガタガタガタ・・

ムーア「モンスターが生息していないっていうことも王都を至上主義に傾かせた原因かも」

プリム「同感です。聖人たる初代の先王が、開拓に心置きなく従事できたのは、それが最大の要因です」

ムーア「王宮を平和ボケにしてしまったのもね」

プリム「フフッ・・。しかし、そんな大陸の常識知らずであった王宮に危機感を与えてくださったのは、他でもあなたですよ?キャロルムーア」

ムーア「・・どうだろう・・・。今思えばさ、あいつ・・・・「あたちが知っていたジェイソン・ウー」は、そういった王都の腐敗を一番知っていたからこそ、あたち達に自分の夢を託したんじゃないかな・・・・って、都合良く考えすぎかな?」

プリム「解離・・とまではいかないにしても、彼が心の病に悩まされてたことは事実でしょう。彼を聖人とみなすか、狂人とみなすかは、あなたの心次第です」ガタガタガタ・・

ムーア「だから薬物に溺れた・・・いや、溺れさせられた・・・・。邪龍教のことも探れるいい機会よ」

プリム「あなたの提案には、いつも驚かされます。私自ら、顧問団の工房を見学しろだなんて」くすっ

ムーア「残念。今回は違うんだよ。彼よ。彼」ちら(と、隣の席を見ると、視点主の体(前回着ていたレザーライトSシリーズを今回も装着)にぐったり寄りかかりながら寝ている獣纏族の姿が)

ボワコフ「ZZZZZZZZZ・・・・・」すぴぃ~~~すぅ~~~すぴぃ~~~すぅ~~~zzz

ムーア「嗚呼なんて愛しい・・・一生、あたちといてほしい」がしっDASH!(とモフモフを抱き寄せる)

ボワコフ「ううっ・・・ジョーに踏まれたでアリマスか・・・・って、これは失礼致しました。すっかり寝てしまって・・」ぽりぽり(はつかしそうに頭を掻く)

ムーア「ごめん。起こしちゃって。まだ寝てていいよ」

ボワコフ「いえいえ。もう到着する頃でアリマスよね」」パンパンハッ(顔を叩いて気合を入れる)

ムーア「気に入ってるんだよね。「女王陛下の特別顧問」っていう立場を」いやぁ~~♪(まんざらでもないボワコフ)

プリム「ボワコフさんが使節団の一員であることには変わりありません」にこ

ムーア「ってことは、ボワコフさんにも、王都の武器工房を見学する権利があるってことだもんね。連中がどんな言い訳してくるか楽しみ。でも残念。こっちにはクイーン・ドラグライトがいるんだから」

ボワコフ「その新緑のように輝かしい容姿だけにあらず、意志力の強度もまた輝竜石の如く」あははははは(と視点主と王女様)

プリム「そうでした。農園の傭兵について、お伝えしたいことが」

ムーア「ゲンス・ゴンスの・・・」ちら

ボワコフ「是非に」グッ(前傾姿勢になって話に耳を傾ける)

プリム「彼らは敵対した反乱軍の首謀者及びそのメンバーらと共に、無事にセントヘレナッチョ島の監獄に投獄されたと今朝、護衛を担当した顧問団の私兵より伝書鳩にて通達を受けました」

ムーア「直接、謁見しろっつーのよね」ふんっ

プリム「必要以上の質問を受けるのを恐れての配慮かと」

ムーア「あんたを畏れている証拠。で、なんて?」

プリム「両者共に罪を認める様子はなく、自分達の行いには正当性があるとも訴えているそうですが、特別、暴れた様子もなく、刑を受け入れる姿勢であるそうです」

ボワコフ「・・・・・・・・・・・・・」ふぅ~~~~

ムーア「どんな監獄か知らないけど、大人しくしてれば、そのうち出れるって考えてるんだろうね。ま、出てきてもどうせ同じことを繰り返すような連中だから、永久に投獄されていればいいのよ。あんな連中に少しでも情けをかけようとした自分が、まだまだ甘かったってこともね・・」スッ・・(同情を示すようにそっと小さな両手を視点主の膝の上に重ねてくるボワコフ)

プリム「解放された獣人の皆様方の行方ですが、ドンドルマの獣人保護団体の庇護のもとにあるようです」ハッ(とボワコフは顔を上げる)

ムーア「その中にミオンっていう女の子のアイルーがいたか分かるかな?」

プリム「ごめんなさい。名前が記されたリストは受け取っていません」

ボワコフ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」しょんげり・・(する彼をそっと抱き寄せる)

プリム「また、彼らの中には、プラウズ家の農園から逃亡したという意識から、罪悪感に苛まれている者も多くいるそうです」

ボワコフ「報復を恐れているのでアリマス・・。彼らの躰と本能には・・それが焼きついているから・・・・・・・」グスン・・

プリム「・・・・・・・・・・・・。ですのでドンドルマでは、彼らを逃亡者という立場ではなく、難民という立場で移住を受け入れると。いずれ、この恩恵は返すつもりです。この国の王女として、約束します。必ず」スッ・・(身を乗り出し、頷くボワコフの手を握る)

ムーア「・・・・シオンとミオンちゃんが・・帰ってこれる王都になるといいね・・・」


ガタガタガタガタガタガタ・・


To Be Continued






★次回ストーリーモードは4/8(木)0時更新予定です★