すぽり・・(か細い「少女な右腕(齡7~8歳程度だろうか)」にシンプルな革製の籠手をはめる)


ひょひょひょひょひょ・・(両腕にはめた籠手を見下ろして、満足げな珍妙な笑い声をあげる視点の主)


スッ・・(顔を上げると石壁を背にした銀縁ゴシックなスタンドミラーに以下の装備を纏った「少女な自分の姿」が映る)



■あたち装備一覧

ヘアスタイル:蒼髪ウィンドボブ・ガールズバージョン
頭:あたちのピアス(ルチアが燕雀石(マカライト鉱石)から作ってくれた蒼色の(あんまんのように)まあるいピアス。ルチアの凶暴性が宿っていると云われている)
胴:あたちのレザーメイル(皮革の軽鎧。野生のケルビやガウシカの皮を使用)
腕:あたちのレザーアーム(メイルと同じ革製の籠手。すぽりと肌に密着する)
腰:あたちのアイアンベルト(同名ベルトのガールズ用レプリカ。バックルには「あたち、あんまん」を意味する「A」という頭文字が「誇らしげ」に刻まれている。胴系統倍加)
脚:あたちのブルージャージー(同名ジャージーのガールズ用レプリカ。革製ブーツが実に可愛らしい)

■あたちシリーズ発動スキル
攻撃+10(ルチアの凶暴性による)
耐震+10(転ばないため)
腹減り半減(よくお腹が減るムーアが授業に集中できるように。敢えて無効でないのは吾郎とおトキさんが愛情込めて作ってくれる栄養満点のお弁当をしっかり食べられるように)
体術+10(よく「でんぐり返し」ができように)


むんむん(と鏡に向かってファイティングポーズをとったりしているムーア嬢)

ムーア「むぅ・・・・」スッ・・(エアで得物を構えるポーズを取る。そのポージングから大剣だろうか....)

ルチア「準備できたかぁ~!?もう出発すっぞ~!!」ガチャーンハッ(鏡越しに豪快にドアを開いてインしてくるレイアシリーズなルチアが。同時にびっくりしながら平静を装うムーアの「慌て照れた」姿も)

ムーア「もう!ルチア!!部屋に入る時はノックしてって言ってるでしょう!!」ぷんすかDASH!(鏡越しに激昂かます。対し、両耳に指を突っ込んで白々しい顔をしてるルチア)

ルチア「へへ、わりぃわりぃ。んなことよりさ、よく似合ってんじゃんかよ」(少女より遥かに背の高い「ワイルファンゴヘアな彼女」が、鏡越しに背後から身を屈めて顔を近づけながらこちらの服装を笑顔で見つめてくる)

ムーア「フフフフ。ぼっと褒めろ」スス(鼻炎気味の鼻をすすりながら自画自賛する「まあるい顔」のわんぱく少女)

ルチア「学園の連中も、お前のその姿を見たら憧れちまうぞ。どう?緊張してっか?」ぽん(口を開けながら鏡越しにルチアを見つめる蒼髪ウィンドボブな少女の頭の上に手を乗せる)

ムーア「うううん。すんごい楽しみ♪」にかっ(と笑うと「歯の生えかわり」時期なのだろう、一本足りない前歯が)

ルチア「そっか。きっと、父ちゃんと母ちゃんも喜んでるぞ」にこっ


バッDASH!(振り返りレイアシリーズのメイルに向かって強くハグを交わす)


ムーア「ほんとは・・少しだけこわい」ぎゅむっ

ルチア「フッ・・大丈夫だよ。喧嘩の仕方ならあらゆるパターンを教えてやったろ?」

ムーア「違う・・・オトモダチができるかなって・・」

ルチア「・・・・それこそ心配するこたねぇよ。いつものお前らしく振る舞っていれば、いつの間にかたくさんの友達が出来てるさ。他でもないあたしが言うんだ。ほれ、笑ってみろ」


スッ・・(そっとルチアから離れ、彼女に向かって顔を見上げる)


ムーア「・・・・・・・・・・・・・・」にっ(と笑顔をみせると視界に映るルチアも頷きながら笑ってみせる)

ルチア「うし!それじゃあ出発しようぜ。おトキさんと板長も準備出来てるぜ」(振り返りながらドアの外へ向かっていく。また視界の中に映り込んでいるタンスの上にはアイルーのぬいぐるみが「やたらと」置いてある)

ムーア「うん!」

ルチア「あ、それと・・」

ムーア「??」

ルチア「大剣の持ち方は、まだイマイチだな」ププッ

ムーア「ルチア~~~~~!!!!」ひょっひょっ~♪(と見事なあんまんスキップで廊下へ出ていくルチア)






Recollection No.5_07







ムーア「早く!早く!」(青空の下に映える白雪神殿の入り口からあくびをしているルチアに続き、いつものメイドネコシリーズ【スノーホワイト】を着こなした笑顔のおトキ、そして胸に和蒸籠を抱いたシンプル板前ネコスーツを装備した赤虎猫な吾郎が出てくる)


おトキ「お嬢様ったら、出発前にそんなにはしゃいでいると転びますわよ」うふふ(と笑う横ではルチアの大あくびが)

ムーア「漲る力、あんまんパワー!」むん(それを見て「ば~か」とルチア)

吾郎「オーダーを頂いたように、はちみつあんまんをご用意させていただきやしたよ」にこっ

ムーア「ありがとう!板長!!」なでなで(される吾郎もまた満面の笑顔である)


ぞろ


ムーア「ん?」ちら

エスター「しっかりね、ムーアちゃん」がんばって♪(などとお花畑エリアから白装束を身に纏った女性同志諸君が立ち並んで激励してくれている)

ムーア「うん!」(元気いっぱいに手を振り返す)



ボギャアアアアアアア・・・・



おトキ「え!?」バッ(鳴き声が聞こえた上空を見上げる。同時に腰に装着しているデュアルトマホークを素早く抜いて空を警戒するように見上げるルチア)



バッサ・・・バッサ・・・・・
(遥か晴天の上空を小型の火竜が旋回している)



ムーア「またあの子だ・・」バッサ・・・・バッサ・・・・(雄大に空を飛び回る火竜を見上げながら呟く)

ルチア「ったく、鬱陶しいレウスのガキだぜ。あれ以来、たまに神殿に姿を見せやがる。ま、何もしてこねぇからいいけどよ」ガション(ルチアを見ると落ち着いた様子で双剣を腰の後ろに収納している)

おトキ「ルチアさん、やっぱりあの火竜って、旦那様がよくお話しをされていた飛竜の子供なんじゃ・・」

ルチア「カールとドリスの?あれ以来、奴らの巣には行ってないからな・・・・かもしんねぇな」バッサ・・・・バッサ・・・・



ボギャアアアアアアア・・・・



吾郎「安心できやせんぜ。様子を見て、親子で襲うつもりかもしれねぇ」スッ・・(自分を庇うように背中を向けてくる)

ムーア「大丈夫だよ。きっとあの子も、あたちのことを見に来てくれたんだよ」バッサ・・・・バッサ・・・・

ルチア「・・・・・・・・。行こうぜ。初日から遅刻しちまう」バッ(ポポに繋がれた馬車の御者台に飛び乗る)

ムーア「え!?ポポスで行くつもり!?」

ルチア「しょうがねぇだろ?おトキさんも一緒なんだから」早く乗れ(と急かす)

おトキ「先生たちにご挨拶しないと。さ、参りましょう」

ムーア「イノみゃんと一緒に登校したかった・・」しょんげり

おトキ「ファンゴに跨った新入生が突然来たら、みんな驚きますタラー」ガチャリ(先に馬車のドアを開け、少し高い搭乗口へ「よいしょよいしょと」乗り込んでいく「ネコ背な」後ろ姿)

ルチア「一人で登下校するのはまだはえ~ってよ。それまではあたしがついてってやっから、そうしょげるな」ほれ、早く乗れ(と急かす)

ムーア「うん・・」ちら


バッサ・・・・・バッサ・・・・・
(上空の火竜が麓の方向へ飛び去っていく)



ムーア「ほえ・・見送ってくれるって・・・」バッサ・・・・・バッサ・・・・・

ルチア「バカなこと言ってねぇで、早く乗れ」

ムーア「はぁ~い・・」

吾郎「しっかりな。お嬢さん」たしっ(満面の笑みを浮かべながら和蒸籠を手渡してくる)

ムーア「うん!」


たんっDASH!(意気揚々と馬車に飛び乗り、進行方向側の席に乗り込む。目の前の席ではおトキさんが慎ましく座っている)


ちら・・(ドアの外を顧みると吾郎を先頭にエスターたちが手を振ってくれている)


ムーア「ほいじゃ、いってきまぁ~す!!」ブンブンバイバイ(元気いっぱいに手を振り返す)


ガチャ(ドアを閉める)


にょっ(すかさず馬車の小窓から外を覗き込むと、まだ吾郎たちが手を振ってくれているのが見える)


ルチア「出発すんぞぉ~」(彼女の大きい声が馬車の中に聞こえてくる)



フモォ~~~~~~~~~~
ゴトゴトゴトゴトゴトゴト・・・

(ポポの鳴き声と共に出発していく馬車の中から、外で見送ってくれている吾郎たちに向かって必死に手を振り返す視点の主。ふと進路方向の頭上を見上げると、先程の火竜が少女の門出を祝うように先導してくれているのであった....)



To Be Continued







★次回ストーリーモードは10/17(木)0時更新予定です★