あんまんがすべてだ。

偉大なる饅(まん)は愛情に満ちた餡(あん)を包んでいるからだ。

あんまんイズフォーエバー

すべてはあんまんのために....


~以上、あんまんスキー著「饅の兆候」より抜粋





どうぼ。あた門亭あんまんスキーですもぐもぐ多くの方は「夏にあんまん?阿呆者。この蒸し暑い日にあんまんなど食べていられるか。だいたい甘いし、炭水化物の塊ではないか」と現代人風な反応を示すでしょう。のみならず本当はあんまんに対し心から敬服している「信者」でさえも、「冬はあんまん、夏は冷麺と決め込んでいる節」があります。ところがです。夏でも「気軽に」あんまんを買えてしまうショップが近場にあったらどうでしょう・・。

そんな夢話あるわけない。中華街じゃあ~あるまいしおいで

あんまんスキーもそう思っていました。

しかし、あんまんスキーがよく利用させてもらっている近所のスーパーに「季節構わずあんまんが置く小スペース」が設けられたのです!!

オープン型縦置き陳列タイプの冷蔵庫の上段、一列に並んだ、それも「夢の一個入り饅」だったのです・・!!

あんまん好きといえども、正直「そう毎日毎日」食べているわけにはいきませんし、饅は生モノであるが故、特にこの湿気が多い時期は腐らせてしまいがち・・。純白の皮に青カビが生えている姿こそ怠惰な心の表れ(云わば「戒め饅」)。こうして「腐饅」と化した彷徨える亡霊が悪夢を引き起こし、エクソシストが出動したとかしないとか・・。

よく巷で見る「三個入りの饅」は、小さい上におおよそが粒あんである為、こし餡こそ真の饅と認知しているあんまんスキーは実際のところ、機嫌が悪いときなどはこの三個入りの饅を軽蔑視すらしている始末。どうせ食べるなら「菓子感覚ではなく、主食的に集中的に食べられるボリューム」を望んでいました。そこに現れたのが、今回発見した「天使の饅」だったのです。

青天の霹靂。アイルーならば間違いなく「カルチャーショック」を受けるこの大事件に、早速無類のあんまん教徒である作者は、その「夢の一個入り饅」を手に取ってみました(もちろん震える手と弾む鼓動で)。

おおよそ「そこいらのスーパー」に置いてある「メジャーあんまん企業」といえば井村、中村、紀文の御三家(四代財閥のように覚えましょう)。

その時作者が手に取ったあんまんは如何にも紀文さんらしい「ぷっくらボディのイカした饅」でした。

フォーーーーーーーー!!

雑多した人混みの中、心の中で「高級耳栓ばりの」歓喜の大咆哮をあげるあんまんスキー。

「やはり売れていないのか」手前にあるものは「20%OFF」のシールが貼られていましたが、あんまん信者にすれば逆に好機!サッカーでいうならあわよくばのショートカウンターのチャンスなのです!!

迷わずふたつほどカゴにポイしたあんまんスキー。

しかし待てよ、あんまんスキーよ。

あんまんの最大の弱点は「その面倒くさい蒸し方」にあることを思い出せ!!

買ったはいいけど、結局、あんまん蒸し器で「なっがなが」蒸すのが面倒で、気づけば冷蔵庫の中で賞味期限が切れていた・・・なんて怠惰なバッドエンディングはありがち・・。そんな不道徳なことをするなら最初から食べなきゃいい、これも饅を愛するが故の饅心(まんごころ)。云わば「饅エコロジカル」。夢の。

と自分を戒め、カゴにポイしたあんまんを「一個だけ」冷蔵庫に戻そうと(もちろん人目を気にしながら)したその時、袋に書かれている説明文を発見。なんとそこには「レンジでカンタン!」とご陽気かつ端的な文章が書かれているではありませんか!?しかも袋を「チョッ」と切るだけであとはレンジに入れてチンするだけだと言いのけているのです。

わかった。新手のあんまん詐欺だ。

あんまんスキー、そう邪推しました。

けど買いました(戻そうとしたあんまんも再びカゴにポイして。もちろん人目を気にしながら)。

そしてスタミナ切れになるのも恐れずお家まで走って帰り、言われるがまま袋を「チョッ」と切って、指定された温度と時間を設定し、待つこと1分ちょっと・・。おそるおそるレンジを開け、覗いてみると見事なまでに「ぷっくら柔らか豊満ボディと化した美饅」の姿が・・!!

OH GOSH!

あんまんの神が我が家に舞い降りたのを「なんとなく」感じた瞬間でした。

そんな気になる「夢の一個入り饅」がこちら↓

■紀文さんのあんまん1個(紀文さんの公式HPより)

その後、袋を切った後、その中に水を少し入れて蒸すともっとぷっくらボディになることを発見びっくり

そしてついには夢だった「ミニあんまん蒸し器」も購入!!



↑実際の価格は現時点で568円ですが、すごく万能です♪


これですべて整った。

あとはあんまん食べるだけ。

運動>あんまん>運動>あんまん>ときにはもう一度あんまん>運動なんて日も...

そんな甘いもの好きのあんまんスキー。

現在、歯医者さんに通院中ですチュー

おしまんパー