ギリギリに 行ってきました ゴルゴ展


どうぼ。あた門亭ゴルスキーですaya(決してゴルフが好きという意味ではない)
今となっては作者の本棚にある漫画はゴルゴ13がメインというほど「ゴルスキー」な作者。ストーリーモード内でもちょくちょくオマージュさせて頂いているのですが、そんな日本を代表する文化遺産にして、もはや歴史上の人物といっても過言ではないゴルゴ13の展示会『連載50周年記念特別展「さいとう・たかを ゴルゴ13」用件を聞こうか……』(川崎市市民ミュージアムにて11/30まで開催)にリミットギリギリの前日に行ってきましたチョキ

パートニャーはもちろん、こちらも部屋のクローゼットのほとんどをゴルゴ13に占領されてしまったカーブー(この世界の何処かに棲息するという幻獣的人型UMA系男子)。

平日のラストDAY前日(しかも曇り)ということもあってか、館内はラッキーなことに空いており、テンション&アドレナリンもハイボルテージsss(とは言うものの、武蔵小杉駅から川崎市市民ミュージアムが結構離れており、それを知らずに徒歩で行ってしまい40分くらい歩きましたタラー帰りはバスでラァ~クラク♪)

今回、個人的に見たかったのがゴルゴ愛用銃のモデル12丁を紹介した「狙撃」コーナーと、プロダクションの「武器庫」にあるモデルガン達でした(ストーリーモードでもお馴染みパノ・パパンドレウがAR-15型ボウガンを愛用していることから、何かモデルガンの実物からインスパイアされるかなと思い。AR-15とはM16自動小銃のアーマライト社の製品名)。

なんてたくさん展示されているモデルガンをバカな顔しながら「むぅ~~ぶー」と眺めていたら、他のお客さんがスマホを掲げ、「パシャリハッ」と写メを撮っているではありませんか!!

「このっ!」と「怒ってやろうか」と思ったのですが、一旦落ち着いて、すかさず作者、案内人の方に「撮影していいのはどれえすか!?」と元気いっぱいに聞くと「原画以外のものでしたら。モデルガンなんかは撮影して頂いて大丈夫ですよ♪」とのこと。怒らないで正解でしたチョキ

そんだこんだで「気前いい~チュー」と叫びながら、空いてることをいいことにモデルガンは全部撮影させて頂いたのですが、なにせ普段写メを撮る風習がないので、帰宅後、iPhoneに撮影した画像をPCにインポートしてみるとまぁ~手ブレの酷いことアセアセ

その中でもマシだったものを少しだけナイスチョイス音符






UH~~~♪超クール!!

その他にもゴルゴ愛用の銃「アーマライトM16」の体感コーナーもあり、この時ばかりはカーブーに「写メ撮って!!」と撮影してもらいましたルンルンもちろんへんな顔しながらayaそれとモデルガンとはいえ、M16はすごく重たかったです。こりゃ肩凝るなあぁっ?!なんてぼやいていると、いちいち写メを撮るたびに手に持っていた上着やらスタバの袋(クリスマスVer.が欲しかったので自宅周辺の最寄り駅で買ったのです)を地面に置いていたのを案内人の方が見かねたのか、「アーマーライト担ぎ中」の作者にこっそり近寄ってきてロッカーがあることも教えてくれました。背後から来たので、思わず手にしていたM-16の銃床(ストック)部でおねえさんの首元を「うっドキッ」ってやってしまうところでしたなんて。

それ以外で感動したのが、ゴルゴと関係をもった100人の女性セレクションの顔パネルが、壁一面に紹介されているコーナーでした。

興味深かったのは、顔パネルに番号が書かれており、下のテーブルを見るとその番号ごとにその女性の名前(もちろん名称なしの方もいます)や、登場話などが記載されており、思わずククッと一人だけ笑ってしまいました。そしてすかさずカーブーに「これのカルタ欲しいわぁ~」と言うと二人でゲラゲラ笑いながらクイズ開始。エヴァなどの「著名人」は知っていて当然。作者がわかったのは名作「メデジン・カルテル」に登場した「ボスの情婦リヴェラ」とか、これまた名無しのインド系の謎の情報屋の女性(リイド社判・第105巻-2「北緯九十度のハッティ」)などでした。中でもパット見で名前が出てきたのがこれまた悲劇のヒロインとして名高い「スージー(リイド社判・第30巻-2「氷結海峡」)」でして、思わず「スージーだ!!」と叫んでしまいました。

「海へ向かうエバ」のコーナーでは、初公開の原画15枚も含め、全ページノーカットのパネル(こちらは原画をコピーしたもの?)と併せて1話を丸ごと読み切れてしまう「最高に気前のいい」展示となっており、当時の生原画は非常に風情や歴史を感じることができ、改めて「さいとう・プロダクション(車乗っててもすぐ目につくビルにある)すげぇ~拍手」と感嘆。エバの回ラスト数ページは映画の絵コンテそのもので、あの「視点」でのラストカットはこれぞ芸術!!何度見ても鳥肌が立ちます(初期ゴルゴは冒頭シーンの多くをはじめ、当時の洋画をリスペクトした完全な絵コンテなんですよね。絵を見てるだけで状況を説明させてしまう漫画ならではの表現力とその画力に本当に感服致します)。

資料関係で興味を惹かれたのが、まだ現代のようなインターネット社会でなかった頃の貴重な諸外国の風景写真でした。特に冷戦時代のドイツは「東側」の入国が厳しく、なんでも入国がしやすかった医師の友人に頼んで写真を入手していたそうなのです。おそらくこのあたりの逸話が「さいとう先生国境なき医師団説」に派生していったのではないかと個人的に思いますが、なにせそこは百戦錬磨のさいとう先生。真相は謎です。

あと個人的に「いぎぃ~~~~!!」ってなったのがこちら


興奮して手ブレがひどいですが、こちらビッグコミック増刊 1977年10月15日号 VOL.28。そう・・名作中の名作「芹沢家殺人事件」がなんと「表紙」になっているのです!!超欲しいです!!

超欲しかったといえば、一部単行本に未収録の「幻の回」が掲載されている当時の本誌も「ガッツリガラスケースに入って」展示してありました!さすがにそれは写メ撮ったら「いろいろヤバそう(特に相手がゴルゴなので)」だったので撮影はしませんでしたが、ハンケチを噛んで悔しがってやりました。むきぃ~~~~~ダイスキッッ!!

なんて興奮冷めやらぬまま、「ガッツリ」アンケート用紙も書き(空いていたので机を独占しながら。内容は先程もご紹介させて頂いた「女性パネルのやつをカルタ化してほしい」という「要求」を書かせて頂きました)、「好きなエピソード投票用紙」もちゃんと一票入れてきました(これに関しては名作系は黙っていても他のゴルスキーな方々が「やってくれる」ので、作者は個人的に好きな「スタインベック三世(リイド社判・第68巻-3)」に一票入れ、備考欄には「リチャード卿が好き」とだけ書きました(笑)ちなみにリチャード卿はあたモンストーリー内でもクラレンス卿としてオマージュさせて頂きました(「猫民戦線~PART9」)

なのですが、本音を言うとベストエピソードは本当に決めがたいです。初期、中期、近世とどれも好きなのばかり。個人的には脚本家によって作品を読み分けているので、できれば次回の展示会は是非、脚本家の皆さんにも触れて欲しいなと思いました。作者が好きなのは順に、横溝邦彦先生(時には「品川恵比寿」というペンネームで記載)、ながいみちのり先生、氷室勲先生、加久時丸先生(「不可能侵入」はまるまる二時間映画になるくらいの超スペクタル作!)、綾羅木恭一郎先生、方々です(横溝先生は元作画スタッフのようでして(Wiki参照)、確かサバイバルかブレイクダウンのどちらかだと思ったのですが、それを示す「当時の遊び」のようなワンカット(墓標の名前が「横溝邦彦」となっている)があったのを覚えています。かなりマニアックなうんちくだと思います(笑))。

なんて超激アツだった展示会。もちろんグッズコーナーも激アツでして、作者なんて展示場に入る前に買っちゃいました!(時間的に展示物に夢中になり過ぎて「閉店」の可能性もあったので)

そこで超欲しかった「エバ」のクリアファイルをGET!!

閉館間際、館内にある博物館展示室(川崎市の歴史やそこで発掘できた土器や埴輪などが見れました)で、ちょうど現在作者がプロット作成している内容に役立つ資料に近い解説シートがあったのでそれを数枚、早速エバのクリアファイルに入れて持ち帰りました(笑)

家に帰って改めてクリアファイルを見たら、「あと五枚は買っておくべきだったな・・」と少し後悔・・。おそらく次の「Gイベント」は55周年?でしょうか。半世紀てタラーすご過ぎです拍手

そんな激アツG!!

展示会は終わってしまいましたが、その他、展示物の詳細はこちらなどをご参照↓

https://www.museum.or.jp/modules/topics/?action=view&id=1094


なんて本来、中継ぎ記事は「適当に終わる」はずなのに、気づけばすんごい興奮してたくさん「喋って」しまいましたもやもやこれを猛省し、来週の中継ぎ記事は「超手短」にやりたいとここに約束しますチョキ

そんじゃさ、今日おしまいねバイバイ
(ゴルゴ展行くのに歩き疲れたので足が超痛い)




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