あたちのモンハン日記
あんなに可愛かったギギ・・。抱っこしてくれとUBUや俺の胸に飛びついてきてはその「おそろしい口」で頭を何度もかじられたっけかなぁ・・。


あたちのモンハン日記
鉄平「それがあんなふうになるとは・・」





ブフォオオオオオオオオオオ!!
(上空から黒煙の火の海地獄に向かって氷ブレスの竜巻を口から放出する、なんだか皮の表面がブルーフローズンカラーな毒怪竜的飛竜種)


あたちのモンハン日記
マクシミリア「原種とも亜種とも違うようだが・・」


ゼノン「俺に似たんだろうな。ギギも特異体質だったのさ」

あたちのモンハン日記
芋助「容姿以外には何が違うのですか?」

ゼノン「俺達(原種)が体内に毒袋を持ち、亜種が電撃袋を持つように、ギギは氷結袋を持っているんだ。それも普通のそれや凍結袋とも違う、オンリーワンでスペシャルなやつをな」


ブフォオオオオオオオオオン!!
(竜巻状のブリザードにより黒い大炎上の一画を鎮火させていくギギ)


$あたちのモンハン日記
影丸「それは心強い。ゼノン殿も母上も誇れるお子さんになったというわけですな」

$あたちのモンハン日記
ニャ太郎「それが違うんだ。フランソワが言うには、彼等(毒怪竜)は雌雄同体の単為生殖が可能なモンスターなのだという」ほぉ・・それはまた珍妙な・・(と影丸)

あたちのモンハン日記
一也「知らなかったニャ・・ゼノンって父ちゃんであり、母ちゃんでもあったのかニャ・・タラー」まぁな(と空中のゼノン)

あたちのモンハン日記
アラン「俺みたいにならなくていいわけだ。そういう人生もいいかもな」(ご存知アランはバツイチオトモ)


ギギ「ちょっと!!いつまでお喋りしてるわけ!?いくらあたちでも、このエリア全部の火は消せないんだから!!」ブフォオオオオオオオオオンsss


鉄平「あたちだって。あいつ、いくつなんだ?」

ゼノン「人間でいうところの「少女なりたて」くらいかな。自分のことをまだ「あたち」と呼ぶのは、もちろん姐さんに憧れてのことだ。ちなみに、来年はバベル中学に通わせようと思っているのだ」バッサバッサ(のんきに飛んで浮かんでる父の背後で一生懸命、鎮火活動に勤しむ娘)

一也「氷属性の毒怪竜ならぬ、氷怪竜かニャ・・。頼もしい仲間が増えたことには違いニャいが・・」ブフォオオオオオオオオオン

ゼノン「どうだ?あいつの口元、思春期に入って、ずいぶん「キュートな口」になったと思わないか?」そうかなぁ・・(と鉄平)

あたちのモンハン日記
フラワー「どうあれ、立派には育っているみたい。バステトにも見習わせたいわ」えっ(と鉄平)

ギギ「もう限界!!いくら消しても次々に延焼してくるわ!!まるでこの黒い炎が生きているみたい!!」バッサバッサ煙(鉄平達のもとに飛んでくる)

鉄平「なぁ、ゼノン、ギギ。上からUBU達の姿は見えなかったか?」

ギギ「姫姉ちゃまの姿は見なかったけど、神殿の上に大きな大砲があって、そこにボニーさんがいたのは見えたわ」バッサバッサ

ゼノン「それからグレン達が背中に「大量の」獣人達を乗せて、移動していくのを見たぞ」バッサバッサ

鉄平「・・猫民の救助を・・・・・ゼノン、ギギ。それからアラン達はグレン達の支援をしてやってくれないか」

アラン「そりゃ~いいですけど、総帥はどうなさるおつもりで?」

鉄平「俺はこのまま神殿に入ってみる。ボニー達も気がかりだが、UBUの野郎も見つけねぇとな」

フラワー「それなら私も一緒に行くわ」

アラン「僭越ながら自分もオトモさせてもらいやすぜ。ロージーも心配でならねぇ」

鉄平「分かった。じゃあ二人は俺と一緒に来てくれ。マクシミリア。後は頼んだ」

マクシミリア「御意」ガシッドキッ

ニャ太郎「アラン殿。ローズダンテ殿のことをお願いします」ガシッドキッ(影丸共に両手を合わせる)

アラン「任せときな。ダメ兄貴諸共、必ず一緒に連れて帰ってくるぜ」

フラワー「それじゃあ行きましょう」


ダッダッダッダッダッダッダッsss
(通路の奥へと消えていく三人)


マクシミリア「よし、然らば我々も移動しよう」

ゼノン「ギギ、みんなを導くんだ」バッサバッサ煙

ギギ「ひょ~ひょひょ!!任せてちょうだいな!!」ブフォオオオオオンsss(一同の目の前に広がる黒焔をブリザードハリケーンで鎮火する)

一也「ニャんだか笑い方や喋り方までUBUにゃんそっくりだニャタラー」ひょ~ひょひょ!!(と空中で笑う、やけに可愛らしい目つきをしたネブラ系女子)

影丸「ニャ太郎様。フランソワ様は一緒ではなかったのですか?」

ニャ太郎「フランソワ、それにアモン殿とディアベル殿、そしてバラン殿は道中、遭遇した砦蟹の対処に向かわれた」

マクシミリア「砦蟹・・・皆の無事を祈ろう」グッ(拳を胸にあてる)

一也「そうニャ!俺達は今できるクエストを達成していくニャ!!」

ギギ「そうと決まったら、しっかりあたちについてきて!!ひょ~ひょひょ!!」


ブフォオオオオオオオオオン!!
(宙を舞う氷怪竜が吐くブリザードハリケーンにより、黒炎の火の海に一本道の「アイスロード」が作られ、その上を颯爽と走っていく一也達を導いていく)







「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~








ダッダッダッダッダッダッダッ!!
(全体的に翳りに淀んだ密林エリアを疾走するカペラ一行)


アガッツィ「ドクター!ペースが早すぎますアセアセ」ひぃ~ひぃ~DASH!(息を切らせながら走っている為、軍帽が顔にかぶさり、残念ながら顔は見えない。また、その後ろから同じく息を切らせながら続くパイロットのトリオ)

カペラ「はぁ!?あんた達、一応、パイロットとしてハンター並の訓練を積んでるんでしょう!?「なんでもない」あたしに負けてどうするわけ!?」ダッダッダッダッダッsss(まったくスタミナ切れになることなく、軽快に姿勢の良いフォームで爆走していく女史)

スペンサー「あの人、ブラックアーミーになった方がいいんじゃねぇのアセアセ」ひぃ~ひぃ~DASH!

サマーズ「ドクターのボディガードはどうした?」ひぃ~ひぃ~DASH!

ソユン「ああ・・あのすごく「キモ弱そう」なハンターね?そういえばどうしたのかしら・・」ふきふき(ネイルを磨きながら走ってる)

スペンサー「それより、置いてきちまって良かったんですか!?ガオレンボーグを!!」ひぃ~ひぃ~DASH!

カペラ「残念ながら領内に突入するという当初の目標こそ叶わなかったけど、「時間稼ぎ」は十分できたはずよ。それに置き土産もちゃんとしてきたしね」スッ・・(強走薬が入っていると思われる小瓶を取り出し、それを飲もうとする)



ドスーーーーーーーーーン・・・・
(明らかにモンスターのそれと同時に辺り一面の木々が振動によって揺れ動く)



カペラ「静かに・・・」スッ・・(慎重に木陰に身を伏せる一同)



ドスーーーーーン・・ドスーーーーーーーン!!
(カペラの持つ小瓶の中の液体が振動により揺れ動く)



スペンサー「こっちにきまずぜ・・」ごくり・・

アガッツィ「私が囮になります。ドクターはその隙に・・」ザッsss(軍帽を深々被ったまま、木陰より勇ましく一歩前進する)

カペラ「待って・・・・」



ドスーーーーーーーーーーン!!
(木々を掻き分け、一同の目の前に姿を現してきた巨大な砕竜)




タイタンラス「・・・・・・・・・・・・・・」


スペンサー「嘘だろ・・よりによってブラキかよ・・!!」

サマーズ「しかも特大サイズときたもんだ・・!」じりっ・・


ザッ・・(砕竜に向かって歩み寄るカペラ)


ソユン「えっ・・・ドクター!!」

カペラ「大丈夫。この砕竜・・・いえ、この人は襲ってはこないわ」(砕竜を見上げたまま、一同に背を向けたまま話す)

アガッツィ「・・・・・ドクターを信じろ」バッ・・(背後にいる一同を制止するように両腕を広げる)

カペラ「ひさしぶりね。ディルク」

ソユン「ディルク・・・・」

サマーズ「かつて研究途中、行方不明になったというブラックギルドの龍科学者だ」

スペンサー「ってことは・・あれはモンスタースーツか?」

タイタンラス「残念ながら人型は乗っていない。人型に憧憬を抱く思念は依存しているがな」ゾゾゾゾゾゾゾ・・(瞳の奥で蠢く粘菌アメーバのシルエット)

カペラ「噂は本当だったのね・・・。探したわよ・・・・ディルク」

タイタンラス「・・・・要件はひとつ。私と共に来い。ダニエル」

カペラ「・・・・嫌だと言ったら?」

タイタンラス「ここにいる者たちを殺してでもお前を連れて行く」ゴイン・・(大鎚のような右腕を振り上げる)

ザッ・・(身構えるアガッツィ一行)

カペラ「・・・・・・分かったわ。一緒に行くわ」スッ・・(黒衣のドクターコートの懐にそっと右手を入れる)

タイタンラス「!!」ビャッ(カペラの動向を確認するやいなや、右腕を振り下ろし、それに付着している粘菌を弾き飛ばす)

カペラ「!?」


ネチャーーーーーーーン!!
(飛来してきた水色のゼリー体に全身を包まれるカペラ)


アガッツィ「ドクター!!」

タイタンラス「安心しろ。睡眠効果の特性を持たせた変形菌の塊を浴びせただけだ。彼女の性格を鑑みれば、おそらく閃光玉でも投げて難を逃れようとしたのだろう」スッ・・(大鎚のような右手で粘菌に包まれたカペラをすくい上げる)

アガッツィ「どうする気だ?」じりっ

タイタンラス「ここでの俺の目的は達成した。お前たちも離脱するがよい。下手な真似をすれば容赦なく殺す」ゾゾゾゾゾゾゾ・・・

アガッツィ「・・・・・・・・・・・」ゴクッ・・(目の前の恐怖を生唾と共に飲み込む)

ソユン「ドクターを何処に連れて行く気?」ズイッ(奥せず一歩前に出る。その横で「よせって!」的な表情とリアクションをみせるスペンサー)

タイタンラス「お前たちの知る所ではない。さっさと本部に帰還しろ」


ドスーーーーーーーン・・ドスーーーーーーーン・・・・
(カペラを抱きかかえたまま、密林の奥へと消えていく砕竜の後ろ姿)


アガッツィ「一難去ってまた一難か・・」フゥーーーーーー

ソユン「どうします?」

アガッツィ「・・・・・・・・・・・・」


ガサッ


サマーズ「誰だ!?」バッ


ハッキネン「おりゃああああああああ!!」ブワッsss(茂みの中より鎌威太刀【腐鎌】を振りかざしながら襲いかかってくる「ヨレヨレの」シーカーβシリーズ【ブラックギルド.ver】を着た「キモ弱そう」なこ汚いハンター)


ソユン「味方だから!!」パァーーーーーーンびっくり(すっ飛んできたハッキネンの頬を躊躇なくビンタしてその場に叩き落とす)

ハッキネン「イタタタ・・・・なんだよ、お前らかよ!!」パンパンはぁ(こ汚い服を払いながら立ち上がるその右頬はまっちんちんに腫れ上がっている)

アガッツィ「今までどこにいた?」

ハッキネン「ああ・・妙なハンマー使いの坊主に手こずっちまってな・・ようやく撒いてきたと思ったら、人影とモンスターの気配を感じたもんだからな・・・って、お前らこそ、なんで「降りて」んだよ?それとドクターはよ?」きょろきょろ

ソユン「そのモンスターに誘拐されたのよ」はぁ~~~

ハッキネン「なに!?」

サマーズ「ディルク・エクスナー。その名前くらいは、あんただって・・」

ガッ煙(サマーズの胸ぐらを掴み上げるハッキネン)

ハッキネン「どこだ?!どこに向かった!!!!」

サマーズ「・・・向こうのエリアに消えていった・・・だが・・」

バッsss(サマーズを押し飛ばし、指定されたエリアに向かって走っていくハッキネン)

アガッツィ「待て!!どうする気だ!?」

ハッキネン「決まってんだろうが!!俺は彼女専属のボディガードなんだ!!相手がなんだろうが取り戻す!!」ダッダッダッダッダッsss(密林の奥へと消えていく)

ソユン「へぇ・・・意外と勇敢なのね」ふりふり(ビンタした方の手を振って冷ましながら、叩いた相手のことを顧みる)

スペンサー「俺達はどうします?」

アガッツィ「本部に帰ろう。この事を報告する義務がある。もちろん、領内でのこと、そしてドクターのこともだ。いくぞ」

スペンサー「了解。おし、行こうぜ・・・って、どうした?ニック」

サマーズ「・・・・・・・・・・」(上を見上げている)


ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・・
(木々の間から垣間見える宵闇の空は未だ晴れず、以前として頽廃的な翳りをみせている)


サマーズ「いつまで続くんだ・・?この皆既日食は・・・」ザッ・・(思い立ったように走り出す)



ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・・
(暗がりの密林内を走る一行の前に別ルートから現れたクイーン小隊、および鬼狩蛛、獰竜が合流し、二言三言、進捗を交わす仕草を見せると足早に水没林フィールドからリタイアしていくのであった....)

To Be Continued






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次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?

9/19(水)0時更新 「ジーナ・ジラント」の巻

をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回もキモ弱そうな瞳をキラキラさせながら読も見ようよぽけ~