バショオオオオオオオオオオン!!
(ゾフィが両手に振り下ろす、一対の黄金双剣によって叩きつけられた姜淑は一瞬にして粉々に砕け散り、煌めきの灰塵と化す)






鈴麗「・・・・・・・・・・・・・・・・・」






キラキラキラキラキラキラ・・・・・・






鈴麗「おば・・さん・・・・・・」






キラキラキラキラ・・・・・・・・・・・





鈴麗「いやぁあああああああああああああああ!!!!!!!!










メラメラメラメラメラメラメラメラ
(頽廃的なモノクロームな黒焔の中、両膝をついて蹲っている撫子シリーズを纏った女狩人のシルエットが揺らめいている)




UBU「ポールさん・・・・・・・」メラメラメラメラ・・・・





メラメラメラメラメラメラ・・・・
(UBUが跪く目の前の石床には、焦熱地獄で息絶えてしまった「人型」の黒い焼痕が鮮明に残っている)





ゾウン・・・(ポールの焼痕から黒い魂のような瘴気群が浮かび上がる)





UBU「・・・駄目・・・・・・・・逝っちゃダメぇえええええええええええ!!!!!」





バシューーーーーーーーーーーン!!
(UBUの悲痛の叫びなど届いていないかのように、一瞬にして垂直上昇をみせる闇魂(ダークソウル))





UBU「・・・・・・・奪われた・・・・・またあいつに・・・・・・・・」










キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!
(狂乱に満ちた絶念自暴の慟哭をあげるUBUの影が辺りを包む黒い炎と同化していく)












バッサ・・バッサ・・バッサ・・・
(宵闇に包まれ、頽廃した水没林フィールドの空に浮かぶ黒龍の口元に、流体状になった黒い瘴気の「河」が下から吸い上げられるように、その淀んだ軌跡を描きながらゆっくりと上昇していく)



マモーナス「上質な失意こそが、我がエネルギーの源。まだまだ根深い絶望がこのエリアには充満しており、あまたの銷魂を抱く生命も散らばっている」


バッサ・・バッサ・・バッサ・・・
(邪龍が見下ろす視線の先にはスラム地区と化したコロニーエリアが広がっている)


マモーナス「希望を抱く不届き者共め。どれ、絶望を燻り出してやろう。そして貴様も時間の問題だ・・・キャロル・ムーア・ロザリーよ」(どこか不敵に微笑んでいるように見える黒龍の邪顔)









「あたちのモンハン日記」
~Fourth Stage~










ゾルルルルルルルルルルル!!
バオオオオオオオオオオン!!

(瘴気の竜巻が起こす風圧がフラッシュオーバーを引き起こし、瞬く間に神殿エリア全体が爆破と共に延焼していく)


ジェット「火が来るニャ~~~~~!!!!」バッsss(慌てて木陰に隠れるセインツの獣人達)



バオオオオオオオオオオオオン!!
(黒焔の熱波が並木道を燃やし尽くしながらその勢力を広めていく)



シャドー「まずいぞ!!このままじゃ、コロニー地区にまで火がいってしまうぞ!!」バオオオオオオオオオオ!!(身を伏せる木の両脇を黒い火を帯びた爆風が勢いよく通り過ぎていく)

ジェット「ネカウの予言が当たったニャ!!猫民を領内から脱出させるニャ!!」バオオオオオオン!!

シャドー「だがどうやって移動する!?この火の海だぞ!?」バオオオオオオン!!



バシャアアアアアアアアアン!!
ジュウウウウウウウウウウウ!!

(セインツ達の目の前に広がる火の海に、遠方より巨大な水の塊が飛んできて辺り一面を鎮火させる)



シャドー「なんだ!?」ジュウウウウウウウウ・・・



ドスン・・ドスン・・ドスン・・・
(黒炎地獄の中より、氷の鎧を身に纏ったザボアザギル(頭にネブラシリーズを装着した「未来獣人」を乗せている)を筆頭に、背甲に多くのメイド猫を乗せたドボルベルグにナルガクルガ、そして巨漢の赤虎武者猫を乗せたドスファンゴがその偉大な姿を露わにしてくる)


ジェット「ニャんだ・・・・」じりっ・・



ガルグイユ「な、言ったとおりだろ?サメ様のロレンチーニ器官のレーダーは絶対だ」

$あたちのモンハン日記
ニャーク「生存者発見。将軍の火竜車部隊に乗せていくか?」


オステルマン「うむ。キーン!!」


ガ・ガ・ガ・ガ・ガ・ガ・ガ・・
(モンスター部隊より遅れて水竜型の火竜車隊が到着してくる)


キーン「ハハッ!!結構おりますな!!ギュウギュウ詰めでよろしければまだまだ搭乗できますぞ!!」(すす汚れた顔とは裏腹に、その志は清く、実に澄んだ声で応答してみせる)

オステルマン「よし、それではこの者達を・・」

シャドー「お待ち下さい!オステルマン宰相補佐官殿!!」ガシッ煙(拱手の礼をもって大猪の前にひれ伏す)

オステルマン「ん・・・(この者達・・よく見れば、工房から出てきた異国の獣人達ではないか・・)」

シャドー「我々よりも、コロニーエリアにいる猫民達の救助をお願い致します!!」ガシッドキッ(その背後で同じく懇願の意を含めて拱手と共にひれ伏すジェットとセインツのメンバー達)

ジェット「僭越ながら我らも救助のお手伝いを尽力させて頂きますニャ!!」

オステルマン「・・・・・・・(なんと豪胆な者達よ・・・こんな異常事態にも限らず、まず猫民の心配をするとは・・・)」


グレンジャガー「ガッハッハッハッハッ!!最高な連中じゃねぇか!!こいつらが噂のキャッツセインツだろ!?なぁ、ゲルハルト!!」

$あたちのモンハン日記
ゲルハルト「にょにゃい」こくり(と、頷きながら「迅竜の黒毛」の中より姿を見せる。また、同時に剣豪ネコシリーズの獣人も起き上がる)

オステルマン「キャッツ・セインツ・・・・(まだ領内にこのような大志を抱いた若者達がいたとは・・・私は今まで何に仕え、何を見てきたのだろうか・・)」

シャドー「直政!!よく彼等(クルセイダーズ)を導いてくれた!!」ガシッドキッ(再び両手を合わせ、感謝の意を表する)

直政「コロニーまでみんなも乗っていけ!グレン殿、お願いします」あいよ(と、首を下ろす迅竜)

ジェット「大迫力だニャ♪一度でいいからクールなナルガクルガに乗ってみたかったんだニャ!」ひょれっはぁ(と飛び乗っていくセインツの猫達)


ジョー「今はいいが、いくら俺達でもコロニーの猫民すべては乗せられないぞ」

オステルマン「子供と女性を優先させよう。私も手伝う」ガシッ(巨漢の豪腕を見せつける)

ジェット「ニャハ~ハッハッハッ!!まさか修羅尊意殿とこうして共同作業できるニャんてニャ!!夢のようだニャ!!」


グランカッサ「それじゃあ~~~行くぞぉ~~~~」グオン・・煙(雄大に四肢を立たせて起き上がると同時に、背甲の上のメイド猫達がしっかりと「コブ」を掴む)



ドシン・・ドシン・・ドシン・・・
(上空からの双眼鏡視点。行く手を阻む黒炎を放水しながら道を切り開いていくガルグイユを先頭に続くクルセイダーズモンスター一行。その背中には溢れんばかりの猫達を乗せている)



劉珍「司令官!彼等は生存者の救助に向かった模様です!!」バッサバッサ(銀火竜の首に跨がり双眼鏡で下を覗いている)


サンダーソニック「我々も続くか?」バッサバッサ

$あたちのモンハン日記
サムソン「・・・・・・・・・・・・・・」



メラメラメラメラメラメラメラメラ・・・・
(依然として神殿の頂上部付近からは黒い炎が上がっており、薄暮に包まれたモノクロームな世界観に薄暗い不気味な灯りを照らしている)



サムソン「まるでディストピアの灯台だな」ほむ・・

劉珍「丞相さん達・・無事ならいいけど・・・・」

サンダーソニック「行くか」

劉珍「・・お前、少しは奥さんの心配したら?」

サンダーソニック「あいつはこれくらいで死ぬような金火竜ではない」バッサバッサsss(静かに飛行を開始する)

劉珍「夫婦の絆か・・俺はいつそれを知ることが出来るんだか・・」はぁ~~

サムソン「ハッハッハッハッ!!その前にまずは仲間との絆を深める為に、みんなには生きていてもらわないとな!!案ずるな!!どんな死地が待ち受けていようとも希望は必ずある!!」ゴッゴッ(身に纏う銀甲冑の左胸を叩く)

劉珍「大志は方寸の中にあり・・・生きている限り・・・」

サンダーソニック「それはどんな種族でも同じだ」バッサバッサsss

劉珍「種を超えた誓い・・・そうだな!!よし、行こうぜ!!サンダーソニック!!」ビュオオオオオオオオオ!!






ゾルルルルルルルルルルル!!
(遥か上空へと吸い上げられていく瘴気の竜巻を背景に舞う金火竜、そしてその背中には右腕にシャークキングをはめた河狸獣がサーフィンの要領で搭乗している)



アルテミス「鉄平達はいたかい!?」ビュオオオオオオオオオsss

エリーゼ「ダメ!どこも火の海で覆われているわ!!」(首に跨がり双眼鏡で下の様子を覗いている)


彭関越「神殿の方に行ってみるずら!!」ビュオオオオオオオsss

$あたちのモンハン日記
張虎「兄者もいねぇぞ!?いるのはあの不気味な飛竜だけだ!!」



ゴオオオオオオオオオオオ!!
(ピラミッド型神殿をかすめながら渦を巻く巨大な瘴気の竜巻を上空から傍観している刻竜UNKNOWN)



エリーゼ「ロージーの姿も見えないわ!!」

彭関越「神殿の裏側に回ってみるずら!!」



ビュオオオオオオオオオオオ!!
(神殿に向かって急降下していく金火竜一行)



あたちのモンハン日記
鉄平「アルテミスがきたぞ!!」(火の海から逃れるように神殿入り口の屋根下に隠れている一行)

あたちのモンハン日記
一也「お~~~い!!ここだニャんだ!!」ふりふり(猫手を上空に向かって振る)


ゴオオオオオオオオオオオオ!!
(ジェット機のように上空を過ぎ去っていく金火竜)


あたちのモンハン日記
フラワー「行っちゃった・・タラー

鉄平「クソぉ~!!あれでも仲間か!?」ぷんすかムカムカ

あたちのモンハン日記
アラン「しゃあねえ。少々危険だが、神殿の中に入ってやり過ごしましょうや」ふか~

鉄平「のんきにタバコ吸ってんな!!」パチぃ~~んハッ(アランが咥えているヨレヨレのタバコをお手で弾く。「あっアセアセ」って顔するアラン)

あたちのモンハン日記
マクシミリア「アランの言う通りにしましょう。ここにいては危険です」にゃ~もぉ~(と、ふてくされる鉄平を手慣れた所作で中へと促していく嫁(フラワー)と相棒(一也))

$あたちのモンハン日記
影丸「むぅ・・・・・・」(夜闇の空を見上げている)

あたちのモンハン日記
芋助「どうした?」

影丸「いや・・・そろそろ到着してもおかしくないはずなのだが・・」



シャリリリリリリリリリリ!!
(突如、上空より氷晶が擦れ合う摩擦音が聞こえる)



芋助「!?」




パキャアアアアアアアアアン!!
(目の前の火の海の一画が、上から舞い降りてきたブリザードタイフーンにより一気に消し去られる)




鉄平「どうした!?」ダッsss(フラワー達と共に通路の中より駆けてくる)

影丸「これで助かりましたぞ!!」(上を見上げている)

フラワー「・・・・・・・・・!!」



ゼノン「よぉ!!苦戦してるみてぇだな!!」バッサバッサ(薄暮の空を「フワフワ」と舞う毒怪竜。その口は相変わらず「おそろしい」)


鉄平「ゼノン!!」


$あたちのモンハン日記
ニャ太郎「総帥!!凍土より援軍をお連れ致しましたぞ!!」バッサバッサ(毒怪竜の頭の上から顔を覗かせて下に向かって叫んでいる)


一也「やったニャ!!」パァ~~~ンドキッ(鉄平とハイタッチをかます)

アラン「ありゃ誰だ?」(髭をしょりしょり触りながら上を見上げている)

鉄平「凍土に派遣されているネブラの仲間だよ!!」

アラン「ちげぇです。あっち」ほれ(と上空に向かって指差す)

鉄平「へ・・?」





ブフォオオオオオオオオオ!!
(毒怪竜から少し離れた上空より、下に向かって氷ブレスの竜巻を口から放出する、なんだか皮の表面がブルーフローズンカラーな毒怪竜的飛竜種)




アラン「ありゃ亜種か?」

フラワー「違うわ。亜種の色とは違うもの」

鉄平「ほんとだぁ・・・あいつは初めて見るな・・」ほにゃら?

ゼノン「おいおい!マジで言ってんのかよ!?」バッサバッサ

鉄平「え?」

ゼノン「うちの子だよ」バッサバッサ

鉄平「うちの・・?」

ゼノン「ギギだよ」バッサバッサ

鉄平「えーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

To Be Continuedふん







これ↓ランキング参加中だぜ!みんなの激アツ一票で応援してくれよな肉球 くろ
$あたちのモンハン日記
次回「あたちのモンハン日記」ザ・ストーリーモードはさ!?

9/15(土)0時更新 「バステトにも見習わせたいわ」の巻

をお送りいたします♪ほいだらさ!!次回も勇気と希望を持って読も見よう!!