時は猫元禄。人と獣族、モンスターらが共存する平和な世。そんな仁政を施し、新大陸を統治するのは猫川家八代目将軍・猫川B宗(ねこがわびーむね)。その恵み深く思いやりのある政(まつりごと)の秘訣は、意外なB宗将軍の行動にあった。それは自ら身分を偽り隠し、市中に赴いて町民と交流をはかり、実際に民の暮らし及び治安を実感するという豪胆で有名なB宗将軍ならではの大胆な政略があればこそなのであった。この物語はそんな、町民に最も愛された、猫川B宗将軍の人情味溢れる勧善懲悪物語である。



コンコンコンコンコンコン・・・・雪
(灰雪舞う城下は積雪に埋もれ、その見通しの悪さから陽は隠れ、白銀と化した市街地からすっかり活気を奪い、その機能を停止させてしまっている)


コンコンコンコンコンコン・・・・雪
(根雪に埋もれた人気のない商店街通りの奥から、番傘を差した着物姿の女性二人に挟まれた黒猫が姿を見せる)


ザシュッザシュッザシュッザシュッ・・煙
(新雪の上に、しっかりと「肉球痕」を残しながら歩んでゆく黒猫)


B之助「天下の台所もこの雪と寒さじゃ~、泣きっ面にあんまんってか」(意味の分からない例えをかますは城下の遊び人こと、猫田B之介(猫川B宗):BBB)

$あたちのモンハン日記
ササユ「ここ数日、ずっと降り続けていますものね・・」コンコンコンコン・・(灰色の雪空を見上げる着物美人こと、団子屋の長女:ササユ)

$あたちのモンハン日記
ヨッコ「ねぇ、聞いた?なんでもこの大雪の原因は、雪山に棲む雪女の仕業なんだって」(そんなゴシップ好きな団子屋の次女:陽子)


B之助「雪女?そりゃ~また面妖な話じゃねぇか」ザシュザシュ・・

ヨッコ「信じてないんでしょ?でも残念。話の出処は、ひよこ寺の和尚さんだもんねぇ~」

B之助「和尚が?」

ササユ「この前、うちにお食事をしに来られたんです。その時に、この大雪は雪山の奥にいる雪女の悪戯だと仰っていました」ザシュザシュ・・

B之助「雪山・・・・・」


ちら(城下より微かに見える雪山を見つめるB之助)


B之助「雪女の気まぐれあんまんじゃ~あるまいし・・・説法好きの和尚め。根拠のない噂話で人を誑かし、どうせお題は払わなかったんだろ?」

ササユ&ヨッコ「あっ」

B之助「ハッハッハッハッハッ。生臭坊主が渓流の山から降りてくる方が、よっぽど迷惑なようだな」

ヨッコ「ははぁ~~ん・・もうひとつの噂話しは、その和尚のつまらない嘘のせいか・・」ふむ~照れる

B之助「もうひとつの噂?」ほにゃらとな

ササユ「なんでもここ最近、城下で幽霊を見たっていう目撃談が絶えないんです」

ヨッコ「うちに来るお客さんも見たって。真っ赤に揺らいで飛ぶ、火の玉を・・・」う~ら~め~し~

B之助「火の玉?」う~ら~め~し~(とまだやってる陽子)

ササユ「うちの病気のおとっつぁん(団子屋のクソじじいこと、サム五郎:サムソン)も夜中、厠に行く途中、その空飛ぶ赤い火の玉を見たそうで、今じゃすっかり怯えて、布団から出ようともしないんです・・。そのくせ食事だけは人一倍食べるので、お布団まで持っていくのが大変で・・」はぁ~~~~はぁ

B之助「おおかた、空飛ぶ火竜が落とした土産だろうて。怖がることはねぇさ」ニャハハハハ!!

ササユ「ですが、この雪の中、火竜が舞うでしょうか・・?」コンコンコン・・(雪空を見上げる着物美人)

B之助「・・・・・・・・・・・」ちら


コンコンコンコンコンコン・・


B之助「・・・・・・・・・・・・・・」


コンコンコンコンコンコン・・・・


B之助「・・・・・・・・・・・・・・」


ひらひらひらひらひらひら・・・・
(灰雪が風に舞い、辺り一面の空間を包んでいく)


B之助「・・・・・・・・・・・・!?」



ひらひらひらひらひらひら
(柔らかな吹雪の中、妖艶かつどこか高貴に感じる紫一色のビロード模様の蝶が、B之助を導くように舞っていく)



B之助「・・・・・・・・・・・・・・・」



コンコンコンコンコンコン・・・・



B之助「・・・・・・・・・・・・・・・」



コンコンコンコンコンコン・・・・・・・恨!!



B之助「!!」バッ



コンコンコンコンコンコン・・・・・
(気がつくとB之助は町外れまで歩いていた。そしてその通りの隅には、卜者(ぼくしゃ)のような「占い所」を設置し、雪の降る中、番傘を片手に腰を下ろしている紫色の着物を纏った女がいる)


??「・・・・・・・・・・・・・」ちら・・(B之助の存在を意図していたかのように、ゆっくりと上を向き、目を合わせる女の淡い紫毛の頭には、先程の蝶がまるで髪飾りのようにとまっている)

B之助「・・・・・・・・・・・・・・」(B之助の丸い猫目に映し込まれる紫色の着物の女)

??「・・・・・・・・・・・・・」(オンザ眉毛のぱっちり「たれまある」な菖蒲色 (あやめいろ)の瞳でB之助を見つめている)

ザシュザシュザシュザシュ・・
(少し用心した足取りで女の方へ歩み寄る黒猫)

B之助「よぉ。こんな雪の日に、何を占っているんだい?」ぼりぼり(警戒心を気づかれぬよう、猫顔を掻きながら少しおどけた様子で近づいていく)

??「なってません。占ってなんか」(腰を下ろした姿勢のまま、同じ目の高さにいる黒猫に向かって話す女の顔は、実に無表情である)

B之助「卜者じゃねぇのか?」ぼりぼり

??「かきます。私も。といっても「絵」を・・ですが」

B之助「絵描きかい・・・(尚更、面妖だな・・・こんな雪の日に・・)」

??「差し上げましょうか?描いて」

B之助「ああ。一枚、頼むよ」にこ

??「でわ」サッ・・(感情の篭っていない顔のまま、筆を大袈裟に持ち上げる)


すらすら~~~~~~~~~~~書道
(これ以上にない軽い筆触で、机上の白紙に向かって描く絵描きの女)


??「ました。出来て」ふ~~~~~~~はぁ(これまた大袈裟に大息を吐くも、汗ひとつかいていない)

B之助「早いな。見せてくれよ」

??「どうぞ」


ぴれっふん(絵描きの女が黒猫に見せた紙には、水墨画風に大胆に描かれた「ファンゴの顔面」をした獣人であった)


B之助「・・・・・・・・・・。あんた、絵描きじゃねぇな?」じろっ

??「・・・・・・・・・・・・・・・」(寄り目をしておどけている)


ザシュザシュザシュザシュ・・・・(遠くから雪を踏む足音が「数多く」聞こえてくる)



B之助「ん・・・見廻りの時間か・・・・」


がしゃ~~~~~んびっくりばさん煙カサカサカサカサsss
(絵描きの女はB之助の言葉を聞くやいなや、瞬時に机を「絵ごと」ひっくり返し、雪の中にそれを埋めると、まるで「G」のように「せまっこい」路地裏へ隠れてしまう)


B之助「・・・・・・・・・・・・・・・」


ザシュザシュザシュザシュsss
(如何にも役人のような風貌をした男が数名の護衛(そのうちの一人は上半身裸)を引き連れ、陽子とササユと共に姿を見せる)


B之助「「あっち」もまた、見ねぇ顔だな・・・」

ヨッコ「ちょっと、B之助さん!どうしたっていうのよ!?」ザシュザシュザシュsss

B之助「いや・・悪ぃ悪ぃ」ぼりぼり

さささっ(と、猫足で気づかれぬよう、「ちょっと出ている」机の端を雪で埋める)

ササユ「ここにいたんですね。突然、行かれてしまったので心配しました」

B之助「すまねぇ、ササユちゃん。白昼夢・・・じゃあなかったようだ」にこ

ササユ「??」にこにこにこ(よく分からずとも笑顔で答える着物美人)

ごほんふん(役人風情の男が大袈裟に咳払いをして自分の存在を誇張する)

B之助「それで、そちらの御一行様は?」

ヨッコ「砂漠の都から来たお役人さん」

B之助「ってぇ~ことは、「岩楽街(ロックラックシティ)」からか」

ヨッコ「そうそう。え~と・・名前なんだっけ?」もぉ、陽子ちゃんたら(と笑顔で咎めるササユ)

役人「草痴煮(くさちに)だ」えっへん(都市の役人風情:クサッチーニ)

ヨッコ「変な名前」ガガーーーーーーンえっ(ショックを受ける草痴煮)

ササユ「陽子ちゃん。そんなに思ったことをはっきり言っちゃダメよ」しょんげり(している草痴煮)

B之助「都市のお役人がどうして城下に?しかも大雪だっていうのに」

草痴煮「うむ。私は奉行所の人間でな・・実は罪人を追っているのだ。あれを」(と、後ろで控えている「上半身裸の」護衛に話しかける)

ヨッコ「あの人、寒くないのかしら」こそ

ササユ「きっと『温かいお茶』を飲んでいらっしゃるのよ」(温かいお茶とは、MHの世界でいうホットドリンクのことなのだ!)

上半身裸の男「・・・・・・・・・・・・・」ギロッ

B之助「ん・・・・・・(あの男・・・出来るな・・)」

草痴煮「これ、平川。はよぉ、あれを出さんか」こちんドキッ(ぶった)

平川「・・・・・・・・・・・・」しぶしぶ・・(と、下半身に穿いている「柔道着の下みたいなやつ」の中から紙を取り出す上半身裸の護衛官:アームレスリング平川)

草痴煮「おお、これだこれ」ばさっはぁ(紙を広げてみせる。それを「ちょっと臭そうなもの」を見る目で眺めるB之助と陽子)

B之助「・・・・・・・・(これは・・!?)」


ざべーーーーーーーーーーん!!
(手配書には先程の「絵描きの女」が、写真じゃないのかっていうくらい見事に描かれており、顔の下にはこれまた芸術的な達筆で「おパノ」と書かれている)


ヨッコ「すごぉ~い。綺麗な人ね」(鼻をつまんで見ている)

B之助「・・おパノ・・・(間違いねぇ・・・さっきの女だ・・・)」ちらっ(路地裏をちら見する)

??「・・・・・・・・・・・・・・・」ちらっ(同じく「せまっこい」路地裏の隙間から、目を光らせ、ちら見して返す絵描きの女こと、おパノ:パノ・パパンドレウ)

B之助「この女がどうしたんでぇ?」

草痴煮「うむ・・実はな、謀反人の一族なのだ」

B之助「謀反人・・?」(実に渋い声で)

草痴煮「この娘の父親は、私と同じ奉行所の役人だったのだが、不正が発覚してな・・。逆臣として指名手配されるやいなや、一人娘を連れ逃亡してしまったのだ。そこで私自らが討伐隊を率いてやってきたというわけだ」えっへん

B之助「その親子が城下に逃げたっていうのかい?」

草痴煮「いや。足取りを辿り、その逆臣が雪山に立て籠もったということは分かったのだが、その逆臣は既に死んでいたのだ。おそらく凍死だろう。なにせ、寒いのが嫌いな奴だったからな・・・」ぶつぶつ

B之助「雪山でねぇ・・・・・」ひゅおおおおおおお・・・(遠くに霞んで見える雪山を見つめる)

草痴煮「だが、逆臣の一人娘だけは何処にもいなかったのだ。それで下山し、この城下へ来たというわけさ」

ヨッコ「この綺麗な女の人も何か罪を犯したわけ?」

草痴煮「そういうわけじゃないが・・・あれだ、あれ。逆臣の一族は逃しておけん。またどんな悪事を働くか分かったものじゃないしな。これ以上はお奉行機密だ」なにそれ(と陽子)

ササユ「B之助さん、この方に見覚えはあります?」(実によく描いてある手配書の女を眺めながら問う)

B之助「いや・・・知らねぇな。こんな美人、見かけたら、すぐに太ももに抱きつくさ」キモ(と陽子)

草痴煮「というわけで暫く城下に厄介になる。怪しい人物を見たら、すぐに私の所へ来るように」

B之助「ちょい待ち。B宗様にはこの事は知らせたのか?」

草痴煮「あっ・・というか、将軍様を煩わせるまでの問題にあらず!私が迅速に解決してみせようぞ。はつはつはつはつはつ(から笑い)」ザシュザシュザシュ・・

ちらっ・・(B之助とすれ違いざまに睨みを効かせて過ぎ去っていく平川)

ヨッコ「なにあれ。失礼しちゃうわね。やっちゃえばよかったのに」ガッ煙(役人一行に中指を「ダブル」で立てる)

B之助「しがない遊び人の俺には関係ねぇ話さ。そいじゃ、俺もここいらで失礼するよ」ささっsss(「せまっこい」路地裏の方へ向かう)

ササユ「あら、お店(団子屋)にはいらっしゃらないの?」

B之助「すまねぇ、ササユちゃん。野暮用が残っていたのを思い出したんだ。また近いうちに顔を出すよ」ん~しょん~しょはぁ(と「せまっこい」路地裏に消えていく)

ヨッコ「変なの。行こ、お姉ちゃん」

ササユ「ええ・・」


ずりずりずり・・ずりずりずり・・
(「せまっこい」路地裏を行く黒猫の一人称視点。道中、くつろいでるネズミに一瞥しながら進んでいく)


B之助「どこ行きやがった・・・」ずりずりずり・・(顔面が壁に挟まってすんごい擦れている)


ずりずりずり・・ずりずりずり・・
(引き続き一人称視点。長屋と長屋の間のせまっこい道?を進んでいくと、片方の長屋の板壁が下から反転したように「ひっくり返って」いるのが見える)


B之助「なかなかやるな」ひょいっsss(板壁が反転している隙間に飛び込む)

バッ煙すたんドキッ(長屋の中(ひとんち)に、回転しながら格好良く着地決め込む黒猫)


ずごぉ~~~~・・・んごごごごごご・・・・
(部屋の中で豪快なイビキをかいて寝ている、太った町民:デブ)


B之助「・・・・・・・・・・・」きょろきょろ


ずごぉ~~~~・・・んごごごごごご・・・・
(けたたましいイビキの中、部屋の天井の板が少しだけずれている)


B之助「・・・・・・・・・・・」ちら


ずごぉ~~~~・・・んごごごごごご・・・・
(顔面を「ぼりっぼりっ」掻き散らしながら、寝苦しそうにも熟睡決め込んでいる太った町民を見下ろすB之助)


B之助「!!」


ぎゅいーーーーーーーーーーーーんキラキラ
(猫目ズーム視点。お腹を剥き出しに寝ている太った町民の腹部に、ごく僅かだが、女性の足跡と思われる「踏み跡」が残っている)


B之助「そういうことか。よっ!!」バッsss


ごすっぎくっぶわっジャンプ
(寝ている太った町民のお腹をトランポリン代わりに高く飛ぶ黒猫)


B之助「ハイーーーーーーーー!!」(飛びながらぐうパンチを掲げる)


ばごーーーーーーーーーーーんびっくり
(ひとんちの屋根をパンチで突き抜けていくB之助。屋根裏で寛いでいた「ネズミの親分」は慌ててひっくり返る)


B之助「さぁ・・どこだ・・・」きょろきょろ(雪が積もった長屋の屋根に立つ。破壊された屋根の隙間からは、まだお尻を掻いて寝ている太った町民に、上から雪がどんどん積もっていく)


バッ・・ぴょ~~~ん
バッ・・ぴょ~~~ん
(雪の積もった長屋の屋根の上を、華麗にひとっ飛びしながら移動していく、おパノ)


B之助「逃がすかっての」しょり~~~~ん煙(ものすごいギザギザしたでっかい手裏剣(=ナルガネコ手裏剣)を出す)


ぶーーーーーーーーーーーんsss
(それを逃げる女に向かって躊躇なく投げつける黒猫)


ぎゃ~~りぎゃりぎゃりぎゃりぎゃり!!
(ひとんちの屋根を豪快に雪ごと削り落としながら、旋回していく巨大ギザギザ手裏剣)


はっびっくり(後方からの破壊音を察したのか、咄嗟に振り向くおパノ)



しょり~~~~~~~~~~ん・・・・・
(スーパースロー。ひとんちの屋根の上で華麗に宙返りをして、旋回してくる巨大ギザギザ手裏剣を回避するおパノ)



しゅたんはぁ んべ~~~~~
(着地と共にB之助に向かって、実に見事にムカつく「あかんべ~」をかますおパノ。その背後では巨大ギザギザ手裏剣が、どんどんひとんちの屋根を削いでは回っていく)


B之助「只者じゃないのは、これで確認が取れた。待て!おパノちゃん!!」バッsss

おパノ「もんですか。捕まって」びょっ煙(巨大ギザギザ手裏剣のせいで「天井がすっからかん」になったひとんちの中に飛び降りていく)

ごきっぎくっ(部屋の中で寝転がりながら写本を読んでいた、小さい草食系の町民(パソコン)の頭を豪快に踏みながら着地するおパノ。町民は首が変な方向に傾く)

ばがーーーーーーーーーーーーんsss
(そのまま玄関を豪快に蹴り破って出ていくおパノ)

B之助「待てぇ~~~!!」ごきっぎくっ(首が変な方向に傾いた町民の頭を上から踏みつけながら着地してくる。その反動で奇跡的に首が元通りになった草食系町民は喜んでいる)

ばがーーーーーーーーーーーーんsss
(おパノが蹴り破っていった玄関とは「わざわざ」違う木壁を「猫型」に突き破って出ていくB之助)


ばしゃあああああああああああんびっくり
(勢い良く飛び出てきた黒猫の顔面を襲う雪玉)


B之助「ちべてぇ~~~~~あせる」ばっばっばっ肉球 くろ猫(慌てて顔を拭う黒猫)

おパノ「そぉ~~~~れぇ~~~~~~~」びよ~~~~~~~んsss(ワイヤーアクションみたいな不自然な飛び方で、奇襲を仕掛けてくる)

B之助「なんの!!はい~~~~~~~~!!」びよ~~~~~~~んジャンプ(負けじとワイヤーアクションみたいな理不尽な垂直飛びで、再びひとんちの屋根に乗っかる)


ばがあああああああああああん!!
(おパノの蹴りを食らった長屋の一部が豪快に大破すると同時に、飼い犬と共に咄嗟に外に飛び出してくる禿頭のおやじ)


おパノ「ちっ」パラパラパラ・・(残骸も酷い有様)


びよ~~~~~~~~~んジャンプ
(再び理不尽な垂直跳びで長屋の屋根に飛び乗るおパノ)


B之助「すきあり喰らえそこだぁああああああああ!!!!」びょえっsss(飛び蹴りかましてくる)

おパノ「これしきなんの今ですほわぁああああああああ!!!!」びょえっsss(同じく)



ばしょーーーーーーーーーーーん!!
(雪が積もったお城を背景に、ひとんちの屋根の上で華麗な飛び蹴りを交差し合う、黒猫と着物の女)



おパノ「やりますね」(もちろん宙に浮いたまま喋っている)

B之助「あんたもな。おパノちゃん」(同じく)



どわあああああああああああん
(互いの蹴りがぶつかった衝突波により、滑稽に吹っ飛んでいく二人。もちろん長屋は「全体的に」共倒れしていく)





ザイーーーーーーーーーーン!!
「あたちのモンハン日記」
新春SP★暴れんB将軍2018~雪侠伝~






B之助「話を聞いてくれ!!君に真相を聞きたいんだ!!」くるくるくるくるくるくる(顔が見えないくらい高速な宙回転決め込みながら、同じく隣で宙回転決め込んでいるおパノに物申す)

おパノ「では聞いてくれますか!?こちらの望みも!!」くるくるくるくるくるくる


しゅたっ煙(背を向け合いながら「無駄に」カッコつけたポージングで雪の大地に着地するおパノとB之助)


Bノ助「望み・・・なるほど。俺を試したな?」コンコンコン・・雪(灰雪が再び黒猫に降り注ぐ)

おパノ「ありません。申し訳。そしてこの有様も」あ~~あ~~(と、瓦礫の山から避難してくる町民達)

Bノ助「火災保険なら俺に任せろ。城にはたんまりゼニーがあるんでね」

おパノ「あなたは・・ということは・・?」

B之助「俺も正体を明かした。次は君の秘密を話す番だ」

おパノ「・・・・私は知っています・・。あなたが知りたい答えの真相を」コンコンコン・・雪(降り止まない雪空を見上げる)

Bノ助「親父さんに関することだな?」コンコンコン・・雪

おパノ「・・・・・・・・・・・・・・」こくり


きゃああああああああああああ


B之助「この声は・・・ササユちゃん!!」

おパノ「あっちです!」(大破された瓦礫の向こう側を指差す)

町民「お、お、お化けだぁ~~~~!!」どんがらがっしゃ~~~~んびっくり(と瓦礫の上を転がりながら逃げてくる)

おパノ「出たようですね。早速」

B之助「魑魅魍魎・・・・この目で見てやろうじゃないか。行こう!おパノちゃん!!」

To Be Continued雪





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次回の「あたちのモンハン日記」も!!

1/3(水)0時更新 新春三夜連続★暴れんB将軍2017~雪侠伝~/PART2

をお送りいたします♪ほいだらさ!餅!喉詰まらせない程度に口に頬張りながら読も見たらいいんじゃない!?くっちゃくっちゃしながらえっへん